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短篇
性なるバンアレン6
「は……かはぁ……あぁっくぅ…ふぅぅ……」

栗色の毛並みがしっとりと汗ばんでいるのが分かる。狼人からしてもだらりと口から溢れた舌から涎を止めてはいない。もう何時間交わったのだろうか。缶の殆どは精液と僅かな愛液の混ざった淫らな液に満たされていた。
兎人も何人の竿を尻孔によって受け止め、どれだけの精液を吐き出しながら受け入れていたのか定かではなく、竿が離れていった尻穴は開いたまま濡れそぼり蠢く肉を既にむき出しにしていた。
自ら大股を開いて缶に跨る様にすれば、尻孔に注いだ精液がこぼれようともどろどろと注ぐ事が出来る。缶の内面に触れた竿からもまた同じく、強引に押し込んだ分、敏感な先端が擦れてまた心地良くも思えている。

熱い吐息を溢れさせながら、大分状況が様変わりしているのを兎人は横目に見た。もう精が尽きてしまった者はズボンを履いてただ眺めているか、またはもう着替える為に出払って人数は減っていた。
兎人と同じく缶にうつ伏せに跨った状態でただ犯される者となっていたり、座った体勢のままひたすらに竿を扱き上げられて精液を缶に移すばかりの様な卑猥な手技ばかりを受けている者。
狼人も明らかに疲れてがくがくと両足を小さく震わせていながらも、雄の身体の上に跨って揺らされるままに腰を疼かせ、同時に竿はまた別の雄にしゃぶりつかれている。まだ体力が尽きていない者の方が稀少だ。

「おうそこの兎ちゃん……まだまだイケるかい?」
「……大丈夫、です、けど…」

目の前に現れたのはそんな稀少な存在。徹底的に吐き出されるか注ぎ込まれた者は雄雌問わず何人も。彼が居たからこそここまでの精液を吐き出せたとも言えなくも無い。そんな黒毛の山羊人である。
頭に被ったキャップと作業着を纏っている以外は、まさに規格外の存在に思えた。擦り切れた様な短い毛並みの内側には血管迸る強靭な筋肉が聳えているのが分かり、何より肉竿も取り分け長く、それ以上に太い。
根元にぶら下がっている袋からしても兎人のそれよりも比べ物にならない程度には巨大であり、もう何度も精液を放って各所に付着した精液を抜きにしても未だに蠢いて精液の増産を続けている様に見えた。
言葉を返したと同時に差し出された竿の先端が鼻先に触れるだけでも、雌雄が合わさった様な淫猥な匂いがむんと溢れている。ただどうにもむしゃぶりつきたい様な感覚が走るまま、兎人はその先端を咥え込んだ。

「んぐうぅぅぅっ!?」「ほら…もっともっと咥えるんだぜ……おくまで、喉まで使ってなあぁ……」

その瞬間喉まで押し込まれて、食道まで捻じ込まれている様に兎人の顔と山羊人の股間が密着する。えづきまでも封殺される様に強引に、呼吸まで阻害されてしまっていた。

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あきゅろす。
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