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短篇
性なるバラックとレイン3
何故にこうなってしまったのかは今となってはどうでも良かったが、実に突拍子の無い上に相当に来ていた話、その上で最初に話を嗅ぎ付けたのは兎人だった。狼人に何気無く話した所でとんとん拍子に話は進んだのであると。
さて、そんな馬鹿らしい計画であり犯罪行為に参加する様な女性も男性もそもそもろくな者はいやしないとも思ったが、工場のセキュリティを掌握出来ている時点で実に巨大な力が出来ているとも考えられる。
急に決まった話だからそんなに勇気ある者は居ないだろうとも考えられていたのであったが、結果を見ればこの通り。暖房も何も効いていない工場の中で、チョコレートを溶かさんばかりの人員が集まっていた。

「……ふぅぅ…んん……」
「おぉっぐ…い、良いぞ……もっと裏の方をほぉぉうっ!?」
「あああ…ふわっふわの毛並みコキはやっぱ良いわあぁっ……」

狼人の方へと横目を向けてみると、どうやら数少ない女性と事に至ろうとしていたらしいが、その間にも二人の獣人、雄同士に挟み込まれてぶち込まれながらぶち込んでいる様であった。尻尾はもふもふと揺れているのを押さえ込まれている。
兎人も実に慣れた動きで前歯を立てない様に龍人の縦割れから飛び出した大分ふてぶてしい逸物を指示通りに舐め上げながら、熊人の明らかに使い込まれた、随分と長いがそれ以上に太い肉竿を滑りを纏った手でごしごしとやっていた。
元々手馴れている、兎人は経験を持ち合わせている。これ程の規模と人数になったのが読み取れなかっただけで、やる事は変わらず、単なる奉仕できゅんと後ろの窄まりが変に疼いていくのも何も変わらなかった。
既に兎人も十分に興奮しているのだとは、全く刺激を与えられていないにも関わらず立派に反り立っている、細身の外見には明らかに似つかわしくないふてぶてしい大きさの袋に見合った竿から見て取れるかもしれない。
既に口に咥えた竿と同じく濁った先走りをだらだらと先端に空いた口から垂らしているのだから、相応に興奮は高まっているのだろう。熊人の竿は掌の中でびきびきと一層血管を張り巡らせて際立ち、一呼吸置いてから、

「っぐるあぁぁ、出る、ぞぉぉっ!」「おぉっい、いくぅぅ…っ…はぁー、っ……!」
「ぬぐ……ぷあぁは…はぁ……ふぅ」

隆々とした雄の放出らしくたっぷりとぶち撒けられたものの、龍人は強引に兎人の頭を押さえ込んだりはしなかったのだし、熊人は手の中から一旦離して、用意されていた巨大な缶の中に精液を放つ。
頬を一杯に膨らませる姿はさながらハムスター人の様にも見えるかもしれない。完全な液体ではないそれは口内で精の奔流に従って渦巻いているような感触が走り、欲望のまま飲み干すより先にと兎人も缶の中に精液をたっぷりと吐き出した。
始まってからそれ程時間は経ってないが十分に雄の匂いが溢れている。酔い痴れる感覚に足取りがふらついた所を、兎人の背後から何者かが掴んだ。腰を。焦点を定める様に。

「ふぅ…良いだろ、こんなにひくつかせてもう辛抱堪らねええぇっ!?」「あはぁ……はぁ、ひぃぅ……」

確認されている間にも兎人は腰を思い切り背後に向かって突き出し、自ら名前も種族も知らない相手の肉竿を、すっかり蕩けていた自身の尻孔に飲み込ませ、缶の側面に竿から早速精液を飛ばした。

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あきゅろす。
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