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短篇

毛で覆われた手が青年の細目の腰と足を掴んで、その足が開かれる。
「あ…っ……!」
二足狐の股から先端が青年と違って細い、怒張した逸物から雄臭い匂いが放たれている。
「受け入れてくれ……」
「やっ……あぁぁぁぁっ!?」
槍のような形状をした先端が青年に埋められて、青年のよりも太い肉筒が、
更に太い根本まで、完全に青年の中に入り込んだ。
「ひぃ…ぁ…っ……」
重い圧迫感が、異様な快感が青年に。
「くっ……締まるな…」
青年の内襞は二足狐の逸物を締め上げ、侵入を拒んでいる。
ふと二足狐が青年の顔を見てみると、全身が紅潮し、呼吸は尚も荒い。
そして、逸物が小刻みに震えていることに気付いた。
「…もう達してしまったのか?」
言いながら逸物を撫ぜると大袈裟に反応する。
「…なら、遠慮はいらないな。」
二足狐は両手でしっかりと腰を掴んで、腰を揺らし始める。
「くぁぁっ!んあっ!ひぃ…ぃっ…!?」
ずちゅずちゅと厭らしい音が立てられ、青年は圧迫感がすぐに全て快感へと変わって。
二足狐の逸物は青年の中で熱を発し、更に太くなっていくように。
「もうっ…くあぁぁっ……!」
青年が白濁をまた飛ばして、二足狐を締め付ける。
「ふっ…!良いぞ……」
「あぁぁっ!?もう…やぁっ……」
青年の中で逸物が暴れまわる。まさに獣のように突き回し、抉り、掻き回す。
その動きの一つ一つに青年は高い声で啼いて。
何度も何度も達し、内部のものを必死に締め付けて。
頭の奥まで侵食されそうな快感が走り続けて。

「くっ…出すぞっ…!」
「っ…!……っ!」

そして、狐の逸物が弾けた。びゅるびゅると脈動を打ちながら
精を放った。それは随分と長く続き、青年をたっぷりと満たした。
「うぁぁ…っ……!?」
中で更に狐の逸物が膨れ上がり、根本に瘤が出来上がる。
「あ…っ……!…!…」
勢いを増した精が再び吐き出され、青年の頭は真っ白になった。
「もう暫く受け止めてくれ……」
そう言って、狐は青年を慈しむように抱きしめ、青年はその快楽に溺れることしか出来なかった。




翌年、稲が異常なまでの豊作で、
どこもかしこも金色に染まった。

青年を捧げようと提案した男も青年を運んだ男も笑っていた。

しかし山から何かが飛んできていた。

それは非常に多くて、

無数の群れをなして、

発達した顎をかちかちと鳴らしながら

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あきゅろす。
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