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短篇

「実験十四日目(第二実験二日目)」

一先ずCを一日一人きりにして居たがやはり間が持たない、寧ろ興奮状態が収まっていない事が確認出来た。この二日で一日の射精回数が合計八回。性欲の増加は収まったものの十二分に高い水準のままである。
あの獣人はどうしたのか、代わりの相手は来ないのか。薬品の効果は既に打ち消したのも関わらず発散させる相手を早速求めて居る。そこまで急には出来ない、数日待つ様に告げるとディルドをまたしても要求して来た。
本題の実験については、さりげなくBの衣装に付着させて居たフェロモンの濃度を増やしておく。最近ではB自身も環境に慣れてしまったのだろう、行為に対し自ら誘う様にもなって来た。
更に一人称や振る舞いに関しても若干の変化が見られる。早い話が実験開始時よりも女性的になって来て居る。このまま続けた場合どこまでの変化が行くのか極めて気になる所だ。
実験二週間。未だ半分も過ぎて居ないのに得られた結果は十二分に多いものだ。このまま延期すべきか短縮するべきかも頭の中に入れておく必要があると思える。カップルだけ一ヶ月に切り上げても良い様な気がして来た。

「実験十七日目(第二実験五日目)」

開始時と比べてA、Bのペアとついでにカップルとが落ち着いて来た様に思える。通常三週間程度性欲が倍増する発情期だが、既に相手が見付かったと錯覚したのか行為が二日に三回程度になった。
一方でCの実験の目処が立ち、日雇いで同性の獣人を雇って暫くの間好きにやらせる事にする。今回は四人程度を一人ずつ、三時間程度の間を空けて順番に室内に送り、行為が終わればシャワーを浴びて戻って貰う。
最初は戸惑って居た様子だが、四人とも行為を拒む事無く全てを受け入れて居る模様。その上で夜中にもディルドを用いて自身を慰めて居る様子である。明らかに獣人が見せる、それに雌の発情期の兆候が確認出来た。
特定の種族では特に強い雄の種を得る為に、如何なる雄にも身体を預けるものが存在する。Cの今回のパターンは極めてそれに近い。
その深夜に、一切の衣服を身に纏わない姿のまま相手が足りない、寧ろ数人纏めて部屋の中に招き入れたいと要求して来た。予想よりも遥かに性欲の増加が確認出来る。多少報酬額が嵩む事が考えられるがこれを了承。一旦実験内容を変更、翌日以降Bと単独から匂いをCの部屋に流す事の中止を決定。
Cと同じく単独側も最近では服を着用せず、吐き出したい時にはと新型のホールを要求し、一度吐き出したら直ぐに返却しては手で処理したりと忙しない。個人の空間の為に次第に原始的な発情に近付いて居るのではないかと考えられる。

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あきゅろす。
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