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短篇

「実験四日目」

Bの部屋では朝方から早速媚薬を使用した様だ。昼頃には既に興奮した様子が確認出来る。前日と同じ様に襲い掛かるも今度は抵抗する事無く身体を預けて居た。
着衣のまま犯し続け、昼頃にはBが精魂疲れ果て気絶する様に眠る。謝罪の言葉を掛け、それ以降の進展は無し。一方でAの部屋は着実に距離を縮めて居る。カップル並みの甘さである。
観察を続けた場合はこの先此方側にも弊害が出て来そうな気がして来たので一旦Aからは目を離す。Bの部屋での行為によってCが更に興奮して居る。同じく発情期の様に。
意図的に服をはだけさせて襲い掛かるのをアプローチして居る様だが、Cとペアを組んで居る獣人自体の体格差がかなり有る為(約40cm)なのか行為に抵抗がある模様。もう少し考えておけば良かったと反省点。
単独側は実験開始から今まで夜更かししては自慰に耽り、昼頃まで眠ると極めて不摂生な生活を送って居る。発情の兆候もあまり見られず、明日を過ぎても発情しなければ強行手段に当たる事を決定。

「実験六日目」

単独側が発情期の兆候を見せない為予定通りに強行手段に以降。Aに投与した薬品と同等の効果を持つ気体を室内に充満させる。就寝中の単独側が突然跳ね起きては服を破り去って、ホールに対し十何回と射精をする様子を確認。無事に発情期を迎えた様だ。
本当に偶然ながら、やはり換気装置に異常があるらしい。隣部屋のCも余波を受けて獣人が襲い掛かり、それを受け入れたのを確認。薬の効果か、本能のままに身体を動かす獣人を悦びながら受け入れて居る様子。その日は日中ずっと交わり続けて居た。
一方でA側も遂に交わる時が来て居た。夕食とシャワーを二人で一緒に済ませ、その後にお揃いのバスローブを着て、ベッドで柔らかく抱き合う。まだ少し濡れている毛皮と髪の毛の匂いを嗅ぎ合う。柔らかな接吻。はだけるバスローブ。
詳しくは二人して布団を被り、照明を落としながらの行為に及んで居たのでそれ以降の詳細は嬉しい事に不明である。尚カップル内も大体以上の様な行為に及んで居るのは確からしい。あまり詳しい事は詳しく観察してないので分からないが。

「実験七日目」

晴れて特に何の問題も無く一週間が過ぎた。ペア同士も打ち解け、行為においてもあまり抵抗は見られなくなって居る。逆に言えばこれから先はいつ発情期が終わるのかの怠惰なチキンレースになるかもしれないが、構わず続行する事にした。
本日、Aはやたらと甘酸っぱい返しをしたりしたが行為は無し。Bに関しても女装に然程抵抗を見せなくなって居る。Cは獣人側の方が疲れたのか、ディルドを要求して居た。カップル内、単独は特に何も無し。これより先目立った変化の無い場合容赦無く飛ばす。

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