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短篇
2
「実験初日」

全員を問題無く室内に招き入れ、出入り口を封鎖。これより四十五日間を封鎖する事になる。単独で用意した獣人が処理用のホール、パソコン等を早速要求。孤独に耐え得るかが問題。
現在全獣人は発情直前であり、一週間以内に全員が発情期を迎える可能性が高い。それまでの間にどれだけ打ち解けられるかも観察しておかなければならないだろう。
開始から半日後、早速Aの部屋の獣人が発情期の兆候を見せた。息を荒げ、瞳は鋭さを増し、股間の生殖器は勝手に怒張して居る。実験内容に同意していた筈のAまでその容貌を怖がっている様子。
薬品の影響が色濃く見えるが、初日から行為に及ぶのは少しとその様な意思はまだ残っているらしく、行為は無し。冷水のシャワーを浴びて堪えて居る。
その一方でBの部屋は最初に要求した薄い布団を身体に被せ動かない。女装に関しては同意したのだがそれなりの抵抗が有る模様。僅かにBの獣人にも発情期の兆候を確認。
その他の部屋は至って変化無し。有る程度の本や漫画、ゲーム機等の要求は見られるものの特に目立った傾向は見られない。個人的な意見ながらカップルの部屋は既に観察をやめてしまいたい程に甘い。

「二日目」

変化を際立たせるべく、これからBが身に纏う衣装に異性と同じフェロモンを付着させる事に決定。昼を前にしてBの獣人が明らかに発情期を迎える。Bが睡眠中、洗濯に出した衣装を渡す様に要求され、匂いを嗅ぎながら処理をした模様。
Aの部屋ではあからさまな接触が見られる。Aに対して手を使っての処理を懇願し、それを受託。合計四回の射精を終えるとAに対し謝罪の言葉を送り、それ以降の接触は今回無し。Cの部屋にも変化が見られる。
あからさまに発情期の兆候が無いにも関わらず、C自体が興奮して居るのだ。既にフェロモンに反応し、獣人相手との接触を自ら拒んでいる様だ。その夜中に処理をしていた。未だ大掛かりな変化こそ無いが構わず観察を進める。

「三日目」

単独での獣人が発情期を迎える。生身の女性を求め始めたがそこまでは出来ないと断れば、十七回に渡る自己処理を続けて居た。同じくしてCが何も刺激を受けずとも射精してしまう。換気装置の問題で両隣から溢れるフェロモンにも反応している模様。薬の量が多いとも感じたが実験中止に至る程では無い。
Aのペアは着実に距離を縮めて居る。本日は互いに抱き合いながら互いの生殖器を弄り射精、合わせてキスをこなしていた。発散相手としては上々の結果である。同じくしてBの部屋でも発情を迎え、一気に襲い掛かるがBはこれを拒否。
謝罪を繰り返してどうにか許して貰えた模様、その真夜中に水溶性無味無臭の媚薬を要求し、これを受託した。

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あきゅろす。
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