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短篇
バサド-6
先程以上に身体を寄せられ、間近で覗き込まれながら赤黒い割れ目がびくびくと盛り上がっていく様子をより間近で見せ付けられていく。
少し舌先を近付けるだけでも、僅かに触れてない合間に甘ったるさとはかけ離れた強烈な雄臭が漂って来ている中で、更に甘い香りが漂って来る。

「髪にこぼさない様に気を付けてやらないとな……ほれ、あーん……」
「んっあっ、ん、んふ……っっ……!」

金属製のカップの中からゆっくりと垂らされているのは、紛れもなくチョコレートであった。甘く滑らかな香りが漂いながら、そのまま竜人自身の股間へと浴びせられていく。
股間の縦割れを経由して、雄の匂いとチョコレートの濃厚な風味が漂って来ているという何とも言えない風味がお互いに強まり、改めて差し出された股間に舌を這わせ始めれば。
甘ったるさと塩気が混ざり合い、唾液の中で蕩けていく感覚だけでなく。もぞもぞと動きながらもその場から股間を離さない竜人の姿に、心地良く感じているのだと確かに分かってしまってもいた。

「っふぉぉぅ……っふ、はは……そうだ、もっと美味しく舐め取ってくれれば……おぉお、ぅ…っっ……」
「ふっぐ、っっ……!?」
「それに君のケツにしても随分と柔らかい具合だなぁ……本当に良い雌になれそうだ……っ」

舌を這わせ、唇で食ませ、追って注がれるチョコレートが細い線を描いて舌先の上へと直に流し込まれていく感覚。
汗と粘液を絡めて十分に粘りを帯びた尻尾の先端がずぶずぶ、と音を立てて入り込み、本格的に腸内を解しに掛かって身体が震えていく。
体温と舌の熱気に合わせて蕩けるチョコを舐め取っていく内に一際塩気の強い味わいが舌先に触れ、完全に肉の中身から粘液が溢れ出している事に気が付いてしまった。
それでも続ける。一旦カップが掲げられ、竜人の動きがもぞもぞと腰を震わせる様になった頃に。

「く、っ……!」

ずりゅん!と勢いの良い音すらも響かせながら、やっと竜人の縦割れの中から収納されていた肉竿が飛び出していく姿を殆どゼロ距離で見せ付ける。
貪ろうとすぼめていた唇の上側を擦り上げて飛び出し、溢れ出した粘液は人間の顔に浴びせられる程に大量で。

「っふっははは……どうだい?チョコレートをもっと追っても構わないんだぞ?」
「あ、っは、ぁ……すご、っい、いぃ……」

先程まで漂っていた甘いチョコレートの残り香も、一瞬で吹き飛ぶ程に聳えた竜人の雄。
赤黒く使い込まれ、無数の段差が備えた裏筋と尖りを帯びた先端、張り出した形状は雁首が存在しない代わりに槍の様に逞しく。
びくびくと裏側まで脈動する姿には、人間の顔にまで先走りを滴らせて。

「このままブチ込んでも構わない程に奥まで届いているのが分かるかぁ?それとも……チョコレート無しでも、味わってしまいたいか?」
「あ……っんっぎ、いぃっ」

更に一段階尻尾が入り込み、甘い声が溢れる。
据わった目に赤らんだ顔立ちは何処までも無防備で、差し出された竿に涎すら拭えない程に惹かれていて。

「どっちにも……欲しい、です……」

そんな風に強請るのが精一杯であった。


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あきゅろす。
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