短篇
黄昏-6
「あひっ、ひぁ、あぁぁぁぁぁ！？や、あひっ、や、あぁぁぁっっ！？」
「うわあすっげえな……毛並みも何も無いからチンポの動きもはっきり見える」
「チンポにゃ何にも毛も生えてねえから分かるだろ」「でもこういうのも良いし……相変わらず解し方も凄いよな……うふぅ……」
柔和な顔立ちを浮かべていた竜人の顔が、正確には口を開いたまま大きく股間に噛み付いている様に見えて、僅かにローションかオイルなのか、ぬるぬるしたものを人間の尻に塗り込めて。
併せて舌先にたっぷりと粘液質な唾液を絡めた姿のまま、遠慮なく人間の尻穴の中へ、腸内を深々と潜り込ませて胎内を味わっていく感覚を味わわせている。
単なる舌だけであったとしてもその大きさと根元の太さは人間の肉棒に匹敵する程の質感を備えていながら、筋肉の蠢きと合わせて竜人が自在に蠢かせられるのだ。
身体を撫で回される刺激に引き締まる腸内に負けず、ぐっと押し上げられて、肉棒の裏側辺りに備わった前立腺を尖った先端がぐりぐりと抉っていて。
震える身体も何も関係ない程に複数の獣人達に囲まれながら、脇腹に背中、撫で回される内に膨れ上がった乳首すらも押し潰し、嬲られる。
遠巻きに眺めている獣人の中にも竿を屹立させているどころか既に竿自身を扱いているものだって混ざっている程に、いつの間にか肉欲の渦中に巻き込まれている。
勃起した竿にもオイルが垂らされ、裏筋を軽く撫で上げ、玉を揉みしだかれながら同時に肉棒の先端を爪で傷付けてしまわない様に撫でられ。
早速震える腰すらも固定されてしまったまま、人間は引き絞られた声と合わせて腫れ上がらせた肉棒から一気に精液を放っていった。
「勿体ねえなっ……んーっと」「ひぁぁあぁっ！？舐めちゃ、っ、や、やだぁぁぁっ！？」
肉棒の屹立を竜人の舌先へと押し上げられているのに合わせて、普段自慰で吐き出す以上の量と濃度の精液が零れ落ちる矢先、舞い込んで来た猫人によって蜜を舐め上げる様に肉棒に舌先が這う。
表面のざらついた肉舌に一際敏感になっている包皮の内側の雁首に亀頭の裏側までも纏めてぞりぞりと責め立てて行く刺激と感覚。咄嗟に締め付ける程に竜人の舌先が纏めて抉り、強張る身体すらも獣人の手の中から逃れられない。
最初に真っ白な白濁が飛び散り続けた末に、肉棒を擦り上げられる程に濁った先走りがとろとろと溢れ出しながら、竜人の舌先が一際根元を、猫人の舌先が丸める様に先端を押し込められた内にまた身体が弾けていく。
「っは、や、ぁぁぁぁぁっ！？」「おー……ちゃんと潮まで噴けたんだな、偉い偉い」「見た目の割にお前の方が若いかもしれないがな……ま、いっか」
声にならない反応と動きに、またしても腰をがくがくと震え上がらせながら肉棒が大きく跳ねた。
揉みしだかれた睾丸が引き絞られながら張り詰めた肉棒がぎゅっと蠢き、連続して鈴口から飛び出していったのは精液では無く濁った汁。
尿でも精液でもない潮を噴き出させてしまったのだと理解するよりも先に、緩やかに刺激が緩められる動きに汗ばんだ人間の身体は快楽に浸って行く。
全身の力が抜け出ても獣人に抱え込まれられた事によって姿勢は保たれ、表情からも力が抜け出て行くのに合わせて舌先がやっとぬぷぬぷと音を立てて引き抜かれていって。
「そこまで敏感になってるのは堪らないなあ……これでケツも空いてるんだったら」「大変な事になっちまうかもねえ……っと」
「んっふぅ……御馳走様でした、だなんて……変な話だよねえ、まだまだ始まってもいないのに……」
「っひひ、ぃぃんっ……！」
やっと人間の股間から粘っこい涎を垂らしながら竜人が頭を離しながら、尻肉を開いた指先に入念に解された穴が疼く姿を見せ付けている。
満足気に口元を拭ってから人間の尻肉に熱気を孕んだ塊が擦り付けられていき。動きに合わせて人間の身体が下がって。
「これが終わりじゃないんだから、ちゃんと堪えててねえ？」
それが縦割れから完全に露出した竜人の竿であると、股間から逞しく尖りと血管をびきびきと迸らせた先端を宛がわれた時に気が付き。
言葉で何か反応が返される前に、一息に腰が押し進められて人間の下腹部さえも盛り上がって行った。
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