短篇 情け-8 ずっと理性が残っていたのは、発情期をこうして過ごしたのは学生時代からの出来事であったから。精液塗れで夜を過ごし、朝になるまで雄に抱かれ、人間の教師に介抱されたかと思えば次の日には仲良く犯されて、いる。 犬人との間に繋がりっぱなしになり、虎人の肉棘に腸肉が腫れ上がる程に掻き出され、蜥蜴人の二股に中にも外にも精液を吐き出され、馬人の巨根に腹を膨らませるまで吐き出されていた。 だから、つまり。今の様にこんな風に、犀人に抱かれるのはこれが生まれて初めてだった。チンポを受け入れちゃうのもこれがずっと続いて、ケツの中がぐちゃぐちゃにされてる、っ 「あふ、ひぁぁぁぁっ!?」 「良いぞ本当にっ……こんなに慣れ切っているのに、私の様なチンポを受け入れるのは初めてなんだろうなぁっ!そうでなければ敏感が過ぎるぞっ!」 がくがくと、もう、腰を挿入したまま揺さぶっているのに左右の返しによって少しも犀人のチンポは引き抜かれる事はない。太さだけでなく、長さでもしなる様な弾力を返して自分の腸内を好き勝手に荒らし回ってしまっている。 狂おしいのにぐちゃぐちゃで、馬人の巨根を受け止めた時とは違って下腹部の膨らみそのものがぼこぼこと激しく歪んでいるのだ。もう、頭が身体と同じでチンポの事しか考えられなくなってしまう。ずっと我慢していたのに、溶けて、壊れてしまう。 もっと冷静でもないのにずぐっ、ずぐっ!と激し過ぎるぐらいの猛烈なピストン運動に身体よりも丸っこく弾力を感じる玉袋が叩き付けられていく。 何度も空イキしてしまっているのが止まらない。それだけずっと、ずっと、連続して精液を吐き出して枯れているのにまだ絶頂が止まっていないのだ。 「ほら、そんなに気持ち良くなってるんだったらっ……射精だって受け止めてくれるんだろうなっ!腹の中が完全にパンパンになるまで止まらなくて良いのだなっ!さあ、行くぞ、このまま一杯にチンポ吐き出して、壊して孕ませてやるぞぉっ!」 「ひ、い、いやぁぁっ…孕んじゃう……壊れるの、もっと、やぁぁっ!」 「そんな事を言っている癖にまるで吸い付きっぱなしじゃないかっ!ほらっ、チンポが欲しがってるんだったらもっと吸い付け、受け入れろ、孕め、孕めぇぇっ!」 出会った時に保っていた理知的な雰囲気も無く、下衆な瞳で此方をにやにやと眺めながら全力で身体を叩き付ける獰猛な獣がそこに留まっているのが分かった。 ずっと絶頂しっぱなしの身体に肉棒が、えぐい形をしたチンポが吸い付いているのは変わらないし止める事が出来ないんだって分かっている。欲しがっているから。 このまま絶頂して腹が膨らむどころか口から逆流してしまいそうなくらいに濃くて多い獣人ザーメンを吐き出して貰える事を。 あまつさえそのまま孕んでしまって、犀人に発情期が過ぎるまでずっと好き放題に侵し抜かれてドロドロになって肉便器になって壊されてしまう事さえも。 「ぬぉぉっ、ああ、本当に吸い付いて来るっ……あんなにケツ孔でザーメンひり出した貪欲なケツだものなっ…このまま私が孕ませてもおかしくないんだろうなあぁっ!」 「ぎひ、ひゅ、ひあぁぁぁぁつ!?も、あ、孕む…孕んじゃうぅぅぅぅ……!」 何分、何十分そんな調子で尻を突き上げられぱなしだったのかも分からないくらい時間が過ぎてやっと犀人のペニスがまだえぐく返しが張り出していくのを感じる。 ひくひくっと震えるチンポが粘っこい先走りを染み渡らせていてぐじゅぐじゅになったケツ孔の中をまだまだ自在に掻き混ぜていく。絶対に駄目だって分かってるのに、期待も興奮も絶頂も止まってくれない。 今日は落とされる。きっと壊されてしまう。初めて馬人の竿を受け止めた時とも、獅子人に夜通し嬲られた時とはまるで違う予感が溢れていた。 絶対にどうにもならないっていう無力感と征服されている実感が自分の腹を膨らませ始め、完全に動けなくなった自分の尻を容赦なく犯し抜いている犀人から分かった。絶対に適わないんだって。雄の存在がそれだけ酷いものなんだって。 やがて脈動が止まって、最高に張り出していた犀人チンポから何かが溢れ始めた。本気の射精が、始まる。 [*前へ][次へ#] [戻る] |