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短篇
欲会-6
狸人が開いたのは、狸人自身が持っていたおもちゃ箱だったんだと身を持って分からせられていく。あまりに沢山のやらしい道具が入っていたから。
その大半を自分一人の身体に使われてしまっている事で、どうしようもない程に、自分の身体は絶頂に導かれてしまっていくから。

「随分とまた器用にやっているなあ……まあ、こっちとしても噛み付かれる心配無いってのは助かるけどよ」
「ここまでしないと面白味が無いって思っちゃうからね……ああ、痛かったりはしてないよね?大丈夫?大丈夫だったらもう少しだけ待っていてね」
「むご……が…あぁぁぁぁっ…っっ!?」

引っ繰り返されたままの身体が震えて、また口の中に注がれた分の精液が押し出される様にして自分のチンポから吐き出されるのが分かった。
駆動音が聞こえるのは胸元と尻の中。やらしい映像の中では何度も見覚えのある、丸みを帯びたピンク色のローターが尻の中とチンポにまでテープを用いて括り付けられて、不規則で激しい振動を中にも外にも伝えて来ている。
乳首には透明なカップが取り付けられて、ポンプによって吸い上げられてカップの中では赤黒い色に仕上がっているのが見える。モーターの駆動音は程々で、引っ繰り返されたままロープ付きの枷に身体は固定された。

抵抗する間もなかった。気が付いたら腕に枷が取り付けられているとか思っていたら両足にもベルトが巻き付いてテーブルの上に磔にされた様に固定されていて、最後には申し訳なさそうに口に何かが取り付けられる。
あんまり見ていた中のいやらしいビデオでは見覚えの無い様な、開口具が口にしっかりと取り付けられている。舌を突き出された状態のまま固定されて、開きっぱなしの口の中に獣人達がチンポを突っ込んで来るのである。
くぐもった音を出して必死て抵抗してしまおうにもどうする事も出来やしない。狼人のモノとはまた違った風味、味わい、形も長さも異なるけれども、自分の物より格段にデカい獣人の其が思い思いに突っ込まれる。腰を振られる。
やがて先走りがどぼどぼっと注ぎ込まれた塩気が口一杯に浴びせられてから、小さく震えて精液が直に溢れて来る。

「んぶう、ぐうっ」
「……っふーっ……そろそろアイツとやってみっかな」

どうして自分の口の中に吐き出してくれたのか本気で分からなくなって居る中、精液の味を乗せられたまま走る振動にまた精液が飛び出してしまっていた。
アダルトなビデオの中の女優やらでは見覚えのある様に、有線のローターのコントローラーはぶら下がっていて狸人の手元に握られ、自在に目盛りを弄られているのだろう。
自然と身体がきゅうっとなるのが分かる。痛みの走っていた乳首がいつの間にか猛烈な熱気を感じている様なもので、精液は薄く小刻みなものになったものの、チンポは未だに勃起したままだった。

「んっぁ、ぁご、っぁう、あぁぁっ……!」

ああ、自分の事を気遣ってくれていたから、僅かにチンポを喉の奥から離していたんだろう。こんな恰好で喉奥に精液が絡み付きでもしたらそのまま窒息だってあり得るんだから。
濃さと量を踏まえてなんだろうな。もっと別の方法で気遣って欲しかった。もう変な声なのか鳴き声かもしれない口から歯列、おまけの様に顔にまで浴びせられて目も開ける事が出来なくなっている。
雄臭さとも言うべき風味はそれ以上に一杯になっているもので。後はぞわぞわと溢れる刺激に、やっと振動が弱まったローターが引き抜かれるのが分かった。そのまま尻孔をぐっと開かれて、中を覗き込む視線までも生々しかった。

「……やっぱり楽だね、そろそろこっちも食べごろかな、っと」
「ぎゃひぁあっ!?」

ポンプを使って中の空気を抜かれていたらしい乳首に取り付けられていたカップが力任せに引き剥がされて、みちいっと音を立てるのが分かった。
露骨な痛みに涙目だけどまだ目は開かない。声色からするに狸人で、おおっと周りからはざわめきと合わせた声が聞こえる。仰向けのまま両足に手が掛けられて、熱と毛皮が緩く内腿に触れた。
迫って来る気配にべろり、と顔が舌で舐め上げられて、喉を鳴らす音さえもやたらと大きいもの。見上げてみればにんまりと舌なめずりをしている狸人の姿。
そして自分の胸元にまで届くかと思える程に立派な、巨大なチンポだった。

「ま、まっ」「解したから大丈夫、ちゃんと飲み込んでね…っううぅっ……!」

先端が尖っているのもあったからか。一旦触れてしまっては、腰の進むままに捻じ込まれて、下腹部がごりっ、と鳴っていた。

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あきゅろす。
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