[携帯モード] [URL送信]

短篇
欲会-4
「んっぉぅぅぅっ……ぐふ……ふっ……」「ああ、良い感じだなっ……もっと舌をぐりぐりって押し付けて、なぁっ……」
「喜んでるみたいだね?思ったよりも素質があって何よりだよ……強引に追い出さなくて、良かったって思ってる……」

何かが変だと思った時には、口の中一杯に塩気が強い先走りが垂らされて、それを喉を鳴らして飲み込むくらいの量が溢れ出していた。
今となっては血管の迸りまでも舌先や唇で感じる事が出来るくらいに仕上がっているし、見上げてみれば狼人も舌を垂らして嬉しそうに笑っている。
あくどさはそれ以上。そして自分も不思議なくらいに、本当に有り得ないくらいに興奮して息が上がり、ズボンの内側では自分のチンポが盛り上がってるのが分かった。

「そろそろ、腰動かしてみても良いかぁ?しっかり口を開けてりゃ、良いからよ……」
「このくらいに興奮してるみたいなんだし、何かあったら抵抗するから大丈夫だと思うよ?」

ああ、気が付けば自分の身体をひょいと持ち上げて、膝の上に持ち上げていた狸人の仕業であるんだろうな、と思ったとしてもどうにもならない気分になっているものだった。
片手だけでなくて、両手がぎゅっと身体を擽って来たり、服の上から揉んで来たり、そっと首筋に鼻を突っ込んで匂いを嗅いで来たりといった事を何度も不規則に繰り返して来ている。
内腿までは両手が迫って来るのに、股間は直接どころか服越しにも触って来て居ない。それなのに、気が付けば自分の身体は何とも激しいくらいの熱が走って、十分に興奮しているのが分かる。

狸人に問い掛けを勝手に返されてしまった、とか思っていた頃には、狼人が自分の頭を掴んで来て緩やかに腰まで揺らされ始めてしまう。立派に反ったままのチンポが音を立てて口の中に出入りする。
これが口の中を犯されているって状態なんだろうって思いながらも身体は少しも抵抗する素振りを見せないと言おうか、狸人の手によって拒む動きもいつの間にか出来なくなってしまっている。
身動きも出来ないくらいになって、ぐぼぐぼと音を立てて自分の口から喉の奥深くにまでチンポが入り込んで来る。

「ふぉ、ふぐ、ぐ……ぅ……」
「おおっ、良いぞ、良い……ほれ、出す、ぞっ……ぐぅぅぅぅっ……!」

まだ何にも言ってないのに、それどころか言えない状況であるのに。狸人の両手がぐっと腰から腹に回って来た辺りで、狼人が満足気な表情に歯を食い縛りながら一気に絶頂を迎えたのが分かった。
舌先に触れっぱなしだった赤黒い根元が膨れ上がりながら身体を逸らせて、思いっきり自分の口の中に向かって精液を飛ばして来るのが分かった。
中程から舌の付け根に押し付けられたままのチンポがびきびきと何度も脈打ってから、溢れる精液は先走り以上にどろどろしているだけでなく、塊のまま濃さと粘着きを舌の上に示して来ている。
驚いてどれだけ震えようとも何も意味はなく、唇に根元に膨らんだ瘤状の何かがぼこっと触れながら、また気が付いた口の端から漏れ出すくらいの量の精液が注ぎ込まれ続けている。

「むぐ、む……ふぅ……ぐぅ……」
「っはぁっ……初物の口も悪かねえなっ……っおぉぉ……」
「おっと、汚れちゃうな……失礼、このまま脱がすよ?」

ぼたぼたと溢れる精液と唾液の混ざったのが、多分混ざってるんだと思うのに、まるで濃さを保ったままぼたぼたと口元から溢れて止まらなくなってしまっている。
纏ったままのカビ臭かったらしいジャケットが更に色濃い精液の匂いでまた汚されて、ズボンの上にも精液の筋が流れていって。
狸人からそんな具合の提案をされた時には既に服の内側にも両手が這い回ろうとしていて、真横を向いてみれば穏やかそうな顔は何とも言えない微笑みを浮かべてしまっているのが分かった、見えた。

「やっぱ人間の肌って良いもんだなあ」「チンポは俺達とも違うのに、あんな風に何にも毛が生えてねえ皮膚なんて」
「……ふぅぅ、ご、っ……」

結構乱雑に脱がされているのに、狼人のチンポが口の中に入ったまま動かないのは本当に不思議だった。
思っている間に脱がされ続けても精液は口の中からこぼれ続けて、そのまま自分の身体は獣臭い精液が降って行った。周りで見ていた獣人達の、表情よりも股間の方が元気になっている事に気が付いた。

[*前へ][次へ#]

4/9ページ

[戻る]


あきゅろす。
無料HPエムペ!