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短篇
剥き出し-8
「む、無理ですぅっ……本当、に……無理じゃ」

「っんあぁぁぁっ!?」「ぐっふ……はっ…はっ……結構使われてんのに、良い締まりだなぁっ……はっ……はぁっ……!」

亀頭球まで丸々挿入されて、緩慢でありながら強力な力を持ってごぼん、と音を立てて引き抜かれていく。
それ程に柔らかに開発されている姿を周りの獣人達にもねっとりと晒し出されていて、一部の獣人達は既に自分の竿を扱いている者さえ存在している。
頭の上から落ちていく涎が人間の頭から肩口、胸元にまでぽたぽたと落ちて来るのが感じ取れる。毛並みと吐息までも壮大な熱気を孕んでいて、玉袋が青年の下で嬉しそうに蠢いている。

「あぁ……こんな風になってるんだね、本当に君は物好きで、良い匂いがして……いやらしく見えているよ……」

先程まで青年の事を犯し抜いていた肉棒は、再び脈動して白濁した先走りを流す程に興奮した様子を露わにしている。
全身を汗に塗れさせ、動きに合わせて汗と先走りを大量に散らしている姿。動きに合わせて擦れ、軋む匂いが撒き散らされる。店の中に居る店員さえも興奮した様にじっとこちらを見据えている。

「は、あぁっ、あ、ぃぃぃっ……い、いやぁ……あっ……っっっ……?!」
「そんな風に出しちゃって……僕達二人では足りないって思われちゃったら大変な事になるのに……」

意識さえもおぼろげになっている中で、甘ったるい鳴き声を溢れさせながら大分薄まった精液を胸にまで飛び散らせる程に絶頂を繰り返している状態。
どっと溢れる雄の香り、汗の匂い、惚けた顔の中には仄かに雌の雰囲気までも漂っているかもしれない。だからこそ尚の事獣人の興奮を煽るものであり、犬人だって背後で尻尾を引き千切れんばかりに揺らし続けている。
痛みを覚える程に玉袋を震わせて、汗なのかどうかも分からない程の汁を結合部からも身体の端々からも滴らせている状態。溢れるのは前立腺を押し上げる感覚、精液の匂い。
自分の体温と擦れ合ってしまった事で、更に高まっている獣の風味。

「はぁっぐ、ぅぅぅっ……悪いなぁ、こっからが一番……長くなっちまうから、よぉっっ……ふんっぐ……ぐぅふぅ、っ……!」
「ひゃあぁぁ……あぁ……あぁ……出ちゃ……出してる……うぅ……!?」
「ああ、落ち着いて……そんなに善がってもっと擦れる事になったら……僕達だって、本当に我慢出来ないかもしれないからね……」

犬人の身体にも汗を絡んで毛並みのボリュームを大分減らしている。やがて人間の身体を支えていた両腕にも血管が走り抜けて、ぐっと力が入るままに歯を食いしばった顔立ちが天を仰ぐのが見える。
辛うじて柔らかな弾力を保っていた亀頭球がぼこんっ!と音を立てて人間の中で血流が通い詰めて完全に勃起してしまった感覚だった。人間が今更何をしようと、どれだけ暴れようとも犬人の気が済むまで射精を受け止めなければならない淫らさ。

散々に熱い吐息を浴びせていた犬人もぐっと本腰を入れて人間の身体を腰でも支えてやりながら、愛おしげに今にも飛んでしまいそうな顔に寄せている。項に絡んだ汗を纏い、耳の裏側の生え際に鼻先を寄せる。
当然ながらその間にも猫人の物と同じくらいに粘っこくて、必要以上に流し込まれる大量の精液は止まらない。匂いに合わせてまた発情が高まって、完全な結合を果たした身体の中で尖った竿が玉袋の脈打つままに射精を止めてくれない。
自分の下が口の中にしまえているのかさえも良く分からない程のぐるぐるとした快楽、混ざり合った精液の熱が全ての中で青年の中に渦巻いている。

「あ……っ……」

やがて人間は意識が遠のく中で、呼吸の中には獣人の風味と雄の匂いがどこまでも根付いている様な気がしていた。
最後に目にする事が出来たのは猫人が人間に鼻を寄せて、そっと唇に触れる程度に淡く口付ける感触だった。

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あきゅろす。
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