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短篇
サンドイッチ-8
喉の奥底までずるる、と音を立てて引き抜かれる事もあれば、鼻の穴を塞ぐ様に側面が擦られ、耳穴に先端がぐちり、と音を響かせて触れる事さえもある。
顔にまで指先程度ならば容易く飲み込めてしまいそうな太い鈴口を見せ付けられながら直接先走りが浴びせられる熱気を味わい、人間の顔と髪まで卑猥な光沢を帯びる様になった頃には、
同じように嬲られ舐め回され続けた人間の股間も精液を残らず舐め取られて、肉棒は脈動しながらも完全に透明になった汁しか先端から溢れ出さない様になった。

「っんぐぅぅぅぅぅぅうぅぅ…っ……!?」
「おうっ、出す、から、なぁぁっ……!」

頬肉にライオンの竿を捻じ込まれて顔を膨らまされ、同時に喉を完全に埋めていた龍の竿がびぐびぐと大きく脈打ったのを感じ取る。
ほぼ同時、喉が鳴らされる唸りを耳にしては、こってりした濃厚な精液の塊が、黄ばんだ色合いと噛み下さなければとても飲めやしない粘度と重たさをもって人間の口内を埋めに掛かる。
ごぼ、ごぶ、逆流した白濁を飲み込もうと蠢かせ、顔から溢れた精液はそのまま白濁の海を竿を咥えたままの口内の隙間より溢れさせる。
呼吸も出来ないくらいの重たさとべっとりこってりとした太い糸を幾筋も伝えながら、ライオンの竿がたっぷり精液を絡めたまま人間の口から離れた。同じく龍が真上から突き入れていた竿を離した途端、音を立てて白濁が流れ込んで来る。

ぐぶ、ぐちゅ、と一息に飲み干したならば窒息してしまいそうなくらいの塊になった精液のミックス。布団が達した精液であるのは知っている。
紛れも無い本物の、生きている雄から放たれた精液でしかないものであり、混ざり合った風味と熱、喉から直接胃袋に流し込まれた分の重たさと生臭さまで鮮明に立ち上って来る。

「がふ…んぶ……ふ…ふー…ぁ……」
「おっ、全部飲んでくれるなんてねぇ…?」「嬉しい限りですね…こんなにお腹も膨らませてくれて……」

言葉の通りに、あまりの量に念入りに咀嚼をすればそれだけ濃厚な雄の臭気、風味を余すと所なく味わう事になり、ライオン達が何気なく擦った下腹部は以前よりもやや丸みを帯びている様に感じる。
人間についても呼吸を整えるしか出来なくなっている中で、確かに以前よりも下腹部は白濁の熱と量とに内側から焼き付いている様な感覚を覚え、そのまま勝手に尻孔がライオンの眼前で疼かせてしまってもいた。
二本の舌を使って入念に、何度も絶頂を味わい尽くされながら刺激される動きも決して緩められはしなかった快感と刺激。汚れがあったとしても徹底的に清められ、内側の奥底まで磨き抜かれ続けた結果。

緩く吐息が浴びせられるだけで自然と人間の下半身がぞくぞく、と入念に跳ね上がり、開いた腸内は舐められ続けて仄かに充血した内壁を淫靡に収縮させる様子を快感を走らせながら眼前へと見せ付ける。
そんな視線までも鋭敏に感じ取れる程度には感度を増して、細かな開閉をせどもほんの半日前の様に完全に閉じ切って綺麗な窄まりになる事は向こう暫くはないだろう。既にもっと、もっと嬲られたい、埋められたいと、人間側からも思えているから。
だというのに、ライオン達は人間の身体を引っ繰り返す。すっかり精液の、人間が吐き出した分の劣情が染み着いた、雄臭い胸元に惚け顔を抱き寄せる。

「これで口でやるのはもう終わりだな…さて、次はどうするんだ?」
「ああ、そう言えば私達は…貴方が達した回数と同じだけ、どんな形でも達するつもりですのでお構いなく」
「っひ……あ…え、あ………」

しっかり抱き着いて来ているのに、無慈悲なくらいのライオンの言葉にまで人間は背徳を味わっていた。少しだけ嬉しく、滲み出てきた恐怖にもちゃんと頭の中で答えられていた。
自分が何度達したのか正確に覚えている訳もない。ライオンも龍もまだ一度だけしか達していないのはよくわかる。たった一度だけで、胃袋が満たされていた事を。
あまりにも残酷で、まだまだ夜は終わらない。理解をしながら、人間が放った懇願の通りにライオンは、そして龍は、

「ご、おぁぁぁぁぁぁっ!?」

解れ切った尻孔に、未だに元気な剛直を、二本同時に捻じ込ませていった。

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あきゅろす。
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