[携帯モード] [URL送信]

短篇
楽々の話8
「……んで。これで今回も駄目だったみたいだけど?」
「はっきりと忠告したし、薬の効き目が回ってなかったとは言えないもんな…で、どうするかな?」

中にいる男は歴戦の戦士であったが過去には野盗として働いていた経験を騎士団に拾われた経験を持ち合わせている。
人質として呼び出された既に引退した騎士団長の眼前で、もしくは騎士団長を先に壊す事で精神を完全に破壊する。

「でも調教自体に滞りが無いって事は、国から与えられている御役目は十全に果たされているって訳でねえ…この部屋での会話が無くなったとしても」
「そうなったらランダム性が無くなる。完全にあの熊人は俺達からも世界からも離れていく。あの部屋だけになるぜ?」
「前例がないから分からないんだよね…こんな形で人が壊れるなんて本当初めて…か、二、三回目だっけ?」
「だなあ。このままだったら完全にあの熊から自我が消えるだろ?そうなったら……」

中にいる男は義賊として働き続けていたがやがて人を殺める事に快感を覚える様になった大罪人であった。
破滅的な投薬を用いて最期の快楽を味わわせてやり、首を切り落とされる痛みと快楽に桃色の精液を吐き出しながら果てた。

「俺達に多分回って来るぜ?数年単位でどうなってるか分からないのに、俺達に再現性を求めて来るぜ?そっちの方が都合がいいから」

中にいる男はただの物盗りであったと思っていたが隣国の王族の血を引いている存在であったと発覚した為回されていた。
徹底的な肉への快楽を覚え込ませて奴隷としての根性を与えてから傀儡とするべく別の所へと回される。
定期的な褒美として送られる事がある。なので送られた男は罪人らしく首が晒される事となる。

「でも、熊人はまだ生きているから大丈夫ではあるよ。この先どれだけ持つかは分からないけどねえ……」
「薬を提供している俺達だもんな、きっと回って来ない方がおかしい。あの部屋の中に捕まった男を手酷く扱って良いって刷り込みから技術を教えて……」
「技術は?」「……熊に弟子を取らせるのが手っ取り早くて楽ではあるなあ。さもなくばまた俺達?」

中にいる男は陵辱して売った。王子であった上に聖騎士団であった事もあり、元々は奴隷であるただの盗賊だ。
そして中にいる男に甘い声を掛けながら熊人は切り落とす様にしながら五体をそのままに去勢を行い、呪いによって女性器を造り上げて男性器をただの淫らな棒へと替えた。

「流石に面倒になってきたぞ…俺達が暫くの間調教を続けろとか言われたら……俺達はそこまでだよな?」
「純粋に面倒ではある。でもどうすれば良いのか、何か良い案はあるかい?」
「一番角が立たない方法としては……」「熊人を生かし続ける」
「多分それよりいい方法で」

その中にいる男はある程度の条件を用いている以外は何を行っても良いし殺す事さえ戯れとして可能なものでもあったの、で、
激しく熊人の性欲の欲求の儘に腰を叩き付けて自ら腰を振って肉棒を求めるまで犯し抜く事もあれば道具を用いた陰惨な拷問を行った、
自分の手で去勢させる事も何ら問題はなく尻孔が性器となるどころか虫や獣の苗床となるまでそうそう時間は掛からないものだった、
逞しい筋肉が溢れる毛皮がぼろぼろになって露出した肌に向かって焼印や淫紋を刻み付けるのも何ら素晴らしくとてもな事で熊人は笑った。

部屋の中に収められている男は如何なる種族境遇年齢獣人の種類獣人であったならばただ何であってもその牙を叩き折りたくなり、
雄々しさの象徴を持ち合わせているならばぐちゃぐちゃとなるまで全てを征服された雌となったり文字通り性器まで改造して雌になったり
時々のゲームの様にふらと現れる獣人を唯のキャラクターとして扱いながらそういった気分になってはいませんか?
熊人はただ何も考えてはいないけれどその口元からねっとりとした口調で状態や境遇を煽り立てて毛並みを踏みにじる事さえも心底嬉しそうなものだった。
少年であったならば腹を膨れ上がらせて情けない中年の身体を雄では無く雌として扱う事もありましたありました。

時代はこれの様に流れ行くものでありながら最終的な目的が何も変わらないのならば全ては過程となって預けられるべきですと熊人は認識。
時に頭痛を感じながら、部屋に入る一歩手前でジャガー人との会話を楽しむ。表では何ら変わりない善人を味わう。

「確かに私はまだ若くはないだろうが。何も無ければもう十数年は現役でいるつもりなのだよ」
「それ、十数年前に聞いてたんですね」

呆気に取られる熊人より先に、蜥蜴人によって振るわれたツルハシが熊人の後頭部を貫いた。

[*前へ][次へ#]

8/10ページ

[戻る]


あきゅろす。
無料HPエムペ!