四、
土方さんが折れ、和泉ちゃんも討ち入りに同行する事になった…けど
「四国屋か」
土方さんの側に行ってしまった。
期待を……少しばかりしていた僕が馬鹿だったかな
あの子が来るなら、この手で守ってあげたかった
少しでも僕の格好のいいところをみて欲しかった
そして、亥の刻
僕は近藤さんの声と共に池田屋の中へ入っていく
ある意味では、よかったかもしれない
君が側にいたら、斬れないかも知れない
君を怖がらせたくないから
君に見せたくないから……
こんな修羅の様に敵を斬り
血を浴び、真っ赤に染まった僕を
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