六、 「あー服も買ったし、必要なもんは大体買ったか?」 「あ、銀さんいちご牛乳買って!」 いちご牛乳ならいいぞーと言われコンビニへと入っていく 物凄く久しぶりの感覚が楽しくて、少し怖い 服だって、洋装から着物へ せめて、気付いてもらえるように……裾をだんだら模様にしてもらったし そうすればあの人が気がついてくれるかもしれない。 そんな淡い思いを心に秘めつつ 「あ、チュッパチャップスもいーいー?」 「俺バニラ味なー」 「んじゃあたしもバニラー」 会計会計ーとレジへ行けば、グラサンを掛けたオッサンが居て 「あれ、銀さん」 「おー、長谷川さんじゃねぇか 何?バイト中?」 「銀さんこそ隅に置けねぇなー こんな可愛い子とデートかー、羨ましい」 そんなんじゃねぇよ。と笑う銀さん やっぱり似てる。 見た目は全っ然似てないのに 「うちの新しい従業員の和泉だよ やっと万事屋にも華が来たぜ」 「華って何、華って!?」 「神楽ちゃんはまだまだ子供だしなー 和泉ちゃん何歳?」 「二十二だけど?」 「……アレ。二十歳過ぎてたのっ!?」 「おじさん新八君くらいかと思ってた」 「俺もだわ、悪くてお妙くらいかと……」 「悪かったねー見た目が餓鬼でー」 やっぱり、似てねェェェェェエ!!! [*前][次#] |