十九、 「めんどくせぇなぁオイ」 「…何でてめぇしか来ねェ」 「誰が女子供を巻き込んでやるかコノヤロウ つか鉄子と和泉に言われなきゃ誰がてめぇなんかに手ぇ貸すかよ」 勝手にほざいてろ。と高杉は船の中へと入っていく ほんとスカした野郎だ 「春雨ねぇ…」 和泉が行くって言ったのは元いた場所へ帰りたいからだろう 俺だって帰してやりたいって思っている けど、心のどこかで帰したくねぇと思ってるのも真実 はぁと溜息を吐きながら船の中へと入っていけば 「銀ちゃーんこいつ等ケチアルヨ、客人の私達に何も出さないアル!!」 「そうですよ!せめてお茶とお茶菓子くらい出してもらわないと!」 「お茶菓子は糖分でお願いねー」 おい、銀時。これはどういう意味だ。と高杉に問われても返事のしようが無い 「お前等なんでいんだよ!?」 「「「面白そうだから」」」 「一言で片付けんなよ!!!」 . [*前][次#] |