十八、
「で、何の用だよ」
フーっと煙草の煙をふかす高杉
急かすなって言いいてぇんだろうが、さっさと帰って欲しいんだけどぉぉぉぉおッ!!!
「紅桜」
「あ゛?」
急に放たれた言葉
【紅桜】
その言葉に鉄子が体を震わせる
紅桜がどうしたと聞けば、ククックと嘲笑うように笑い
「その紅桜が春雨に取られたって話は、知ってるな?」
「あぁ、って何?
それを取り返すとか言うんじゃねぇよな?
俺、関係無いしー」
「関係無くはねェだろう」
この女、どうなってもいいのか?と問われた時には
和泉の首に刀が突き付けられていて
「高杉ィィィイッ!!!」
「破壊王になるとか勝手にほざいてろォォォォッ!!!」
この歩く18禁がァァァァッ!!!と背負い投げを高杉に喰らわせる和泉
「ちょっ和泉ちゃぁぁん!!?
ここ俺がカッコつけるところだよね!?」
「っ痛てェ…
クソッおめェ何回目だ、命が惜しかったら黙ってろ!」
「ヤダ、スカした野郎は嫌いぜよ
で、銀さん春雨に喧嘩売りにいこうよ」
「何でその結論に辿りつくの!?」
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