十一、
「ハァ?真選組が24時間体制であたしを護る?」
勘弁してよーとケラケラ笑い飛ばす女は危機感が足り無いと思う
「しょうがねぇだろートッシーと総一郎くんがうるせぇんだもーん」
「お前が春雨に狙われてるって情報があったからな。
市民を守んのが仕事だ」
「土方さんはただ単に和泉と一緒に居たいだけだろうがー
和泉、マヨラーはほうって俺と遊びに行きましょうぜィ」
「とりあえず、自分の身くらい護れますー」
春雨?なにそれ美味しいの?と再び笑い飛ばし、玄関へと足を進める和泉
「ちょっと遊んでくるねー
言っとくけど……着けてくんじゃねぇぞ?」
「「「は、はいっ」」」
ドスの効いた声で言われたら誰も首を横には振れないだろう
ガラガラという音と共に外へと出て行ってしまう和泉
そんな後姿が見えなくなったと同時に、靴を履き始める三人
「……てめぇらどこに行くんだよ?」
「旦那こそ何処へいくんですかィ?」
「俺はパチンコだ、多串君はどこ行くつもりだよ?」
「タバコがきれてな、買いに行く。総悟はどこにいくんだよ?」
「和泉を追いかけまさァ」
「「空気読めよ!!」」
.
[*前][次#]
無料HPエムペ!