[携帯モード] [URL送信]
十一、


「ハァ?真選組が24時間体制であたしを護る?」


勘弁してよーとケラケラ笑い飛ばす女は危機感が足り無いと思う


「しょうがねぇだろートッシーと総一郎くんがうるせぇんだもーん」

「お前が春雨に狙われてるって情報があったからな。
市民を守んのが仕事だ」

「土方さんはただ単に和泉と一緒に居たいだけだろうがー
和泉、マヨラーはほうって俺と遊びに行きましょうぜィ」

「とりあえず、自分の身くらい護れますー」


春雨?なにそれ美味しいの?と再び笑い飛ばし、玄関へと足を進める和泉


「ちょっと遊んでくるねー
言っとくけど……着けてくんじゃねぇぞ?」

「「「は、はいっ」」」


ドスの効いた声で言われたら誰も首を横には振れないだろう

ガラガラという音と共に外へと出て行ってしまう和泉

そんな後姿が見えなくなったと同時に、靴を履き始める三人


「……てめぇらどこに行くんだよ?」

「旦那こそ何処へいくんですかィ?」

「俺はパチンコだ、多串君はどこ行くつもりだよ?」

「タバコがきれてな、買いに行く。総悟はどこにいくんだよ?」

「和泉を追いかけまさァ」

「「空気読めよ!!」」




.


[*前][次#]

11/20ページ


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
無料HPエムペ!