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古今和歌集
0004
雪のうちに 春はきにけり うぐひすの こほれる涙 今やとくらむ




二条后




まだ雪が降っているのに

春は来てしまったようですよ。



春を待って泣いていた鶯の

冬の間凍っていた涙も



今は春の東風が解かしているだろう。







春を待って鳴いていた鶯を擬人化し、人と同様に涙を流すものと考えた。





20070915 彩綺


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