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古今和歌集
0747
月やあらぬ 春や昔の春ならぬ わが身ひとつは もとの身にして




在原業平




月はあのときの月ではないのだろうか


春はあのときの春ではないのだろうか




私だけはあのときのまま


昔と変わらずそのままであるのに。






「月やあらぬ」は「月や昔の月ならぬ」の略。
「や」は反語、疑問の両方に解がわかれている。





20070915 彩綺


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