星座彼氏
爆発音に君の笑顔(水瓶)
「今日は上手く出来そうなの?天羽くん」
ぬぬ!この声は!
「なまえ!」
「天羽くん、ちゃんとみょうじ先輩って呼びなさい?」
ずるいずるい梓にはなまえ先輩って呼ばせてるくせに
それに梓って呼んでる…
「むうー…」
「ふふっ、で、今日は出来たのかしら、天羽翼くん」
「おお!今日は上手く行ったんだぞ!じゃーん!」
今日のは傑作なんだ!
なまえのために……みょうじ先輩のために頑張ったんだ!
「!これは…
核兵器か何かかな?
それとも顔みたいなのがあるけど…」
「ぬははー!しゃべるのだ!」
《ツバサクン、ツバサクン》
なまえが俺の名前を呼んでくれないから作ってみたんだ
声もなまえのままだし!俺ってやっぱり天才なのだ!
「どうだ、すごいだろー?」
「……ずるい、」
………え?
ずるい?
「私だって…本当は『翼くん』って呼びたいのに…、でもいきなりじゃあれだし、そうしたらもう1年たっちゃって…なのに天羽くんは名前で呼ぶし、私どうしたらいいのか…
もう…翼なんか知らない!」
「!じゃあ、俺もなまえって呼ぶ!」
「もう、呼んでたじゃない…」
「学校でもどこでも!だからなまえもどこでも翼って呼んで?」
「…うん、翼…」
彼は甘さを発明してゆきました
その発明を壊したのは私
END
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