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09時00分
壱、ついに始まりました忙しい企画が。
弐、お付き合い下さいませ。
参、09時00分。







《A》

『アーサー、何時まで寝てるんだ!さっさと起きろ!』

「……わざわざ電話してくんなよ…」

『お前は気が緩み過ぎてるんだ、しっかりしろ!
相手はあのニュータリティーなんだぞ!?』

「はいはい、すぐにフランシスのところに行くって」

『警戒だけは怠るなよ、』

「分かった、もう切るぞ」

『あぁ』

終話のツーツーという音を聞いて、せっかく起こした上半身を俺はもう一度ベッドに埋めた。
11時くらいになったらフランシスのところに行こう。





《K》

いつものように小瓶を眺めていた。
冷たい床に付けた足が冷えてぶるぶると身震いをした。

「そろそろ行きますか」

独り言を呟いて、戦闘服の私は部屋を出た。
マスターはきっと、もう部屋には居ないだろう。
訓練所である地下へ足を向けた。

(エレベーターが欲しいです)

ガチャンと重い音を立てて開く鉄扉の内側は銃痕が沢山ついている。
朝日が眩しい。
そのせいで逆光の彼に言った。

「おはようございます、マスター」



 


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