会話のみ 「いくら苦手だからと言ってもこの点数はさすがにマズイだろう」 「・・・まったく、たるんどるぞ幸村!」 「な、なんだよ二人とも!全教科八十点以上だからってそんなに俺を攻めることはないだろ!」 「俺は九十点以上だ」 「流石だな蓮二は」 「ちょっ、『は』ってなんだよ『は』って!!俺もまあまあ点数はいい方なのに!」 「数学六十三点」 「・・・平均点以上じゃないか!」 「「・・・・・・・・・・」」 「な、なんだよ二人ともそんな目で俺を見るなよ!照れるだろっ☆」 「ありがたい奴だな」 「ありがとう蓮二!」 「ほめていない」 「・・・で、この化学六点はどうするんだ」 「どうするも何も、再テスト受けるしかないだろ」 「精市、これが高校だったら追試だぞ。落ちたら落第」 「でもまだ俺中学生だし」 「来年高校生だがな」 「・・・・どうしよう俺将来がめちゃめちゃ心配になってきた」 「まあ、精市はやればできるやつだから平気だろう」 「ああ、そうだな。わからなければ俺達がいくらでも手助けしてやる」 「・・・ふ、二人ともありがとう〜!いい親友を持てて幸せ者だよ俺は」 「よし、じゃあそんな親友の俺達が今からみっちりと教えてやるからな」 「覚悟はよいか」 「・・・やっぱ無理」 |