[携帯モード] [URL送信]

【リクエスト・過去作品サルベージ】
◆『流刑惑星の楽園』7別腹? 鬼畜J×堕天使X ダミ様×X R-18 削除部分追加掲載

話の展開上クドイかな?と考えて、全面削除した惑星のHシーンですが
読み返してみると…結構美味しかったかも?と思い直し
書き切れなかったダミ様×悪魔和尚の濡れ場も追加して
ボーナストラックを加えて追加掲載します、ちょっと構成が強引ですが

モノが天使様の初H系だと、他のお話に転用出来ないので

本題になかなか進まないと、さっくり流した本編のエンジェル・フォールシーンに
物足りなさを感じてる方は、お楽しみ下さいませ

悪代官の麻酔針にプスリやられてしまった、可哀想な天使和尚様が
気を失ってる間に、グリグリと林檎の樹に括り付けられちゃって
目を覚ますシーンから⇒嬉し恥ずかしい初××までのワンシーンです

悪魔様だったら…ドMだったら?うはうはシーンかもしれませんが
まだ天使様だったので、SEXそのものを恐がりグスグス泣いちゃってます
その後にブランディング????な刺青されるワケですから…
説明しなくても結構可哀想です…痛そうです…苦手な方は御注意を
そういうのOK!又はお好きな方、むしろ初物好きな方はお楽しみ下さい(^_^;)

※※※※※※※※※※※※※※

くちゅくちゅと音を立てながら、懸命に私に奉仕する頭を撫でてやる
髪に隠れてしまっているその顔は見えないが…
きっと恥じらいの表情を浮かべているのだろう、そういう所は昔と変わらないから
そのまま角に触れやれば…ビクリと震える反応が可愛い

私はジェイルとは違うから、余程の事が無い限りそこに痛み等与えないのだが
他の部分より極端に過敏なのだろうね…きっと
同じ堕天使系統でも、私にはソレが無いから解らないけれど
触れれば温かいソレを、優しく指先でさわさわと刺激してやれば
幾分かは安心したのだろうか、止まっていた舌先が躊躇いがちにやわやわと動きはじめる

いくら軍属では無いとは言っても
もうお前は側近中の側近の一名で、私の主治医でもあるのだからね
儀礼的な意味合以外で、床に跪く事なんど無いと言っているのに

行為に誘えば…決まってコレだ…自分よりも先に私を満足させようとする
家臣の礼として、サービスをしなければならないと思い込んでいるのか?
いくら優しく抱き締めてやっても、そのままベッドに直行する事を拒むのだどうしても

変異悪魔としての、恭順者としての、彼なりのケジメなのだろうが、全く律儀な事だ

だから私もソレを拒まなくなった、先に長椅子に腰掛けて待ってやれば
当たり前の様にその前に膝をつき、私の前をくつろげると
探り出したソレを生温かい舌が、ペロペロと舐め上げてくる
最初に教えてやった時とは違う、快楽のツボを抑えたたくみな技巧で

ゼノンが魔界に堕ちてきて、数万年は経っているのだから
悪魔としてそれなりの経験値も積んだのだから、当たり前ではあるのだが

彼との情事は…他者とは違う意味でも興奮するのだ
姿形はすっかり悪魔に変異していても、部分的に残っている神の片鱗
その姿に惑わされずに、注意探くその気配と、魔力波動を探れば…
やはりあの男と良く似ている部分が多い、例え属性はチェンジしていてもね

そのセイだろうか?まるで神自身を組み敷いているかの様な、不思議な錯覚を覚えるのだ

私の中に残って居る始祖の血が、堕天使ルシファーのソレが共鳴するのだろうか?
他の天使や堕天使とベッドを共にするのとは明らかに違う、強い征服感を感じてしまうのだが
コレも【王家の悪癖】とでも言うのだろうか?

あの時…ジェイルは私の指示を無視して、先にゼノンを貪り堕天させてしまったが
今考え直せば、結果的には…その方が良かったのかも知れないとすら思っている

もし…角の無い、完全に天使の姿のままのゼノンを、ココに連れて来られたなら
神を汚す行為に興奮するあまり、早々に縊り殺してしまったかもしれないから

姿形は天界人紛いでも、私も生粋の悪魔だからね、何時も理性的で居られるとは限らない

手酷暴行の痕と血塗れの角があったからこそ、ソレを気遣い優しく扱う気にも成れたのかもしれない
ジェイルがそこまで予測していたとは到底思わないがね

「ん…ふぅん…んん…」

鼻に掛かった様な甘ったるい吐息が漏れると、私の膝に触れる指先に僅かばかりに力がこもる
丁寧にしゃぶってくれたからね、早々に大きくなったソレに喉を塞がれて息苦しいかい?
舐める位置と角度を変えようと、身を引こうとするゼノンの角を、私が意地悪く掴んでしまうと
僅かに苦痛の色を含んだ上目遣いの視線が、前髪の隙間から一瞬此方を見上げるのを感じる

「良い子だ…そのまま飲み干してしまうんだ、零したらいけないよ…」

相手を見下ろして、少しだけ冷ややかにそう言いつければ
ゼノンはそれ以上の抵抗をする事は無い、ただ黙って従うだけだ

そのまま少し乱暴に角を引き掴み、喉奧を蹂躙した所でされるがままだ
ぐもった声を楽しみながら、その柔らかな口腔と、危うい牙の感触を確かめる
それでも彼が奉仕を止めないのは…早く苦痛から逃れたいのか?忠誠心なのか?
そんな事はもうどうでもいい、コレも私の可愛い忠臣の一名である事は、間違いないのだから

「んんんっっぐっんんっっ」

か細い悲鳴が漏れるその口の中に、最初のソレを一滴残らずぶちまけてしまう
それほどの量では無かったはずだが、半分喉を塞がれた状態では堪らなかったのだろう
全部を飲み下すのは難しかった様だ…まだカタチを保ったままのソレを吐き出し
行為を中断した彼の口から、唾液と混ざった劣情がポタポタと滴り落ちる

背中を丸めてケホケホと咳き込み、肩を振るわせているゼノンの様子に
幾分かは満足した私が、ようやく角から手を離してやれば
大きく息を吐き喉元を抑えた彼は、半泣きになりながらも
少しだけ恨めしげな目で此方を見上げてくる

ああ…全くそんな目をするんじゃないよ、ますます虐めたくなるじゃないか…

「殿下………」
「ちょっと意地悪がすぎたかな?
まぁいい…後は優しくしてあげるから、おいで…」

体液に塗れた口元を拭う余裕すらなくて、まだ息の整わない彼の頬を撫で上げると
流石に気恥ずかしいのかい?俯いてしまうのも悪くないねぇ
勿論そのまま床になんて押し倒したりしないよ、最初のソレさえ済ませてしまえば後は簡単だから
その手を取り強く抱き寄せれば、今度は素直に従ってくれるからね

ようやくベッドに押し倒したゼノンの胸元をはだけると
後は既にじんわりと熱くなっている肌を、丁寧に解してやれば良いだけだ

聴くところによれば、最近は抱かれる側より、抱く側の方が多いらしいのだが
極初期に快楽を教え込んでやった、私の指の感覚を、身体が忘れられないのだろう
ほんの少し刺激してやれば、その身体は直ぐにトロリと溶けてしまうのだ
肌に私の唇と指を欲しがり、早く内側に楔をよこせと、腰をくねらせ始める…
彼の恥じらいの気持ちとは関係なしにね

「あああっあんっ……」

切なげな声を上げるゼノンを抱き締めてやりながら、下肢を探ってやれば
着衣の下のソレもまた熱を持ち、堅くなりはじめていた

「………さあ…もっと脚を開いて………」

手の中で震えるソレを扱き上げながら、上を見ている乳首を吸い上げてやれば、ソレだけでも気持ちがいいのだろう
恥ずかしいのか?頬を紅潮させながらも、自らの手で口を塞いでいるのだが、嬌声は止まらなくなっていた
その淫らな姿には、天界人であった頃の面影は微塵もないのだが…

そんな様子を見る度に、やはり考えてしまうのだ
見る事が適わなかった、堕天の瞬間はどんな感じだったんだろうね

「ちょっと寝惚けてただけで、普通と変わらなかった」

等とジェイルはぶっきらぼうに言ったけど、やはり特別製だからねぇ
その瞬間と過程を想像すれば、ゾクリと来てしまうのだ
並の堕天使などとは比べ物にならない程に、興奮したに違いないだろうね

まぁ…ゼノンに、二度も恐ろしい思いをさせる事は無いからね
私もその件については黙認はしているが、惜しかったと思うくらいは構わないだろう?

※※※※※※※※※※※※※※

「だからさ…何度も説明してるだろ…このまま魔界に連れて帰るのはマズイんだよ
気配は間違い無くゼウスのソレだからな、アイツへの恨みが強い王都の連中に見つかったら
嬲り殺しくらいじゃ済まないだろ?コイツも
ちょっとだけ黒に染めてから、アンタに渡してやるからッ 今回くらい我慢しろよッ」

五月蠅いな…妙に強い口調の声が聞こえてくる、コレは…庵で話していた悪魔の声か?

ぼんやりとする意識下では、上手く思考がまとまらなくて…
僕はうっすらと目を開けると…ココは外なのだろうか?見慣れた苔むした大地が見える
そして重い身体を動かそうとするのだけれど、何かに阻まれて身体が動かない

ちゃりちゃりちゃり…何かの音がするけれど
水浴びで耳の中に水滴が入ってしまった時の様に、上手く聞き取る事も出来ない
あれ…僕はあの時どうなったんだっけ………

「次に適当な天使を捕まえたら絶対にアンタに渡してやるからっっ!もう通信は切るからなっっ!!!」

視界に入るのは、何かの通信機を地面に叩きつける悪魔の姿
随分と横柄な態度の彼は、目を覚ました僕の気配を感じた様だ、ツカツカと此方に近づいてくる

「手荒な事をしてゴメンね、目が覚めたかな?名無しさん?」

【名無し】って僕の事?確かにそうだけど…そんな言い方ってあんまりじゃない?
言い返したくても呂律が回らない、精神だけが何処か別の遠い場所に居るみたいな感覚

「薬が効きすぎてるのかな?ちょっと待って…コレを飲めば、直ぐに覚醒出来るから…」

彼はポケットから何かを取り出す、小さな瓶みたいなモノ???
蓋を手早く取るとその中身を、こじ開けた僕の口の中に流しこんでくる

何コレ?甘いっ…ドロリとした質感のソレは、過度な甘みを伴いとても飲み干せたものでは無いのだが
そのまま口元を強くふさがれては、変に息苦しくて、吐き出す事も出来なくて…
唾液に溶けたソレが、ゆっくりタラタラと喉を伝い胃の中に落ちてゆくのが気持ちが悪い

しかし…その薬臭い甘さを鼻孔に感じる程に、僕の意識ははっきりしてゆく

「ーーーーっ!!!」

まどろみから放り出される様に、唐突に覚醒した僕は
服を剥かれた惨めな姿で、磔になっている自分の姿に気がつく
それも【罪の樹】の根元に括り付けられているのだ、細い革拘束と鎖で何重にも

地面に放り出されたままの素足で脚をかき、何とか脱出を計ろうとするのだが
物理的な方法ではどうにもなりそうもない、ならば霊力の全てを発動しようとするのだが

目の前の男はそんな僕の様子を、高慢な目でせせら笑った

「ああ…駄目だよそんなに暴れちゃ、アンタが暴れると彼女も痛い思いをするよ」

そう言われてみて僕はハッとなっり、思わず自分の真上を見上げる
そうだ…どうしてワザワザ外に連れてこられているのか?僕は瞬間的に理解した…

僕の上半身の自由を奪っている鎖と拘束具は
僕だけを固定しているのではなく、大樹である彼女をも締め上げていた
僕を逃がさない為に幹の所々にアンカーを打ち込まれて
ギシギシと軋むソコからは、黒い樹液がタラタラと流れ出しているのが見える

そして…その影響だろう、何時もより多くの葉が枯れ落ちて辺りに降り積もっている
咄嗟に暴れる事を辞めた僕の頭を、男は撫でてくる、まるで犬か何かの様に

「そう…アンタは賢いね、いい子には、ちゃんと御褒美をあげようね」

そう言うと男は、ス ルリと僕の股の間に手を射し込むと、僕のソレをやんわりと掴む
そんな場所を他者に触れられた事などない僕は、悲鳴を上げて怯えて身じろぐのだが
相手はそんな事はおかまいなしだ、やわやわとソレを手で揉みしだきはじめる

「………嫌だっ!辞めてっっ!!!」

もがく僕を難なく押さえつけると、彼は僕の両足の間に身体を滑り込ませてしまう
閉じられなくなった両足の中心を、ねとねととする何かを塗られた指がダイレクトにしごく

何をされているのかも解らず、それによってもたらされるモノにただ怯えた
ゾクゾクと背中を駆け抜けあがる何かと共に、感じる今まで感じたこともない感覚
急激に熱を持ち始めたソコに感じるもは、強烈な排泄間…

まさか、このまま…男の手の中に漏らしてしまうと言うのか

「いやっ…やだっやめてっっもう触らないでっっ」

身体をよじり何とか我慢してやり過ごそうとするのだが、男は許してはくれない
やがて…短い嬌声と共に、生暖かい何かがソレから溢れ出した
促され強制的に強いられたとは言え、他者の前で漏らしてしまった羞かしさに
思わず嗚咽して目を瞑る僕の頬に、男はねっとりとした何かを塗りつけてくる

「よく見てみなよ…漏らしたわけじゃないよ、もしかして出したのも初めて?」

まぁ…天使様の輪っかが、まだ付いてるんだから当然かな?
男は相変わらす笑いながら僕の髪を掴み、強引に下を向かせると、前を強制的に見せつける
休ませても貰えずに、再び刺激を受けたソレは当然の如く頭を持ち上げていた

何これ…何か得体の知れない粘着質の乳白色のモノが、後から後から溢れ出している

それを指で丁寧にからめとると、男はソレを僕自身に塗りつけて、再び指を動かし始める
なんだか解らないけれど、一度は柔らかくなった僕のソレが、再び固くなってゆくのを感じて
僕は必死で脚を閉じようとするのだけれど、男はそれを許さなかった

それどころか…ニヤリともう一度嫌な顔で笑うと、今度は両手で強引に脚をこじあける
背中を屈めてソレに唇を近づける様を、僕は絶望的な気持ちで見つめていた

「嫌っ嫌嫌っーーーーーッ」

あまりの恥ずかしさに、死に物狂いで抵抗するのだが
相手はいともあっさりと僕のソレを口に含んでしまうと
生温かいその舌と唇で、ちゅぷちゅぷと吸い上げ、刺激しはじめるのだ
先程とは比べ物にならない感触 に、背筋が一気に反り返る

嫌だまた漏らしてしまう、あの変なモノを、あろうことか相手の口の中に

そんな恥知らずな事は出来ない、泣き喚きながら髪を振り乱し、もう許してと叫び続けるのだが
相手はまるで何かの果実を舐め取るかの様に、さらにソレを深くくわえ込み、しゃぶりあげる
経験のない天使に我慢など出来ようはずもなく、促されるままにその熱い劣情を吐き出してしまう
それが極当たり前の生理現象とも理解出来ないままに

「ああっあっーー嫌っ嫌ーーーっ」

嗚咽してむせび泣く僕の太腿撫で回しながら、
悪魔はその名残をすっかり舐め取ってしまうと、僕の顔を見上げてニヤリと笑った

「アンタ…思ったより可愛いね、コッチの方でも俺好みだよ………
このままダミアンに渡すのは惜しくなったから、特別な印を刻んであげようね」

ニヤニヤと笑うその目に、言い様のない寒気を感じた僕の身体は、覚えずガタガタと震えはじめるのだが
それすらも彼を喜ばせているだけなのだろうか?
凶悪な笑みを零した彼は、取りあえずは僕の身体から手を離してはくれたけれど

ガサゴソと何かを漁っているのだ、ソレは明らかにココにはなかった筈のトランクだ
彼がこの惑星に侵入した時に持ち込んだモノだろうか?
絶望的な気持ちで、ソレ眺める僕の目の前で取り出されたのは
棒状のモノに両サイドにベルトが装着された為体の知れないモノだった

彼は嫌がる僕の頸をガシリ捕まえると、そののままギリギリと片手で締め上げてきた
呼吸を阻害されて堪らずに開いた僕の口に、ソレを手早く押し込んでくる

クッション素材を巻き付けられた様な【横棒】に、歯を立ててて押しだそうとしても無駄だった
上部から舌を抑えつけられ口内を圧迫されたまま、手早くベルトで固定されてしまえば…
かろうして呼吸は出来るものの、口を利く自由は奪われてしまう
閉じきる事が出来なくなった口からは、唾液がボタボタと滴り落ちた

何故自分がこんな理不尽な目に遭うのかも解らず、半泣き目で彼を見返せば
薄ら笑いを浮かべた悪魔は、酷く楽しそうな口調で僕に答えた

「痛い事をするからね、舌を咬んだら危ないでしょう?多少息苦しくても我慢してね…」

そう言って、まだ僕の体液に塗れた指を、チロチロと舐め回す赤い舌と唇は、奇妙な程に艶めかしく見えるけど…
ギラギラと怪しい光を放ちながらも、何処か遠くを眺めている様なその目はとても綺麗だけれど…

完全に狂っている事は解る、獲物に貪り付く、飢えきった獣のソレでしかない

本能的にその危険を察知した僕は、ガチャガチャと拘束を鳴らして
必死にに身体をくねらせて藻掻く、何とか拘束状態から逃れ様とするのだけど
混乱する思考では…【彼女】を傷付けずに、脱出する方法を考えつく事も出来ない

押し込められた口枷の下からは、緊張の余り完全に乱れた自分自身の息遣いが漏れ
バクバクと早鐘の様に響く心臓の鼓動が耳につく、冷たい汗がジワリと肌に浮かんだ

そんな僕の動揺などどうでも良いのだろう、まるで見せつける様に切り裂かれる彼の手首
その白い肌から滴る真っ赤な血が、ボタボタと大地を濡らすのだが
猫の様に延びたその爪の切っ先に、小さな炎が灯ると…様子がおかしくなった

その炎に向かって血脈が集まってゆくのだ
当たり前の重力法則を無視して、赤いリボンの様な帯を形成しながら
指先に集まる彼の血を、炎が焼焦がしているのだろうか?
タンパク質を焼く嫌な臭いが辺りに充満する

爪先の炎を覗き込み確かめながら、悪魔はニヤニヤと笑いながら此方を振り返る

「場所は何処がいいかな?背中?下腹部?何処がセクシーかな?
………やっぱり神の犬らしく頸にする?俺の事が忘れられない様に…」

一体何をするつもりなのかさえも、その時は解らず、ただ震え上がる事しか出来なかったが
間もなく辺りに響き渡る僕の絶叫に、罪の樹の幹が枝全体がミシミシと軋んだ

赤く熱せられた爪先が触れた肌は、無残に焼焦がされてゆく
その真新しい傷跡に強引にねじ込まれる彼の血は、更に熱くて…息苦しくて
僕の細胞の隙間を浸食してゆくその感覚までもを、リアルに感じる激痛と共に
見開いた目から涙が溢れ出し、機械的に痙攣する僕を、更に強く幹に押しつけると
悪魔はせせら笑う、苦しみ鳴き叫ぶ僕の醜態が、心底楽しくて堪らないとでも言う様子で

「ほら…動いたら駄目だろう?綺麗に印が描けないじゃないか?」

天界人の血と悪魔の血が反発しあうからね、凄く痛いのは解っているけど…
歪んじゃったら困るだろう?アンタ自身が?だから我慢しなくちゃいけないよ

そんな身勝手な彼の言い分など、とても聞き入れらえない…御願いもう許して
言葉を奪われた口に変わって、ふるふると頸を振って行為の中止を懇願するのだが
勿論そんなモノは届かない、余計に彼の加虐癖を刺激してしまったダケの様だ

「泣いても止めてあげないよ…少しでも時間を短縮したいなら、大人しく我慢する事だね
協力するか、しないかは、アンタ次第だけどな………」

金色の目をギラつかせながらも、三日月の様にソレを細めた悪魔が見下ろしている………

※※※※※※※※※※※※※※

「ふぁ…ああっああん………」

下から突き上げるソレが、ダイレクトに良い所を掠めたのだろう
途端に切羽詰まった声をあげて、背中を反らせる様子も悪くない
慣れない騎乗位などするから、そういう事になるんだよ

そのまま腰を振るのは無理かな?慣れないお前には?ならば手伝ってやろうか?

私のソレを飲み込んだまま、ヒクヒクと震える腰を引き掴むと、今度は此方からアプローチをかけてやる
中の弱点ばかりを狙いウチをして、徹底的に刺激してあげようね…快楽に我を忘れて泣き喚くまで

ジェイルの手酷い加虐行為のせいで、すっかりSEX嫌いになったお前を
魔族に怯え縮こまっていたその身体を、もう一度躾け直したのは誰だったか?
忘れてしまったワケじゃないだろう?

「ひうんっ…ああ…やぁっっああああっっ」

耳朶を打つ半分悲鳴の様な嬌声と共に、ガクガクと震える両膝の感触をもう少し楽しみたかったのだが
少し強めに刺激しすぎたのかな?あっと言う間に達してしまった彼の昂ぶりが、ポタポタと私の腹の上に滴った

「あ………」

我慢仕切れなかったのかい?そんなに良かった?でも予想外だったのかな…
そんなに困惑しなくていいから、怯えた顔をしなくていい
そんな事で、私は怒ったりなんかしないよ…あの子とは違うからね

不要な言葉など要らない、出来うる限りの優しさで笑みを返しながらも
肌の窪みに溜まった生温かいソレを、指にすくい取り、ゼノンの口元に差し出せば
戸惑いながらも唇を寄せ、おずおずとそれを舐め取る仕草が可愛いね

確かにの過去のゼノンは、神の従順な犬だったかもしれない
だが今は完全に魔族だ、私のモノだからね…

ゼウスは…定期的にゼノンの様子を覗き見している形跡がある
と、エースは言っていたけど…今この光景を見ていたらどう思うのだろうね?

殺さずに幽閉する事しか出来なかった程に、魔族に堕ちても尚諦めきれない大切な分身が
自らに刃向かった反逆者の子孫と睦み合い、犯され喘ぐ様を見て愉快な筈はないからね
抑えようの無い嫉妬と憎しみを募らせればいいさ、貴様にはソレがお似合いだ
そう思うと愉快で堪らないと思う私も、相当に歪んでいるのかもしれない

そして思い出した様に沸いてしまった、薄暗い私の感情は相手にも伝わるのだろうね
何処か不安そう、私を見下ろすゼノンの視線に気がついた私は
そのまま彼の肩を抱き寄せて、ギュッと抱きすくめてやる

怯えなくていい…今の顔は、お前に向けたモノではないからね

体勢を崩してしまっても尚、私に身体の全てを預け様としない彼の慎ましやかさが
天界のあの男とはまるで違う謙虚さが、何だか愛おしくなった私は
抱き止めた彼を、そのままマットに押しつけると、今度は背中から抱き締める
すると私の下で身じろぐ身体が、ようやくほんの少しの抵抗を見せた

「殿下…あの………」

此方を振り返る顔は、僅かに不満気に見えるのだが
ただ従順な彼だけではなく、こういう顔も嫌いでは無いのだ

ゼノンと肌を合わせる様になって、直ぐに気がついた事だが
後ろから求められる事が、どうやら苦手な様なのだ、最初から
当初は…ジェイルが元の翼を抉り出した時の激痛を思い出すから?
と誤解していたのだが、理由はもっとささやかな物なのだ

抱き合う相手の姿が見えないと不安になってしまうらしいのだ

自分の手と腕で相手の肌に触れられ無いのが、縋り付けないのが嫌だ…
と昔彼は言った、まだ角の補助帯も外せずに居た頃に、俯きながら真っ赤になって
それを彼自身の口から白状させる迄、私も随分頑張ったのが今では懐かしい

たった一名の知的生命体として、永くあの惑星に閉じ込められていた名残なのだろうか?

平素は学者のソレらしく研究第一で、むしろ煩わしい悪魔関係を嫌う方のタイプなのだが
こうして閨の中に引きこんでしまえば…まるで何時もとは違う反応が返ってくる

貪欲に私を貪り肌の温もりを求めるのは、性的な意味合いだけでは無いのだろう
再びあの孤独には戻りたくない…その不安感をひしひしと感じるのだ

「神の分身だから、特別だからと言って、お前を幽閉する様な事を私はしないよ」

そう何度も口に出して言っているにも関わらず
何処かでその不安が拭いきれないのか?必死に熱を求め縋り付いてくるのだ
その健気さと臆病さがまた…可愛らしくてね
嫌がる事だと解っていても、コレくらいの意地悪は許してもらおうか?

それに…後ろからシてやる方が、お前の一番感じる場所には触れやすいのだよ

「んっっあああっああ………」

反り返る背中にぴったりと密着してやりながら、ソコを刺激してやれば
身体の方は直ぐに、私の言う事を聴く様になる
高く上げた腰をゆるゆると振りながらも、甲高い声を上げる彼の内側は更に絡みつき
先程よりも強い快楽を求めてくる、もっと抉り上げて欲しいとうねる
魔力波動の乱れからだろうね、鋭く変化した爪が既に乱れたシーツを掻きむしり、しがみつく様に私は薄く笑った

「翼を出してごらん…ゼノン、まだジェイルに噛まれた傷が治ってないんだろう?」

格納孔を撫で上げ、出来るだけ優しくそう言ったのだが
彼はふるふると首を振るばかりで、今回ばかりは私の指示に従わない
彼らしい遠慮か?羞恥心からか?どちらかは解らないが
その奥ゆかしさも悪くはないけれど、気がついた以上は処置しておきたいいだよ私は

そのままその場所に唇を寄せ、中と外側を交互に刺激されるだけでも堪らないのだろう
弱点を二重に責め上げられたゼノンは、平素の彼からは想像出来ない程の淫らさで、ただひんひんと泣き喚く
私も同じ有翼種だからね…この刺激に耐えられなくても恥じ入る事はないよ

ようやく観念したゼノンの背中から、ばさりと広がる黒翼が広がると
途端にツンと血と消毒の臭いがする…適切な処置はされている様だが
ジェイルのソレと解る噛み痕が、まだ生々しく口を開けた状態で残っていた

「………よしよし良い子だ、直ぐに済むから大人しくしておいで」

傷口に唇を寄せて、直接に治癒魔法を流し込んでやりながらも
下肢へのソレを手加減してやる事はしない、私への気遣いと快楽の狭間で
グスグスと泣く様が可愛らしいからね………

「ゼノンの苦しみはとても良いニオイがする…」

等とジェイルは言っていたけれど…それには少し同感するね
私はあの子の様に直接的な苦痛を与える事はないけれど

困った顔で恥じらい…溶けてゆくゼノンの表情も反応も悪くないからねぇ…
つい意地悪をしてしまいたくなる気持ちも分かるよ

泣き喚くゼノンを追い詰めながら、ダミアンはねっとりと笑った


END

さてコレで書き残しは無いかな?思ったより可愛かった…白和尚様(苦笑)
読者様はどうでしたか?黒和尚とは違う意味で楽しめましたかな?
天使ルークちゃんと同様で、何かまたいいネタが浮かんだら、登場するかもしれません

Kさん良いネタ振りを有り難うございました(^_^;)


[*前へ][次へ#]
[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!