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【リクエスト・過去作品サルベージ】
◆『流刑惑星の楽園』5 鬼畜J×堕天使X R-18G +α独白あり根暗表現注意

冷たい床の上に押しつけられながらも、僕には一切の抵抗は許されない…
ソレが彼との契約で、解放される事のない呪詛だから
滲み出る己の血の臭いと、あの時と変わらない焼け付く様な痛みが、ただ恨めしい

それなのに…性的に興奮している自分は、もっと許せない…

言葉などソコには無かった…熱を帯びた吐息と獣の唸り声だけ
自分のテリトリーである文化局内で、獣化したジェイルに組み敷かれ理不尽に犯される
例え他の誰に見られなくとも、プライドが軋み…羞恥心を逆撫でされる

連結部分から漏れる水溶性の卑猥な音と、自分のモノとは思えない喘ぎ声に耳を覆いたくなる
なのに…腰を高く突き上げ、ただ相手の熱を受け入れる
弱点でもある角にしゃぶりつかれても、鋭い牙で血が滲む程に甘噛みをされても拒絶も出来ない
当たり前の苦痛に啜り泣いても、ソレを上回る快楽に悶える僕はただ浅ましい

こんな姿は、絶対にライデンには見せられない…勿論一番近しいゾッドにもだ

招かざる客であっても、きちんと応接室で出迎えているのにも関わらず
最近のジェイルは必ず【別の場所】への移動を強要する事が多い
よりにもよって、僕のプライベートエリアの実験室の奧【標本室】がお気に入りの様だ

勿論…細菌やウィルス等の新生物、その細胞片・体液の一欠片でも外に漏らせない危険な標本やサンプルは
何重もの防護結界が張り詰められている、公的な標本室・資料室に隔離されているので
簡易的な保管庫である此方に置かれているモノは、そういう危険性はない
生活反応を止めてしまったモノが殆どではあるのだが………

同時に公の場所には【置きにくいモノ】の収容場所でも有るワケだ

【コレ】が標本室に有る事が、どうしてジェイルに知られてしまったのかは解らない
もしかしたら…偶然にソレを見たライデンかゾッドから聴いたのかもしれない
両名には【コレ】が何であるかなんて、説明もしていないから………

特にラベルも付けずに、薄暗い壁に絵画の様に立てかけられた古めかしい標本箱
封印鋲と細い鎖に縫い付けられた【天使の翼】は、無残な迄にボロボロだから
干からびたソレがまだ生きているなんて…僕の背中から生えていたモノだなんて
知っているのは僕とジェイルと、亡くなられた前局長くらいなモノだなのだ

神に毟り取られ、使いモノにならなくなった元の翼の残骸を
僕の背中から切り離し、今のバイオ義肢翼に付け替えて下さったのは、先代の文化局長だ
彼は魔界での後見人として僕を引き取り、そのまま研究助手として引き立ててくれた

深淵の闇を見る彼の目、鬼族の目には、大局的な天界の文字は映らなかったから…
研究職の基礎知識も有る堕天使の助手は、利用価値が高かったのだろうけど
転魔後の姿が自分の一族と良く似ているからと、損得感情を越えた部分でも大切にして頂いたと、今でも思っている

そう…分離手術と共に処分すれば良かったのだ…こんなモノは
しかし本体である僕が生きているからか?切り離して尚ソレの生活反応はなくならなかった
神自身に付けられた【傷】は少しも癒えないと言うのに………

「天使の翼は霊力の増幅の為だけではなく、リングと同等レベルに意味のある器官だ
下手に処分してしまわない方が良い…堕天したとは言っても、お前の方にも影響が出るかもしれないからね…」

と言う前局長の助言もあって、彼がこの標本室を使用されていた頃から、ずっとココに秘密裏に保管していたのだが

ソレを知ったジェイルは…必ずその前で行為を強要する様になった
視界に元の【翼】を確認しながらも自分に犯され、悔し涙を流す僕にそそられると言って

悪趣味にも程があるんだよ…今更、この白い翼に未練などあろうハズもない
我慢しきれずに泣き喚くのは、君のヤり方が手荒で乱暴だからに過ぎない
少しでも逆らえば、ギチギチと喉元を締め上げてくる呪詛が息苦しい…ただソレだけだ

僕の魔力に反応して震える【標本】等に何の感慨も湧かないよ
アレは捨て去った過去で、切り離したモノ、今の僕には不要なモノだから

「ふぁ…あああん…んぁ……」

別に獣体のジェイルにサれるのは、僕等の関係では珍しい事ではない…
性急で乱暴な扱いも想定して、自分で下準備もしている
背中に触れる、猫科の柔らかい毛並みの心地よさとは裏腹に
内側の有り得ない場所にまで届く獣のソレに、胃の腑が突き上げられて居る様に感じる
無遠慮に噛みつかれ、爪を立てられた肌は所々から血を滲ませているが

こんな痛みとは比較にならない刺激が、間もなくやって来る事を僕は知っている
何時来るか解らないソレに怯え震えながらも、酷く興奮している自分が、精神的に惨めで仕方がないのだ
相手がジェイルだと解っていても、獣に犯されて喜び喘ぐ自分が嫌になる

勿論ジェイルは上級悪魔なので、姿が変わったからと言っても
下級妖魔の様に、理性が吹き飛んでしまうワケでは無いのだけれど
必然的に背後から組み敷かれて、雌獣の様な体勢を強いられる事には抵抗がある…

抱くならちゃんと抱いて欲しかった、悪魔の方の姿で………

ジェイルは他の相手には、獣の姿を見せるのを拒む傾向が有るらしいけど
ヴァルギブスの夜に繰り返される、僕とのソレでは好んでその姿になる

ジェイルもまた生粋の悪魔ではない、他族からの変異悪魔ではあるが
魔神は堕天使のソレとは異なり、魔力は活性化するらしい
その本質の【獣の性】が強くなる等と、最もらしい事は言うけれど
多分…僕を精神的に追い込む為の「嫌がらせ」の意味がの方強いのだろう
それくらい口に出さなくても態度で解るよ…不本意だけどね

それでも文化局だから、ジェイルのテリトリーではないから
この程度の加虐で済まされる…惑星でのソレに比べれば温いモノだ
そう納得していても、みっともなくて惨めな事には替わり無い

「翼を出せよゼノン…舐めて欲しいだろう?しゃぶって欲しいだろう?」

と囁くジェイル言葉に、僕は頸を振って「嫌だ」と拒絶するのだが…
途端にバチバチと頸周りを焼く呪詛の痛みに、思わずぐもった悲鳴を上げる

「格納孔から、無理に引っ張り出されたいか?この爪と牙で?」

と続け様に脅されれば、従う他に道は無いのだろう…
バサリと広げられた黒翼が、窮屈な場所での動きを更に制限してしまうと言うのに、ジェイルの方はお構いなしだ
ガツガツと後ろを突き上げながら、ガブリと牙を立てられ噛みつかれてしまう
敏感なソコに激痛が走り、かろうじて悲鳴は押し殺したモノの…ガクガクと震える身体は止まらない
ハラハラと抜け落ちる黒羽根と、傷付けられ滴り落ちる血が白い床の上に散らばる

「………痛い…ソコの傷は治りにくいから、乱暴にしないで………」

後付けされた義肢とは言っても…血肉が有り神経とも連結されている肉体の一部だ、当然の様に痛みもあるのだが…
コノ手のモノに認識の甘い彼は、興奮のあまりに何度か翼を噛み砕いてしまった事が有る
「土属性のアンタなら簡単に治せるだろうし、替えの利くモノならいいだろう?」等と利己的すぎる発言の元で

『何?怯えてるの?震えてるの?よく締まってるよ後が………』

噛みついたままの真新しい傷口を、ギリギリと咀嚼しながらも
テレパシーを使ってまで、僕の神経を逆撫でしたいんだろうね君は
本当にイイ性格をしているよ…本質的には出会った頃と何一つ変わらない
僕の感じる苦痛も懇願など、どうでもいいのだろう、構わず加速される腰の動きに息が詰まる

「……ひぅっっんんっっ」

腹の中をこねくり回すソレが、ゆっくりと凶悪なカタチに変化するのを感じながら
僕は必死に悲鳴をかみ殺す、啼いてなんかやらない、やるもんか…相手を喜ばせるだけだなのは解っているから
広がった突起物による強すぎる刺激に、粘膜と潤滑剤をこそげ取ってしまうソレの痛みに耐えながら、僕は声を殺したまま嗚咽する

そうだ…未来永劫解放するつもりは無いのだろう、この残酷な支配者は

もっと泣き喚いてよがり狂えよ、苦痛すらも快楽に感じているんだろう?
過去を葬り去り悪魔の外面で、済ました顔をしていても無駄な事だ…
お前は肉欲に溺れて、神を裏切った肉の塊だ…神の分身であるにも関わらずに
とでも言わぬばかりに、僕を追い詰めて苦しめる

赤い月の夜の度にソレを思い知らされるのだ…無慈悲な獣に犯され踏みしめられて………

※※※※※※※※※※※※※※

「私に隠れて、今度は何を創っているのだ?」

背後から掛けられたその声と共に、実験室の照明が灯され目が眩む
ワザと照明を落としていたその場所で、秘密裏に合成生物の作成をしていた僕は
慌てて手にしていた培養ポッドを、背に庇うのだが
主の後に続いて室内になだれ込んできた、警備兵力天使のコマンダーに取り囲まれてしまった

遠方の視察に向かってた筈の【主】が、何故ココに居るのか………
否…この時間帯にこの研究ラボに、他の職員が来る事など滅多にないのに
何故バレてしまったのか???同階級の心ない誰かが報告に上げたのか???
動揺を隠せない僕に、主は困った様な笑みを浮かべる

「責めているのではないよ…
お前の才が、他の者とは比較にならない程に抜きに出ているのは…お前を創った私が一番解っている
だが地上界の創造の基礎はそろそろ完了だ、生き物も飽和状態だからね
他のグリゴリ達と同様に足並みを揃えて貰わねば、私が困るのだ………
お前も、もう子供ではないだろう?それは解ってくれるな?」

優しい声でそう僕に言い利かせる【あの方】の言葉は、僕にとっては絶対なのだ

でも…だからこそ僕は、この最後の【研究】を【創造】を中断するワケには行かなかった
まもなくカタチが安定する新世界には不要なモノ・失敗作として、近々廃棄される予定のサンプル達
僕が創造したモノも含まれる、生き物達全ての助命の為にも
不完全な彼等が、生き残る為に必要な新生物が、今僕の手の中に収まっているのだから

「黙っていた件については、弁解するつもりはございません…慈悲深き我が主よ………」

幼い見た目とはかけ離れた返答を返した天使は、潤んだ瞳で主を見上げた

「脆弱なあのモノ達を殺処分してしまう前に、どうか私の救済プランをお聞き入れ下さい
彼等の弱さを補填した上で、管理出来るシステムを私なりに考えたのです………」

そう言って小さな手から、オズオズと差し出されるのは
小さな培養ポッドに収められた【樹木の苗木】だった
見た目だけは何の変哲もない【果実木】に見えるのだが…当たり前の生き物ではない
ソレは高位天使達と同様に、まばゆいばかりの金色のオーラを纏っているのだ

「これは………」

「一定範囲内の生命体の【知恵】と【悪意】を吸い上げ、果実にソレを還元するバイオシステムです
個体に食べさせる分量を調整する事により…生命活動に必要なマイナスの感情も、我々の手で管理出来ると考えております
これを地上世界に配備する事が可能であれば、処分対象の生命体も生き延びる事が可能かと……」

一気にまくしたてる子供の言葉に、力天使達が次々と罵声を浴びせる
主の決めた決定事項に逆らうなど言語道断だ、光の子としてあるまじき行為だ恥を知れと
しかし…それでも子供は引かない、寧ろ強い目で当たりを睨み付ける

糾弾される事もお叱りを受ける事も承知の上だ、きっと主も解って下さる
全ての創造物に生存のチャンスを与えて下さる筈だ
周りを威嚇する目とは裏腹な、救いを求める様な視線が、彼の主人に返される

すると騒然とする場の中心で、神は黙ってそのやりとりを聴いていたが、静かにその御手を上げた

「………よ、お前は何故そこまで不要サンプル達を庇う?自らの立場を悪くしてまで?」

「庇ってはいけませんか?我が主よ?
私は【器】を貴方が命を授ける為の肉体を、製作する為の補佐
そして彼等は、合成生物には違いませんが
私の手から生み出された作品、我が子にも等しい存在でもあるのです
貴方が私を慈しんで下さるのと同じ様に、私もまた彼等が愛おしいのです………」

震える声でそう答える天使は、はらはらと涙を零す…
そうだ…この子がそう考える事は当然だ、そういう風に彼を創ったのだ意図的に
しかし…天地の創造が一段落した今となっては、その優しさが命取りなのだ
私を中心とする天界の秩序を、根底から揺るがしてしまう事になるのだから

「では…改めてお前に問う………よ、お前はその愛し子達と私、どちらを取ると言うのかね?」

研究室で生まれ研究助手としての知識しか与えていない…外の世界を知らない愛し子
政治的どころか、保身の為の駆け引きすら理解が出来ていない未熟な彼に、どちらも選べるはずもない…
絶対者からの絶望的な問い掛けに、幼い天使の瞳が見開かれる

罪有り・罪有り・罪有り………無遠慮に打ち鳴らされる金丁の音の中
言葉もなく見つめ合った、創造神と天使が出した結論は………

翌朝…神の実験ラボに集ったのは一名が抜け落ちた、十二人の賢者達
唐突に彼等の前に連れて来られ、紹介されたのは、見慣れない子供だった
天使のリングも羽根もなく、霊力すら無いその子供を、神は自分の新たな息子だと宣言する
「反論は許さない…以後全ての天使が、この者を愛し慈しむ様に」と強要された天使達は
表面上ではソレを承諾したが…内心は如何ばかりのモノであっただろうか

神の一番のお気に入り…目障りな【十三番目】を天界から追放した先に
このような結末が待って居るとは、誰もが想像していなかったのだ
十三番目さえ追い出してしまえば、主は自分達を顧みてくれると思っていたのに

光り輝く白の生物達が、決して表には出す事がない薄暗い感情
自分こそが一番に神に愛されたいと事を願う、明確な嫉妬の燻りこそが忠誠心
その邪な感情の全てが自分に向けられて居る事を、生まれたばかりの子供は知らない
余計な知識を持たぬ様に、作為的に愚鈍に創られた子供に理解出来よう筈もなかった

その子供こそが…神の現し身でありながら、誘惑に弱く不完全な存在
最初の人間の【アダム】である事は、説明する迄も無いお話なのかもしれない

※※※※※※※※※※※※※※

「随分柔らかくなったじゃないか…ココも、ダミアンには可愛がられているみたいだな…」

後ろに穿たれた彼のソレがグチュグチュと動く度に、僕はあられも無い声を上げる
我慢しようにも、自力でソレを止める事は、もう出来なくなっていた………

そうだ【ペット】として【所有物】として大切にされてはいるのだろう
犬の様に鎖に繋がれ軟禁された状態であったとしても
惑星でのソレとは全然違う…毎晩の様に優しく抱き締められ、丁寧に身体を開かれた
蕩ける程の快楽と温かさを与えられた僕は、すっかり変わってしまった

恐怖しか感じなかった筈の行為をせがみ、新しい主の不在の夜は自慰行為に耽るどころか
促されれば…相手のソレを口に含み、奉仕する事にも最早抵抗はない
たどたどしいソレを褒められ、頭や角を優しく撫でられる事を、心地良いとすら感じていた

この男のセイで、白面の上級悪魔には強い拒絶反応を起こしていたが
強引に宛がわれた不特定多数の相手のお陰か、ソレも克服しつつある
中には乱暴な者も居たが、悪魔の全てが、彼の様に無慈悲では無い事が解ったから

何よりも直に触れられる肌に温かみを覚えた…ソレに飢えていた事に気がつく
言葉の通じる相手に抱き締められる事など、あの惑星の生活では考えられ無い事だったから

流刑の罪人として、身体中に施されていた天界の封印が、僕の転魔と同時に消し飛んでしまったのだろう
少しづつ戻って来るのは、封印されていた記憶と…自らも鍵をかけていた断片的なソレだ
神の【使徒】であった頃の古い記憶を辿れば、今の僕の現状は…最も忌むべき行為なのだろう
肉欲に溺れた挙げ句に、創造主に背き、敵対勢力である筈の悪魔に養われ囲われているのだから

いくら天界人としての記憶が曖昧だったとしても、【罪の樹】を護る為であったとしても
ジェイルの行為を受け入れた事は、重大な背信行為であった事には替わり無いのに…
魔界のベッドの上では、考えていた程に【罪悪感】を感じなかったのは何故なのだろうか?

拷問紛いのヤり方で無理に奪われ、角が生えたあの瞬間は
存在そのモノが消し飛んでしまいそうな程の自己否定で、心が張り裂けそうだったのに

一度覚えてしまった温かさを、もう失いたくないと思ってしまうのは、きっと僕が弱いから…
与えられた使命を放り出しても構わない、孤独な神に守護者に戻りたくないと思うのは…
僕が利己的で身勝手だからなのだろう

だけど…こうして荒れ果てた惑星に帰ってくれば…迫り上がって来るのは自責の気持ち
自分の力不足で護り切れなかったモノ達の惨い末路を見れば
ズキズキと心が痛むのもまた当然だ、天界人で有るとか無いとかは関係なかった

悪魔がやってこなければ…何も知らなければ、穏やかな時間がソコにはあったのだから

存在意義を否定された自分が、どうにか生きてこれたのは…この惑星と【罪の樹】があったからだ
例え【彼女】の寿命が尽きて、偽りの楽園の終焉が近い未来だったとしてもだ

何が創造主だ…何がこの惑星の管理者だ…

それなのに自分の不甲斐なさを哀しむ暇すら、この悪魔は与えてはくれない
愛し慈しんだ大地の上に組み敷かれ、再び犯される僕は
無能な守護者の醜態は、惑星の者達にはどう見えているのだろうか?

それを考えると…強い羞恥心と哀しみだけが湧き起こる
嫌だココでサれるのだけは嫌だ…悪魔の腕から逃れ様と必死で藻掻くのだが…
弱った体力では悪魔には敵わない、往生際が悪いと鞭で頸を締め上げられ
ロクに抵抗も出来ないまま、ギリギリと後ろ側に手首を拘束され、服を剥かれてしまう
弱い僕の惨めさを噛みしめながらも、それでも少し刺激されたダケでこの為体だ
与えられる強い快楽に逆らえずに、彼に触れられて喜んでいる身体の反応に憤りを覚える

浅ましい…僕は最低だ………

嗚咽と共にボロボロと流れる涙が、大地に滴り染みこんでゆく
悪魔に執拗に扱かれ溢れ出す劣情と共に

「ふうん…嫌っ嫌だ…ココではいや嫌だ……もう許して…あああ………」

「腰を振って何が嫌だだよ…このド淫乱が…もっとヤっての間違いだろ?この嘘つき
見せつけてやれよ、弱くて穢れきったたアンタを…この星の連中にさ
頼りない守護者を見れば流石に自活する様になるだろう?手前の面倒くらい自分で見る様になるさ………」

心ない悪魔の言葉が心に突き刺さる、そうだ…喜んでいるのは他でもない自分自身だ

「大体、俺が調教してヤってしまう前から、既に素質はあったよな?
見知らずの俺に密着されて抱きつかれても、抵抗しなかっただろう?お前は…
あんなに無防備で良く今迄、誰にも食い散らかされなかったモンだぜ………
それとも何?俺に一目惚れでもしたの?欲情でもした?天使だったクセに???」

「………そんな事、ある筈が無い…んんっああうああ………」

確かに…話し相手には飢えたいたけど、そんなつもりで彼を庵に招き入れたワケじゃない
反論して彼の言葉を否定しようとも、内側に穿たれたソレが少し動くだけで
僕の返事も反論も喘ぎ声に変わってしまう、その様子をみてジェイルは目を細めた

「どっちだっていいじゃないかもう…正直に言えよ気持ちがいいって
もう完全に悪魔なんだから、遠慮しなくていいだろう?もっとよがり狂えよ………」

羞恥心と罪悪感で、今にも消え入りたいと思っている心とは裏腹に、身体は更なる刺激を求める
加速する腰の動きに合わせて、貪欲に彼のそれを貪っている事くらい解っている
身体の方は、何一つ自分の思い通りにはならない
その情けなさに流す涙すら、紅い唇が啜り上げ、舐め上げる
僕の髪を掴み上げ、強引に自分に引き寄せると、ザラリとした舌が角に触れた

「それとも?もう一度くらい縋ってみるか?あの女に?ママに助けてもらうか?」

生体反応が感じられない【彼女】の残骸を前に、よくそんな口が利けるモノだ
やっぱりこの悪魔だけは好きになれない、他の相手はともかく、この男にだけはサれたくない
なけなしの精神力でギンと睨み付けても、金色の目は薄ら笑いを浮かべたままだった

※※※※※※※※※※※※※※

紅い月の夜になると、主の機嫌は著しく悪くなる

天界の奧院の従僕達、特に宮内から外に出る事もない下級天使の間では、ソレは暗黙の了解だった
その理由など解らない、否、知る必要も無いのだ
自室に籠もられた主人から、指示があるまで離れた場所で待機する事が慣例となっていた
上級天使であってもソレは同様だった、この夜だけはどんな緊急な言付けであっても、かの方とのお目通りは適わない
それが我が身を護る術、不要な知識も気遣いも必要ない、かの方が望まれないのであれば

従僕達を完全に追い出した奧院で、絶対者は一人、安楽椅子に身体を横たえる
あの忌々しい赤い月が昇る夜は、何時もそうだ…
誰とも逢いたくない、否も自分には近づけたくはなかった

そうだ…魔界の事など捨て置けばいい…堕ちたモノ共などどうでも良いのだ
天使と悪魔の諍いも、元を正せば、この世の理の為に私が仕組んだ様なもの
創造者たる自分が、ソレに直接的に関与する事こそ相ならぬ…

頭では解っているのに、【赤い月】が昇る度に心がざわつく

アレは光と闇のが交錯するこの世界の、調和を取る為には必要なパーツ
故に感情的に滅する事は出来ない【代物】だ
その上…アレが登る度に、人間界・地獄に堕ちた堕天使達は、天界の恋慕に苦しむ事になるのも解っている
沸き上がる彼等の遠忌と恨み事、あるいは後悔の声が、創造者たる私の耳にまで届いてしまうから

ソレは特に意図的に仕組んだ呪いではない…ごく自然な生理現象なのだ
どれだけ闇に穢れ様と、完全には滅する事の出来ない内側の光が、月の引力に誘発されて疼くのだろう

後戻り出来ない穢れたその身を嘆くモノ、自らを見放した光を利己的に恨むモノ
ドレも聴くに堪えな身勝手な世迷い事だ、裏切り者の戯言になど耳を貸してやる慈悲など無い

だが…その雑音の中に入り交じる…懐かしい気配に、心が締め付けられるのだ
魔族に堕ちた【あの子】が、悪魔に犯され喘ぐ声が聞こえるから

彼が意図的に聴かせているワケでは無い…
熱い吐息も心身の昂ぶりも私に向けられたモノではない
感覚が鋭敏になるこの夜に限って、自動的にサーチしているのは私の方か?

本人が意識していようが、無意識だろうが関係ない
きっと心の片隅で、元々居た場所と私の事を想っているからなのだろうか?

赤い月夜に限って聞こえてくるソレに…焦燥感と憤りを覚える自分が許せないのだ

常時は思い出す事も無い小さな事だ…
秩序の保持の為に切り捨てた、下僕も天使も数知れず、彼だけではない
親であり創造者である私よりも、実験個体を選んだ【愚か者】に未練など持つ筈もない

だが…あの時、私はあの子を殺す事が、殺処分する事が出来なかった

自らの肉体の一部を利用した特別製で、だから惜しかったワケではない
他の賢者・グリゴリ達とは明らかに違う彼を、私なりに愛していたからだろうか?

最初の天地創造は、まだ若かった私には骨の折れる作業だった…
だからコソ、私は自らの翼を斬り落とし、十二名の側近を創った
天界の閣僚として、私の手足となって働いもらうための分身達
彼等は、他の量産型のソレとは違う特別な天使達だった

しかし…私は彼等を創造するに当たり、忠誠心を求めすぎたのだろう
彼等は確かに私には従順で、有能ではあったが…互いに互いを憎み合う様になる
忠誠心とは名ばかりの功名心や、私からの愛情を独占しようとする独占欲で
互いの脚を引っ張り合うのだ、露骨に表面には出さないものの
それを見て居る此方が、息苦しく見苦しいと感じる程に

故に考えたのだ、彼等とは別タイプの【使徒】が欲しいと…

ちょうどその直後だったと記憶する、混沌との戦いで著しく損傷した右目
ソレを我が身から抉り出し、新たな眼球を一から再生しようと考えた時の事だ
ふと…その眼球を使って、新たな【分身】を創る事を考えたのだ

権威のと霊力の象徴でも有る【翼】などではない
【眼球】は言わばサブの脳髄で、より私の【本質】に近い器官だ…
コレを基礎に創った分身であれば、私の思考に近いモノになる筈と期待して

こうして用済みになった眼球から、戯れに創り出した子供が十三番目の【あの子】だった

その時の私は酷く疲れていたのだ…安らぎを求めていたと言っても過言ではない
行為の果てに予測可能な不具合にまで、思慮が回らなかったのもまた事実だった

そうだ…統治者としてではない…純粋な研究者としての【私的な助手】が欲しかったのだ
共に研究と創造方針を語り合う事が可能な、相手が必要だった
生まれながらに、私と同レベルの知識と経験値を持っサポートが必要だった

役目を効率良く果たす様に、より多くのモノを作りあげる【創作欲】を最優先に構築された霊格を創った
そして自らの自己顕示欲よりも、作品に対して偏執的な愛情を持つ個性をその子に与えた
研究過程と限定はしたが、私と意見を違えた時は…反論・意見をする許可したのは
その向上心で、より良い作品を創らせる為の妥協だった

そういう意味では…あの子はコレ以上ないくらい、良く出来た特化型の【分身】だった

権力争いも猜疑心を知らぬまま、本来の天使らしい穏やかな愛情で私を慕ってくれた
私の望むままに様々なモノを創ってくれた、此方の期待する以上の成果を出して

しかし…特化的に与えた創作欲は、やがて私のソレを凌駕するモノに進化してゆく

それも当然だ、研究ラボの中で純粋培養された子供は、外の雑事には影響される事はない
必然的に研究に費やす時間は他の誰よりも長く、安全な環境も保全されている
その上、生まれながらに私の持てる経験値と、研究成果の全ての知識を与えられているのだから
短期間でソレを飲み込み、昇華発展させる事など、たやすい事だったに違いない

そして【あの事件】が起こるのだ…

彼が秘密裏に開発した【罪の樹】は、【存在してはならないモノ】だったのだ
部分特化的ではあるが…【神】と同じ力を持った生命体を、彼はいともたやすく【無】から作り出してしまった
ソレが世界の【理】すら揺るがしかねない【重罪】で有る事を、自覚しないままに

【神】と同じモノを作る事は、【神】の存在を否定する事になる…
【私】存在異議そのモノを危うくする事になる、権威に興味を持たない彼にはソレが理解出来なかった

そして…私の与えた【慈愛】の心で、廃棄処分対象すらも愛してしまうのだ
殺処分を回避しようと彼が努力したのも当然だ、自分の持てる能力の全てを持って

そういう気質に創って育てたのは私だ、理不尽なのも私だ…
そう解っていても許せなかった
【親】である私よりも、自らが生み出した【作品】を選んだ事も
神たる、私より優れたバイオシステムを創造した現実の全てが

そうだ…コレは最早【裏切り】どころの行為ではない
そしてそこに悪意も野心も無いから厄介なのだ
まるで自らが【新たな創造神と】でも言わぬばかりにの存在に成長した【あの子】が、ただ恐ろしくなったのだ…
そうだ…私の存在そのモノを脅かすコピーなど、初めから創るべきでは無かったのだ

それでも…【反逆者】として抹殺出来なかったのは何故か?

私なりに彼を愛していたからか?いや恐らく違うだろう…
少なくとも最初は、愛憎の混じった【復讐】の意味合いの方が強い

試作品の出来映えを試す【試験場】の一つでもあった、あの惑星に
他の出来損ないの生き物達と共に遺棄の上、流刑にしたのは
慈悲の心からでも無ければ、彼の助命嘆願を聞き入れたからではない…

翼と記憶を奪われた彼が、自らが開発した筈のシステムに
逆に管理される事になったその運命を視て、薄暗い復讐心を満たしていた…
何も解らない、思い出そうとしないままに、廃棄物共を護り続ける彼を
愚か者の末路と嘲笑っていた…自らの自己保身の意味も込めて

私に背いた罰だ、一番に私を愛さない天使など要らない、創造神のスペア等、最初から不要だったと

ところが…いざ彼が悪魔になってしまった今はどうだ?
当然の報いだ!と感じる満足感は欠片も無かった
残ったのは未だに癒える事のない哀しみ、この強い喪失感は何なのだろうか?

私は………今尚あの子に執着しているのだ

あの時、悪魔に捕らえられ、無慈悲に傷付けられたあの子が
必死に私に助けを求めていたのは解っていた
例え記憶はなくとも、天使の自覚が無くとも、あの子が縋る相手は私しかいないから

だが…ソレでも助けてやれなかった

自らの身体を刻まれても尚、あの子はあの【忌々しい樹】を護ろうとしたからだ
我々の別離の原因となったあのシステムを、自らの身体を楯にしてまで

もう【こんなモノ】なんてどうでも良い、コノ苦痛から逃れたいと願ってくれたなら

あるいは…この手で助けてやれた、救いの手を差し出す気持ちにもなれたと言うのに
あの子は最後までソレを譲らなかった…まるでソレが最後のプライドだと言わぬばかりに
そのまま悪魔に穢され、私が付けた傷まで抉られた挙げ句に
魔界に堕ちてしまった、極当たり前の堕天使と同じ様に

私はただその様子を、黙って見ている事しかできなかった

あの子が…私をどう想っているか、何を考えているかなど最早どうでも良いのだ

封印された記憶を取り戻せば…
もう子供ではないあの子が、理不尽な仕打ちを加えた私を憎んで当然だ
転生した魔族として光を拒み、歪んだ理想主義を憎悪するのも当たり前だ
寧ろ天界への恨みを残したまま、地獄に帰依した他の堕天使達の様に
兵力の先駆けとして、此方に攻め入ってこない事の方が、不思議なくらいなのだ

破損した肉体の一部作成した個体でも、彼は偶然が生み出した産物だ
イレギュラーに創った、極私的で特化型の助手にすぎない
戦闘タイプの最高傑作だった、ルシファーの直系共に、魔力レベルは及ばない

それでも…創造神の肉体から切り離された【暗部】として
どんな堕天使よりも、強く禍々しい姿に変異したはずなのだが

彼は沈黙を守り続けるもだ、魔族としても、堕天使としても

科学者として私と同じ知識と経験を持ちながら、兵力としてその技術力を使わない
それどころか魔力を全解放する事すら無いのだ…まるで傍観者だ隠遁生活さながらの様に

その静けさが、逆に薄気味悪くて、恐ろしい…
そして、この出口の見えない焦燥感の源でもあるのだ

何故私を恨まない、何故当たり前の様に、牙を剥き復讐してこないのだ?
それとも…私には復讐する価値すら無いとでも言うのか?お前は………

私の怒りが、何処までも身勝手な事は解っている

事ここに至っても【あの子】が、気になる存在であるのなら
堕ちたモノを受け入れない天界の【秩序】等、関係無いのだ…
例え地獄の最奥からでも、私は彼を攫って来る事が出来る

天使に戻す事は叶わない迄も…他の者達に隠蔽したままにする事は可能だ
彼をこの場に監禁して、飼殺す事だって出来るのだ、側に置き続ける事も

だが…それすらも出来ないのだ、あの時の事を想えば尚更に

感情的に放った私の衝撃派に、幼い翼を吹き飛ばされ、もぎ取られながらも…
完全に意識を失うまで、私を見返していたその目に宿っていたは
苦痛や哀しみばかりでは無かったから

全面的に信頼して依存していた私に裏切られた、驚きや強い哀しみだけではない
私に対する【哀れみの感情】が、その大きな目にくっきりと浮かんでいたから…

私を愛する様に創ったその慈愛の心で、私の愚かささえも哀れみ受け流すと言うのか?
自らの絶望よりその感情を優先して?

その瞳に映っていたのが、心に感じていたのが何だったのか?
愛する者も傷付けなければならなかった、親の痛みか?
自分の地位を脅かす者の排除を歓喜する、醜い安堵感か?
私のどちらの感情に対するモノかなど、今のなっては解らないが………

結局私は、彼の目を直視する事が出来なかった
自らの心の闇を映す鏡の様なその目が、恐ろしくてたまらなかった

例え属性が闇に変化しようが、色が変わっていようが関係ない
対面する機会が有るのなら、あの子は…あの時と同じ目で私を見るだろう
例え虜囚として捕獲され、ココに連れてこられても

だから出来ない…あの目を再び見る事が、視線を感じる事が恐ろしくて………

堕天使の運命から逃れられないのでは【あの子】ではないない
自らの意思で切り捨てた筈の【分身】から、逃れられないのは私の方なのだ

「………アザゼル、コレもお前を裏切り、手放した罰だと言うのかね………」

こんな弱りきった自分を、部下には見せられない…
威厳を失った神など彼等にとっては意味を持たないだろうから

用意された酒を煽りながら、紅い月夜の終わりを望む者は、何も堕天使だけではない
幸いにも、星降る空の見える奧院の人払いは完璧だ
孤独に震える絶対者の呟きを、盗み聴きする様な不届き者は有ろう筈もない

静寂の中では妙に耳につく自らの声に、彼はひっそりと涙を流す



続く


何だか…ひたすらド根暗路線になりつつ有りますね(^_^;)
コレも何時もの事ですからお許し下さいね

単純に記憶を封印された高位天使が、堕天使になる様だけ書けば良かったのですが
分身の本体=神様本人は、和尚の堕天をどう思っていたんだろう???
等と考えたら……こんな鬱々しい状態になってしまった…分身と親子関係はまた違うけど
自分の子供を…悪い意味で自分の一部、自分の人生の再スタート?
と考えてしまうタイプの親御さんと、お子供の間で起こりガチな摩擦ですよね?

まぁ…子供の居ない私には、親としての立場を完全には理解出来ていませんが
モノは何であれ生徒を受け持った「教官」としての立場は、ソレなりに理解出来るつもりです

手塩にかけた自分【教え子】が、自分の技術力を越えてしまった時
その成長を喜ぶか?その出来すぎた状態に嫉妬するか???
或いは自分の存在価値を脅かすモノとして、テリトリーから排除しようとするか?
ソレは人によるんでしょうね…同様に親子関係でもソレは起こりうると感じます
この続きの鬱っとおしいお話は、日記の方でこっそりと…興味の有る方だけどうぞ

◆グリゴリ(見張る者達)=堕天使和尚編に限る?神の側近の『賢者』の別称(定員は12人)

本来は人間を見張る天使達で、グリゴリとは所属団体名?軍団名?
実は200人ほどいらっしゃいますが、余程人間の生活が魅力的だったのか?
その殆どが、見張る筈の人間と懇意になって、余計な知識を与えてしまい
挙げ句に人間と結婚してしまったりもして、堕天してしまいます
アダムの林檎を勧めた蛇(リリス)もびっくりな、人間には有り難〜い天使様達です
一応は神の信頼も厚い?天使の中ではエリート集団だった筈なのですがね

ウチのサイトのオリジナル設定の特別な天使『賢者』様達は
天地創造の助手として、神の12枚の翼から創られたみたいですね
作中にも書いてますが…翼=権威の象徴みたいな感じですから
さぞかしソレを鼻に掛ける嫌な奴ぞろいだったのかな?堕天使和尚編の場合は

通常版の『賢者』は…翼設定はなく、寧ろ神の感覚の数だけですから半数の6名
『視覚』担当がウチの最強極悪モブ、ヨカナーン様ですから、
翼出身?の権威主義の小物感よりも、ひねくれ者感を大切にしたい所です

◆アザゼル 堕天使和尚様の天使名

グレゴリのリーダーと言えば…名前表記の統一感が、微妙な?シェムハザ様で
シェムハザ様と言えば、人間に魔術を教えた全ての魔法使いの始祖的存在なので
和尚の天使名としてはピッタリなのですが、彼の堕天の下りだけは、失礼ながらイマイチなんですよね
リーダーのワリには周りの説得とノリに流されて?仕方なく堕天したイメージが強いんです

だから…チーム☆グリゴリの中では、一番お気に入りのアザゼルさんを採用しました
『呼んでますよ〜』からではなく『聖魔伝』の「アザゼルの民」由来かな?
生け贄の羊の王…スケープゴート(罪)の受け取り先と言う設定が、ちょっと好きなんです(^_^;)
管理人の根暗は相変わらずですが…興味のある方は是非ググってみて下さい

◆白い羽根の標本箱

分身なだけに…神(自分自身)に付けられた傷は、再生しない設定は使いたかったんです
イメージ的には映画『マレフィセント』のクローゼット?に磔にされたマレフィセントの翼のイメージです
あの映画であのシーンが一番お気に入りな私は、やっぱり病気なのかもしれません


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