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【位相空間】
堕天 5 R-18 3P強姦・SM・医療プレイ表現+流血ホラー有り

このままではラチがあかない…直接的手段しかないのだろう
休憩がてらにタバコを吸う悪魔は、軍服の袖をたくしあげると
自らの腕を切り裂く…溢れ出しボタボタと滴り落ちるソレを
医務室に備え付けられていた、空の水挿しの中に注ぎ込む
注ぎ口が鶴の首の様に細く長い代物だ

本来は救護者に水分を供給する為のモノか?水盤に水を張るモノか?
何れにしても…ココの備品である以上、滅菌・消毒は完璧だろう
少々先端が鋭利なのが気にはなるが…転用利用は出来そうな感じだ

「何してんのエース?ソレで無理に飲ませる気?」

同じく貰いタバコを楽しんでいたジェイルは、
十分な血液が容器に溜まるのを確認してから
チロチロとその傷を舐めあげる、
治癒魔法までの効力は無いが…出血だけは止まる

「ありがとうな」エースはジェイルの頭をくしゃくしゃと撫でると、
外したスカーフを少し強めに巻きつけ傷を保護をする

「でもアイツは血を絶対に飲まないでしょ?どうするのさ?」

コツンと弱めの裏拳が、少年の額をたたく

「誰が口から飲ますなんて言った?お前も拷問官だろ?それくらい解るだろ?」

キョトンとした顔が、エースの言わんとする事に気がついたようだ

ニヤリと笑うと…「かわいそうにね〜」とあまりそうは思っていない笑みを漏らす

※※※※※※※※※※※※※※

休憩中…ベッドに放り出されていた天使の意識は戻っていた
コードを焼き斬られた脇腹が、熱を持ち刺す様に痛い………
冷却用のジェルを宛がわれ、応急処置は施されてはいるみたいだが

いくら対立する勢力の捕虜とは言え…
ここまで理不尽な扱いを受ける程の罪を自分は犯したのだろうか?

罪深い・罪深い・罪深い… お前は存在自体が罪深いのだ

繰り返し聞かされた呪文の様な言葉
それでも…孤児である自分を養い育てくれた天界に
目を掛けてくれた、教官の養育者の期待に応えたかった
認めてもらいたかった…愛して欲しかった…

だから厳しい修練にも耐えぬいた…差別と偏見も我慢した
なのに初仕事で任務失敗…役立たずもいい所だ
教官が軍部の叱責や懲罰を受ける事はないのか?
肉体的精神的な苦痛よりも、気になる事はそればかりだ

だが…ここで苦痛と【試練】に耐え抜いた所で
状況は少しも良くはならない…潔く死ぬ自由さえ今は無い

「悪魔の尋問で流される天使の血は、天界の薔薇になるんだろ?」

何ソレ?じゃぁ何?俺達がコイツ等のお花畑を作ってるの?
………まぁコイツ等の信仰で言うとそういう事になるのか?
悪魔も大概変態だと思ってたけど、天使はそれ以上なんだなぁ〜
お前ね…ソレを言ったら身も蓋もないだろうが…

背徳行為に泣きじゃくる自分に投げかけられる、心ない言葉…

だが全ての原因は自分が弱くて、脆い存在だからだ
弱いから狩られる…脆弱だから己の信念も信仰も守る事が出来ない

非力な力でいくら抵抗して、藻掻いたところで
悪魔達の思い通りに成るまで…きっとこの責め苦は永遠と続く
ただ泣く事しかできない、弱い自分が恨めしい
自分にもっと力があれば…悪魔に良いよう嬲られたりはしないのに

ドクリと身体の奥で何かが蠢いたが、彼はまだ自分でも気がつかない
ああ…コツコツとブーツの音が再び近づいて来る…

「おい坊主?少しは休めたかな?第2ラウンドと行こうか?」

せっかく注いだ精を無駄に流さない様にと
ストッパーとベルトで封印された後ろを大きな手が撫で回す
ヒクヒクと押し返すその反応を確かめながら
後ろ手の拘束を解き…今度は前でひとまとめにする

少し長くなるから…少しでも楽な体勢の方がいいだろう?

「お前…皇太子殿下の血は飲まなかったのか?」

血?ああ…何度か手首を目の前で切られたアレか…
アレを飲むだって?とんでもない話だ…転魔云々の問題以前に、
血を舐めあう様な変態的行為は…私の常識下では無い

「ダミアンの血ほど即効性の効果は無いが、俺のを飲んでみるか?」

そう言って差し出されるグラスには…紅い血液…

乱暴に髪を掴まれ枷を填められたままの口に、無理に注ぎ込まれそうになる
少年にまで頭を押さえつけられるが、全力で抵抗する…嫌だ絶対に呑まない…
強く歯を食いしばり、唇が切れて自分の血がしたたる程に

もみ合いの末にガチャンと床に落ちるグラス 床に広がる赤…
あ〜あ勿体ないなぁ…ジェイルが残念そうに呟くが
泣きながらも、荒い息を繰り返し
明確な憎悪と反抗の意志を含んだ目で、睨みかえす天使の真っ直ぐな視線
その反応にエースは少し驚いたようだが、ニヤリと笑いかえす

「ふん…メソメソ泣くばかりかと思えば、そうでも無いか?
いいねぇ…その目は悪くない、そう来なくては堕としがいが無い」

………またエースの悪い癖が始まったよ…

背後で肩をすくめるジェイルの表情は、天使には見えない…

※※※※※※※※※※※※※※

「優しくされている内に素直に飲んでおけば良かったなぁ
恥ずかしくて怖い思いもしなくて済んだのに…でもお前が悪いんだから悪く思うなよ」

何を言っているのだろう?上官に指示を出された少年が
手枷のついた手首をベッドヘッドに括りつけると
私の身体を支える様に下に潜りこんで来る
正面から抱きかかえる形で、臀部を鷲掴まれる

割れ目を大きく開かれ…剥き出しにされる行為に
飽きもせずまだ犯されるのか…と低く呻くが…
それだけでは終わらなかった
チュポンと音を立てて、ストッパー外されたと思えば
かわりに入ってくるのは…金属の質感…

コポコポコポコポ

刺激に驚き振り返れば…水挿しの注ぎ口が深々と差し込まれている
ねっとりとした【何か】が、注ぎ込まれている…
あまりのおぞましい現実に、叫び逃れ様ともがくが…
「暴れると危ないよ」と少年の脚が両足に絡んでくる

何をされているのか…すぐに解るよ…

すっかり中身が腹の中に収まったらしく、少し膨れた天使の腹を撫で回しながら
エースは、用済みになった水挿しをわざと床に落とす
フタが外れ…僅かに残った内容物が、白い床に飛び散る

先程のグラスと同じ…赤い赤い…赤黒い液体
まさか…いま入れられたのは…まさかまさか…

今まで注ぎ込まれた精も含めて、腹の中はドロドロのタプタプで
ちょっと気を抜けば今すぐ排泄してしまいそうだ…
いくら拘束されているからと言って…他者の目の前で排泄行為は出来ない…
今の今までそう思っていたが…

たった今、身体に入って来たであろう【おぞましいモノ】を思えば…
そんな事も言っていられない…早く何とかしないと
何とか…何とか逃げ出して、どこか別の場所で中のモノを処分しなくては
どうしていいか解らず、泣きながら脂汗を垂らし耐えるその様子をエースは笑う

「よしよし…イイコだなお漏らしは恥ずかしいよな…待ってな、今栓をしてやるからな」

あがらいきれない程の排泄感に震える入り口に、固まりをあてがうと
背後から一気にソレを刺し貫く、情け容赦は一切無い
動く度にゴポリ・コポリと腹の中で派手な音がする…
あまりに酷い扱いに、絶叫し泣きわめくのだが…構わず中を抉り回す
少しだけ漏れだした液体が、シーツにポタポタと赤い染みを作る

「うわぁ…エゲツねぇ…上のお口で飲めないなら下のお口から?
良くそんな事思いつくよね?」
「お前もあのまま砂漠で逃げ回っていたら…同じ目にあったかもな…」
「げっ………俺、素直で可愛いくて良かった〜」
「良く言うよまったく…念のため前も括っておけよ、無駄に魔力を放出しない様にな…」

泣き喚く自分を余所に交わされる会話など耳に入らないが
ニヤニヤと覗き込まれる笑い顔は網膜に焼き付く
やっぱりコイツ等は最悪の悪魔だ…
せめて死ぬ前にこの屈辱は絶対に返してやる…
せめてのど笛か舌ぐらいはかみ切って、道連れにしてやる

でなければ気が治まらない………

※※※※※※※※※※※※※※

やがて…緩やかに直腸吸収が始まったのか?
次第に薄れてゆく排泄感と下腹部の張り
その代わりに腹の中が、火が付いたように熱くてたまらない…

内側で急速に何かが壊され…作り変えられているのが解る

同時に髪と翼の根元が、少しづつジワジワと漆黒に染まりはじめる
やはり血液交換が一番手っ取り早いか…このまま上手く染まってくれればいいが

ベッドに括りつけた拘束を解いてやると…繋がったまま背中から抱き締めるてやる
自分の体重でさらに深い場所まで楔が届いたのか…ビクビクと細く身体が痙攣する
混濁した意識下で熱病にうなされているかの様に、はぁはぁと浅い息を吐き、
力なく小刻みに震える天使を、金色の瞳がジッと見ている

「ねぇエース…やっぱりコイツ何だかおかしいよね?」

違和感を感じていたのはジェイルも同じだったようだ
なかなかよい勘だと言いたい所だが…その原因を未だに特定出来てはいない…自分も

「お前は何処がおかしいと感じる?」
「………上手く説明出来ないんだけど…コレを見てエース」

ジェイルの背中にファサリと広がるのは…薄い瑠璃色の羽の生えた大きな翼
一見すれば天使のソレと見紛う事も有りそうなソレは
未だにスフィンクスのモノであり、少年の纏う悪魔の雰囲気には酷く不釣り合いだ

「翼の変化はまだ済んでないのか?」
「ちゃんと済んでから見せるつもりだったけど…見て」

少し浮きがった羽をぶちりと毟り取ると
その下から覗くのは、黒く鱗の生えたワイバーン系の比翼の一部
よく見れば所々羽毛が抜け落ち始めている…
瑠璃色の羽根も美しいが…その下の漆黒の方が今のジェイルにはよく似合う

目を細めてそんな事を考えるワケだが…腕の中の天使はそうでは無いようだ
黒に侵食され食い潰されてゆく白い翼…まさしく今の自分と一緒ではないか

嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌ぁぁぁ

再びボロボロと泣きはじめ、
諦めきれずにもがく身体を力ずくで押さえつけながら、エースは囁く

〜お前も素直に転魔した方が楽になれるぞ…〜

ヨシヨシとあやす様に天使な頬を舐め上げると、
そんな事している場合じゃないだろう?と苛ついたジェイルが続ける

「ねえ…エースは今の俺の翼を見て違和感は感じる?」
「ん…似合いはしなくなって来てるが、元々はお前の翼だ…特に違和感は無いな」
「だよね?でもソイツの翼は…何かが違う気がするんだ
ソイツ本体と微妙に臭いが違う気がする…変色し始めてから益々…」

翼?間違いなく身体から直接生えていて、
今震えながら黒く染まろうとしているコレがか?
脈打ち温かいソレを改めて撫で上げ、もう一度調べようとすると…

ズルリ…

白い皮膚の下を【何か】が這い回った様に感じたのは…気のせいでは無い?

「ーーーーーッ」

唐突に吹き出す赤・赤・赤 天使の背中から吹き上がる血飛沫
真っ赤な血を滴らせ、鞭の様にうねるソルは…植物の根っ子?いや神経組織?

左の翼のソレがジェイルに襲いかかり、右の翼のソレがエースに巻きつく

「翼手ッ」

得体の知れない触手に巻き付かれた、ジェイルの叫びは既に獣の咆吼に
クルリと獣型に変化すると、戦闘形態に長く伸びた爪と牙で翼本体に飛びかかる

ギィィィー

何処から発しているのか解らない叫び声と共に
片翼が別の生き物の如く天使の背中から離脱、獣を迎え打ち襲いかかる…
翼を失った傷口から、更に大量の鮮血が吹き出す
天使は断末魔を上げる事も出来ずに、ガクリと意識を失う

「何だっコレは…ッ」

こんな現象は聞いた事がない…次々と皮膚を食い破り現れる触手が、
ギリギリと悪魔の肌を締め上げる
さらに細い組織がエースの肌を食い破り、新たな宿主を捜している様にも見える
ラチがあかないと、エースの瞳が真紅に燃え上がる手前で
触手と応戦中のジェイルの声が響き渡たる

「エース!ダメだそのまま燃やしたら、ガキも一緒に燃えちまう!
引っこ抜いて!残った翼も!その翼はソイツの翼じゃない!」

コイツの翼じゃない?そうだ…コイツ自身の体組織なら
本体の再生が不可能になるほどの傷を負わせるワケがない…
だとすれば…魔界では未知の寄生生物の一種なのか?

「ダミアン!今すぐ救護班を呼べ、ゼノンもだ早く!」
「もうしている!内側からの結界が…最悪防御壁を破壊するぞっ」
「好きにしろっ、もう片方も引き抜くぞ」

今回は治療室の内側から掛けた【結界錠】を解いている暇はない
ジリジリと巻き付く触手をたぐり寄せ、ガシリとその翼本体を引き掴む

「いいか坊主、この程度で死ぬなよ…」

そのつぶやきが、聞こえたかどうかは解らない

大量出血で冷たくなった肩を押さえつけ、一気に翼とその組織を引き摺り出す
先に離れたモノよりも、より深い部分まで根付いていたらしいソレは
皮膚をやぶり組織が長く垂れ下がる 血と肉の破片をしたたらせている姿は
醜悪と言う以外の言葉は見あたらない

ギィィキィィー

コチラも威嚇音を放つと、目の前の悪魔を攻撃はするのだが
それ以上に…元の宿主に対する執着は凄まじく、
ジリジリと這いずり回り、戻ろうとする力の強さに唖然とする

「させるかっ」

渾身の力を込めて引き離すと
エースの両手から一気に燃え上がる火焔に、室内は真っ赤に燃え上がる

キャアアアアアアー

甲高い女の様な悲鳴が上がり、化け物は生きたまま炎に包まれのたうち回る

「エース、こっちも」

もう片方の本体を押さえつけ、半分に引きちぎったジェイルが
尚ものたうつソレのトドメを任せようとしたその時

バリンッ

派手な破壊音と共に、治療室の防護壁と結界が崩壊する
飛んで来たのは…鈍く光るゾッド愛用の大鉞

「すまねぇエース、ぶち破るのに時間が掛かった…」
「そこまで…標本の採取と負傷者の回収をさせてもらうよ」

血塗れの部屋に踏み込んだのは、ゼノンと防護服に身を包んだ文化局の職員達
テキパキとのたうち回る化け物の残骸を回収
封印機能を兼ね備えた捕獲ケースに納めてしまう
瀕死の少年は担架に乗せ、生命維持装置を装着される

「ゼノン…お前何時から…」

あまりの手際と準備の良さに、エースはジロリとその顔を睨むと
ゼノンは飄々とした顔で答える

「だって最初から僕には任せてくれないでしょ?
断片的な情報と組織提出では、解らない事の方が多いからね
とにかく全員儀式的処置が必要だから、文化局にこのまま同行してもらうよ」

確かに…いかに王宮内の医務室とは言え、得体の知れない血にまみれ、
破壊しつくされた現状ではどうする事も出来ない
強引に繋がれた結界の間から、アノ文化局に出向く事には抵抗はあるが…

「ダミアン殿下…」

壁の破壊の前に便宜的隔離されたのか?強力なゼノンの結界に閉じこめられ
呆然と成り行きを見ていた皇太子の前で、ゼノンが深々と頭を下げる

「緊急事態とは言え、無礼の数々をお許しください
ですが我々には、王家の血筋を守る義務と権利がございます」

結界が解かれ自由になった皇太子は、苦笑いを零す
解っては居るのだ、今回軽率だったのは自分自身である事は
ただ…何も出来なかった…それが悔しい

「私も和尚の検査を受けるべきなのだろうね…」
「勿論です、医師として正式に要請いたします」
「解った…後は任せるよ…」

その場に居た関係者は、くまなく結界の裂け目から消えてゆく

ゾットを中心に、後に残った文化局職員達は
突然の破壊音に続々と集まる、宮中侍従と近衛兵に
結界の補修を指示しながらも、標本の採取と血液の処置をはじめる

バイオテロか?他の何か?
文化局が関わった為に真相は闇の中に消えてしまった


続く

気分が悪くなる程にエゲツなくて…ただひたすらスミマセン
後は多少はマトモになる予定です…多分?

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