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【位相空間】
堕天 12 R-18 夜猫 (完) J×L?L×J? ショタリバ(汗) 苦手な方注意

明日は東の水都に行く事に、水妖の一族に引き取られる事になった

なけなしの私物を、用意してもらったトランクに詰めながら考える
ソコソコ魔界の生活には慣れてきたけど…緊張していないと言えば嘘になる
王宮の外の事は、まだあまり良く知らない…上手くやっていけるのだろうか?

遠征から帰還すると、何度も顔合わせに来てくれた水妖の族長の老将軍は、
中性的なタイプが多い水妖系悪魔にしては、珍しい肉体的な美丈夫で
水竜特有の厳つい印象の顔立ちで、青みがかった銀髪と髭が特徴的な悪魔だった

皇太子を交えた謁見室では、形式的でそっけない態度ではあったが…

2名だけになると、満面の笑みを浮かべ、
息苦しくなる程に、しっかりと抱きしめてくれた
ああ…顔を良く見せておくれ、まさしく甥のリヴァの忘れ形見…
若い頃のあの子によく似ている
色は少し違うけど…その手の甲には同じ形の鱗の生えたせいだろうか?
言い知れぬ安心感と同族意識を感じた、コレもシュウの影響だろうか?

ここに居てもいいの?天界人との混血なのに差別されないの?

他族からの変異悪魔なんていココにはくらでも居る
生粋の堕天使から変異悪魔も珍しくはない
転魔さえしてしまえば、普通の悪魔と何も変わらない
生まれを恥じいる必要は無いんだよ

そう言って大きいな手が、くしゃくしゃと頭を撫で回す

天界で育てられたのであれば、辛い事も沢山あったであろう…でも安心するがいい
お前は私の養子の一人に迎えよう、必要な教育も受けさせよう
魔界での生活に何一つ不自由はさせないよ、何も心配する事はない

それと同時に、苦虫を噛み潰したような愚痴も聞かされる
【転魔の儀式】に火炎系悪魔の二名が関わっている事が漏れているらしい

情報局長官が、皇太子の側近の側近である事は承知の上だが
よりによって、火炎系悪魔にその役目を担わせた事には不満を隠せない様だ
かわいそうに…余程酷い目にあったのでは無いか?
殿下もお人が悪い…我が一族の者に任せて頂ければ、
余計な苦痛など与えなかったモノを………

その情報が、養父になると言う悪魔に漏れている事実に
戸惑い羞恥心から、真っ赤になり固まると
何も言わずに更にぎゅっと抱きしめられた

【狂犬】に噛まれたと思って忘れてしまえばいい
一族の者にも年頃の娘達はいくらでも居る
女の肌を知れば、すぐに忘れてしまうだろう…かわいそうに

どうやら大怪我の原因が、あの二名の無茶の為だと誤解されているようだ
何だか物凄く同情されてしまったが…今はまだ気持ちの整理がつかないから
そういう事にしておいた方が、丸く済むのだろうか?
何れは【事情】をちゃんと話さなくちゃいけないとは思うけど

同時に、これから家族になる水妖系悪魔と、
あの2名を含めた火炎系悪魔の仲が、決して良好では無い事を改めて知る

天界でもその力の属性の差からか?牽制しあう勢力は存在したが
世界は変わっても…そういった部分は何処も変わらないものだなぁ…
とも改めて思ったり、考えたりもした

大魔王宮での生活は、至ってのんびりした物だった
念のため【翼手】の後遺症のチェックと、データ集積も兼ねて
宮殿内のメディカルセンターと、皇太子のプライベートエリアに与えられた
控え室の間を行ったり来たりするだけで、特に重要な仕事を任されているワケでもない
名目上は殿下の身の回りの御世話や、儀式的儀礼の補佐をする?
内官の【従僕】と言う事になっているけど、【色小姓】と認識されている事は明白で…
自分でも気にはなりはじめていた…このままの状態では流石に良くない

勿論悪魔になってからは、自由に廊下を歩く事も出来れば、
中庭でゆっくり外を眺める事も出来る、すれ違う近衛兵も優しくしてくれる

下級悪魔の侍女達は、皇太子のお下がりの服を寸直ししてくれるだけでなく
髪も丁寧に編み込んでくれたり、女物の髪飾りを付けてくれる
女の子みたいで、かわいいと言って………文化局の女性職員よりも、
更にフェミニンな少女趣味なのは、主人の派手好みの影響なのだろうか?

はっきり言えば、体よく?着せ替え人形にされている気もするけど…
綺麗な物を身につけて、着飾る感覚は………悪い物では無い
漆黒に変異した髪には、キラキラとした髪飾りは、不思議に映えとても綺麗だ
素直な気持ちで、ありがとうとお礼を言えば、更に色々な物を持ち込まれる様になり
用意してもらった小物入れは、色とりどりの髪飾りや装飾品でいっぱいだ
勿論侍女の給金で用意してくれた物、高価すぎる物では無いと思うけど
似合わない物はなかったのが凄い、時間をかけて選んでくれたのかと思うと嬉しい

これも大切に持っていかなきゃ

色々あったけど…いざこの宮殿を出るとなると不安になるのが不思議だ
連れて来られた時は、どうしてココに居るのか解らず、ただ絶望しか無かったのに

「最後の夜だから、一緒に寝ようね」

皇太子にそう言われたのだが、何か緊急事態があったらしく、
部屋の主はいまだに戻らない…ぽつんと取り残されたその部屋で
ゴブラン織りのクッションに抱きつきながら、横になってはいる物の
変に疼く身体が熱くて眠れない…先に休んでいていいよと言われも

最後の夜だから…当然また抱かれると思っていた
新しい環境に馴染むまで、しばらく逢えない分たっぷりと
しつこいくらい丁寧な皇太子の手練を思えば
勝手に火がついた身体は火照り、身体の最奥がうねる

何でこんな時に非常事態なんだろう?そう悪態をつきながら…
もじもじと腰をくねらせ、自身のソレを撫で上げ刺激する

ああ…気持ちいい…けど 今日は独り寝は嫌だよ…

自慰行為に耽るその姿に、行為を泣いて拒んでいた天使の面影は一つもない
気恥ずかしさから潜り込んだ毛布の中で、短い吐息が漏れる

「楽しいそうだね〜俺も混ぜてくれる?」

不意に毛布をバサリと捲られ、慌て上を見上げれば、あの時の猫の様な少年
突然の展開に呆気とられ、自慰行為を見られた恥ずかしさから、
反射的に逃げようとすれば、ぴょんと上に乗られてしまう

「エースに着いて来たけど暇なんだよ、良いじゃないか俺と遊ぼう」

金色の瞳がニンマリと笑う、一体何時・何処から入ってきたんだよ

※※※※※※※※※※※※※※

「あっ…ひん…やぁ」

吸い付く様な、巧みな舌に前をなぶられながら、指で内側からも刺激される
塗られた潤滑剤の音がヌチャヌチャと響く 恥ずかしい…何でこんな事に
一度身体を重ねた事のある相手、と言うだけでなく、
飢えていた身体は、あっさりその快楽を受け入れてしまう

やぁ…気持ちがいいよ…お願いもっと奥をえぐって イきたい…もうイかせてよ

ところが何時まで経っても挿れて来ない…そのもどかしさに身じろぎすると
ペロリと裏側を舐めあげ、少年はニヤニヤしながら此方を見つめる

「えっと…新しい名前はルークだったっけ?ルークは前は使った事ないの?」

突然何を言い出すのやら、一気に顔が真っ赤に染まる

「前って…有るわけ無い………」

そう…この間まで天使だった自分に、経験なんてあるワケがない
悪魔になった後も、ココでの立場は皇太子の稚児の様なものだ
王宮内に【お手つき】に手を出す様な命知らずは、男も女も居るワケがない

目の前のこの少年と、先日好き勝手にしてくれた紅い悪魔以外は…

「ふ〜んやっぱり?ダミアンが挿れさせるワケないもんね」

〜だったら俺が初めてを貰っちゃおうかな?〜

そう言うと突然のし掛かっていた体重が軽くなる、喪失感に半身を上げれば
少年が潤滑剤を手にとり自らの後ろをほぐしている姿が、視界に飛び込んくる…
あまりにも…あっけらかんとした態度に軽い目眩を覚える

しかし…猫型のせいか、女性的でも中性的とも違う?
独特な色香があるのだこの少年には…
柔軟性のある柔らかい身体を、折り曲げる姿はしなやかで
浅はかに淫らで、それでいて刺激的すぎる………
ドクリと身体の奥で、何か脈うつのが解る

「そんなにマジマジと凝視すんなよ…恥ずかしいだろ」

赤く紅潮した目許が潤んでいる様で、目眩がする程色っぽくて
たまらずその細い腰に縋りつき抱きしめる

「俺はどうすればいいの?」
「何?協力してくれるの?何時もされてる事をそのまま俺にすればいいんだよ」

自ら慰めていたその手をどけて、ぬぷりと内側を指で弄れば、
ピクリと反応する身体…ちいさな声と吐息 ただされるがままに抱かれるだけでは無く、
相手を犯したい、組み敷いて征服したい…と言う本来の欲求がムクムクと湧きあがる

グッとその頭を引き寄せて、唇を貪れば金色の瞳が笑っている

※※※※※※※※※※※※※※

お世辞にも上手いと言えない辿々しい愛撫ながらも、少しは身体がほぐれたのか?

「もういいよ…最初は俺が自分で挿れるから、ルークはそこに寝転んでよ」

言われた通りに仰向けに寝そべると、直ぐさま上に跨ってくる細い身体

ソッと手を添えると、ゆるゆるとゆっくり下ろされる腰
それでも感じているのか?プルプルと震える相手を支えるものの
やんわりと吸い付く様に包みこむ、肉襞の温かさにうっかり絞り取られそうになる
口でされるのとはまた違う快楽に、すぐさま熱を吐き出しそうになるのだが…

「待って…もっと良くするから…まだイっちゃダメだよ」

まるで今の状態を察したかの様な、少年の言葉に慌て下腹に力を込める、

「聞き分けがいいんだね、ルークは…」

そう熱っぽく呟くと、完全に腰を落としてしまった
自分のソレが完全に入ってしまったその部分を、見るのが不思議で気恥ずかしくて
ドギマギするのを余所に、少年の手が爪が、ゆっくりと俺の胸をなであげる

「出来るだけ我慢してね、直ぐに終わっちゃたらツマラナイから」

そう言うとゆっくりと腰を上下させ、こねくり回しはじめる

「ひっ…あっあっ」

気持ちが良すぎる…自分の中に入れられるのより数段
男なのだから当たり前の事なのだが
初めての経験に心拍数が、一気に跳ね上がってしまう
半分飛びかけた意識で上を見れば、相手も気持ちがいいのか?
うっとりとした目で、此方を見下ろしいる

まだ我慢しなきゃ・しなきゃ…と思えばこそ踏ん張るが
ああっやっぱり無理だよ… あっと言う間にほとばしる絶頂と虚脱感…
少し遅れて、少年の劣情も腹の上に出されてしまう

抱くって…こういう事なんだ…

ズルリと引き出される自分のナニをぼんやりと眺める

「も〜早いよ〜」

でも初めてだったらこんなモノかな?

適当な布で俺の腹を拭き取りながら、
鋭い爪のある指が、肋骨の上の傷痕の上をなぞる
かつてソコにあったのは天界の識別コードとメッセージで、
焼き切ったのはこの少年だった

「良かった目立つ痕にはなってないね」

その後の大怪我を考えれば、【コードの焼き切り痕】などは些細な物なのだが

皮膚表面だけではなく、細胞レベルにまで刻印されたソレを取り除くには
情報局だけが所有を許された【特別な器具】が必要なのだそうだ
魔界内部での身分偽装を防止する為に、厳しく管理されている器具でもあるが
主に虜囚に使用される事が多いせいか、被験者の苦痛に対する配慮が薄い
傷痕に対するソレもまたしかり

一応頑張って、丁寧に細かく切ったつもりだったけど
痕がどうなっているのか?ちょっと気になっていたんだ…
そう言うとざらついた舌が、丁寧にその傷痕の上を舐めあげる

「君は一体…」

エース長官の事は、事前に良く知っていたが…この少年の資料は見た事がない
それに改めて良く見れば、やはり王宮内の他の悪魔とは明らかに違う気の色
悪魔では無いのか? そしてアノ時、意識を失う前に見たあの翼は一体?

「ああ…ちゃんとした自己紹介がまだだったね
俺はジェイル、まだ拷問官の見習いだけどね」

エースの下で一応勉強中かな?ケラケラと笑う顔は、良く見ればまだかなり幼い?
もしかしたら相当年下なのだろうか?

「じゃあジェイル…君って…」
「あっ…バレてる?まだ完全に悪魔になりきれて無いよ、俺も変異悪魔だから
ルークみたいに半分悪魔なら、簡単に変異出来るみたいだけど
俺みたいな完全に別物だった奴等は、ちょっと時間がかかるんだよ
面倒くさいよな〜本当に…」

パッと変われれば面倒も無いのに、心底面倒そうな顔は子供そのもので
取り留めも無い話の流れで、実は200歳近く歳が離れている事に気がついたルークは
別の意味でげんなりしてしまった 

そんな年下の子に、良い様に嬲られ、泣き喚いていたのか…俺…
育った環境の経験値の差とは言え、哀しすぎる…

ああ何か無性に腹がたってきた

グルグルと音をたててすり寄ってくるその身体を、いきなり組み敷くと
慣れない手付きで下を弄る…劣情が残るそこは何の苦もなく指を受け入れる

「いきなりどうしたのさ…」

それでもクスクス笑うジェイルにカチンとくる

「直ぐに終わっちゃたらツマラナイんだろ?」

やり方は理解した…お望み通り満足するまでヤり倒してやる
宣言と共にその柔肌にしゃぶりついても、ジェイルの余裕は変わらない

「これだからCHERRYは…でもいいよ誘ったのは俺だし
でも満足させられるかな?俺を満足させるのは大変だよ」

ペラペラと軽口を叩くその口を、噛みつく様なキスで塞ぐと
まだ名残の残るソコに一気に挿れてやる、抵抗感なく俺を飲み込んだソコは、
熱くて柔らかくて…やはり吸い付くようにソレを貪る
でも…二回目で少しは感覚に慣れたせいか?
今度は?相手のいい様に引きずられるばかりでも無いようだ

柔らかい身体を広げ、慣れない粗を隠す為に、やや乱暴に最奥を突き上げれば
耳と尻尾がはみ出したジェイルが、その度に嬌声が上げて答えてくる
猫の様なその甘い声に興奮して、更に頑張らなきゃとは思うのだが、
やはり俺の方が、貪り喰われている感覚は歪めない 優位に立つのは到底無理か?
それでも「もっともっと」とせがまれて、脚が淫らに腰に絡んでくる…と

コイツ可愛い…それに柔らかくて温かい…

それから何度もその中に劣情を放ったか解らない
若い暴走に付き合い切れなかったのか?「疲れたから、ちょっと寝る」と言って、
勝手に寝入ってしまったジェイルの肩を抱き締め、ルークは考えていた

悪魔になったのなら、誰よりも強くなりたい…二度と何かに流されない様に

飽きっぽいハズの皇太子は、何故か自分に執着している
【稚児】としてならば、今すぐにでも地位を築く事も出来るかもしれない
実際宮仕えの下級官吏には…ソレを匂わすモノも存在する

それだけで終わってしまう気持ちは無い
今から取り戻せるのだろうか?悪魔としての経験値を
もし、ここに戻って来るのであれば、自分の実力で
【この世界に必要なパーツ】として戻って来なければ意味が無い

移ろいやすい【執着】や【愛着】に縋る事なく

それにしても…何だか俺も眠くなってきたよ…
それにコイツと居ると何だか安心する、歳が近いとかそれだけの理由じゃなくて
じんわりと温かいこの体温が、細いわりにはフクフクと柔らかい手触りのせいか?
あがらいきれない睡魔に勝てずコテンと横になれば、ジェイルの寝息が心地がいい…
疲れ果てているのはルークも同じ、つい深い眠りに落ちてゆく

ここは皇太子の寝室である事は、完全に忘れ去られていた

※※※※※※※※※※※※※※

さてさてこれはどうしたモノだろうね?

明け方近くに寝室に戻ってみれば
どちらも目に入れても痛くないお気に入りが2名
明らかにジャレついた【痕跡】を残し寝入っている

状況的にエースに同行したはいいが、暇を持て余したジェイルが
成り行きで【夜這い】を掛けたであろう事は推測出来るが…
あ〜あ…前も美味しく頂いてしまったのかい?お前は…
火炎系悪魔に童貞すら奪われたと知ったら、水妖の老将軍は、また怒り狂うだろうね
これはルークに念入りに口止めをしないとね…

とりあえずジェイルの方だけを起こす、ぼんやりと眠たそうな目が私を見上げる

「ジェイル…」

一応は叱る為に起こしたワケだが、キョトンとしたその顔に全く悪びれた様子は無い
チロリと私の唇を舐めると、うっかり狼狽えている間に
するりと部屋から出ていってしまう それこそ猫の様に

「コラッお説教は終わっていないよっ」
「一回も二回も同じじゃん、またね〜」

ケラケラと笑いながら遠ざかってゆく声に、溜め息しか出ない

やはり環境が悪いのか?誰に似たのか?
砂漠で出会った頃は、あんなに不器用で純真無垢な子だったのに
どんどん悪く生意気になる…まぁソコも可愛くはあるのだが

ジェイルのお仕置きはまた後日として、今は残り少ないこの子との時間が大事だね

長い様で短かった二月弱…ずっと抱き締めて寝ていたが
枷もなく苦悶の表情ではなく、安心した寝息を聴いたのは
最後の数日だけだったかもしれない

強い悪魔になるだろうね…お前は… 封印されていた潜在的な力の強さも勿論だが
簡単には折れない強情さには私も驚いたよ、私の稚児で終わる器では無いだろう…
遅れを取り戻すのは容易い必ず戻っておいで

目が覚めたら、何時の間にかジェイルは消えていて
ダミアン殿下に抱き締められていた

あわあわと取り乱す口に、シーと指を押し付けられる

「多淫もまた悪魔のたしなみの一つだけど、
昨晩の事は新しい父上に言ってはいけないよ また御大が無駄に怒るからね」

ああ今日でお別れなのが寂しいよ…
でも寂しくなったり、困った事があったら何時でも連絡しておいでね

そう言われて額に優しくキスをされた、初めて出会ったあの時の様に

※※※※※※※※※※※※※

やがて王宮を出る時間がくる

世話になった宮中の職員の全てに、もう一度お礼をすると
トランク抱えて、迎え来てくれた将軍が待つ謁見室に向かう
未練がましい姿を、家臣には見せたくないからと、
皇太子はその場には居なかったのが、少しだけ寂しかったけど
仲良くしてくれた侍女達が、最後まで見送ってくれた

豪華な馬車に乗り込み遠ざかる宮殿を見ながら、ポツリと呟く

「将軍………」
「なんじゃ改まって、それにもう父上で良いぞ」

上機嫌の将軍に向き直ると、まっすぐに見つめ聴く

「では父上…私は今からでも仕官学校に入る事は可能でしょうか?」

意外な発言に驚いたようだが、一呼吸置くと老将軍は豪快に笑った

「何と言う殊勝な心掛けよ、息子よ…魔界の生活に慣れてからと考えてておったが
ソレがお前の望みであるのなら、直ぐにでも編入手続きは可能であるぞ」

遅れは出来るだけ早く取り戻す…悪魔としての本当の生活は始まったばかり



end


うわっ禁断の【ショタモノ】を書いてしまった…しかもリバ…終わってる

一応両方とも中高学生くらいの設定?だけどL高1&J中2くらい?
ガチガチミッション系高校生と?ちょっとやんちゃな中学生とか?
学園ものは今も昔も上手く書けなくて、何時も挫折するのだけど
コレはコレで萌えかも?誰か代わりに書いてくだされ〜くだされ〜

実は前のA編より先にプロットだけは出来ていたんだけど、
調整にちょっと手間取りが…だって代官が壊れすぎでしょ?
いくらなんでもね(T_T)(T_T)(T_T)

以上で【参謀=ハーフ堕天使の番外編】は、一旦は終了ですね
中盤やたら重くなりすぎ・捏造しすぎ?な感は有りまくりですが
何時もよりハード目のエロも楽しかったかな?お粗末様でしたm(_ _)m


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あきゅろす。
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