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【位相空間】
堕天 11 R-18 朔夜 拉致? A×L かなり濃口につき注意

「今晩はこの部屋から出てはいけないよ」

皇太子にそう言われた理由は解らない…
何か特別な意味がある夜で、宮廷内の侍従から近衛兵に至るまで
みな宿下がりしてしまうらしく、いま宮殿には誰も居ない
まだ帰る家の無い自分は、ここに居るしか無いのだけど…
何か落ち着かない…たかが一晩と言えど

普段生活している皇子のプライベートエリアから
一番離れた来客用のゲストルーム
必要なモノは全部揃ってはいるのだけれど…やる事がない
ふと読みかけのノベルを、自室に忘れてきた事を思い出す…
まだ夜半とは言えないし、まだ取り行けるかな?
静に行って帰ってくれば…大丈夫だよね?

そっと部屋を抜け出して、誰も居ない廊下をヒタヒタと歩く
気配の一切無い廊下は不気味だ、目指す部屋の近くまで差し掛かかると…
僅かに動く影が? あれ?あの金髪は、ダミアン殿下じゃないよね?

「ーーーッ」

突然項に強い衝撃を感じて、ルークはその場で崩れ落ちる
その身体を抱き止めるとエースは、複雑な表情を浮かべる

「預ける場所がないなら、しっかり閉じ込めておけ」

気を失ったその身体を抱き上げると
エースは通常通りにモニター室に急ぐ 【朔夜】は始まったばかりだ

※※※※※※※※※※※※※※

気がついたら…目隠しをされ、後手に手錠をかけられていた…
ヘッドホンのようなモノも付けられているせいか?何の音もしない耳も塞がれている?

「何…ここ何処?」

声をあげ、もぞもぞともがく俺に気がついたのか?気配が近づいてくる
耳当てを外され、囁かれるのは…聞いた事のある声だ

「久しぶりだな坊主…今日は部屋から出ちゃいけなかったんじゃないか?」
「エース長官?」

ブルブルと震える俺に、見えない相手は笑っている様だ

「ちゃんと説明をしないダミアンも悪いが、朔夜の王宮は誰であろうと立入禁止だ
侵入者は全て俺が焼き尽くす権限がある…まぁ今回はお前を焼く気は無いから安心しろ
だが勝手に出歩いたお仕置きだ…一晩ソコでそうしてな」

そう言われると、ヘッドホンを再び嵌められてしまう
ウソ…一晩コレで放置? ああ…言いつけ通り部屋に籠もっていれば良かった

後悔してももう遅い…

それから、どれだけ時間がたったかも解らない
音も聞こえないのだから仕方がない…ただ早く時間が過ぎる事を願うばかり

ただ…近くに居るその気配は妙に苛立っているのは分かる
立ち込めるタバコの匂いも…どれだけ吸っているのか息苦しい程だ

単純に怖い…

きちんと面識が出来た後だからか?
そう無茶苦茶をする相手ではないのは、分かっている
悪魔になった後は、宮中で顔を合わせば、優しくしてもらってはいるのだが
【転魔】する直前に手酷く抱かれた記憶が、恐怖心がまだ新しくて…
純粋にまだ怖いのだ…天界に属していた頃から持っていた【恐ろしい印象】も手伝って

ゴソリと気配が近づいてくる…ルークは身体を固くして縮こまる
突然顎を取られると、いきなり唇を深く貪られる

なに?何ななの?

アルコール臭とともに、強い酒の味が…酔ってるの?
ヘッドホンがずらされると耳を舐められしゃぶられる

「悪いな少し遊んで貰おうか?どうせお前も暇だろ?」

何…暇?何が?えっえ?

返事を返す暇もなく大きな手がシャツを割って入ってくる

「ひっ………」

怖い怖い怖い

ガタガタと震える俺の胸をしゃぶる熱い舌の感覚 悪夢は始まったばかりだ

※※※※※※※※※※※※※※

【堕天使】の一件のおかげで、暫くは見送りになっていた【朔夜】のおとない
久しぶりに閉じこもるこの部屋が、ムカつくのは相変わらずだ
なにしろ最愛の愛魔と恋敵の痴態を一晩中眺めるワケだからな…愉快なワケがない

デーモンが此方にやってくる前に、
モニター越しに、宮廷内のありとあらゆる場所をチェックすれば
チョロチョロと動く小さな影が…何かと思えば、なりたて悪魔の坊主じゃないか

【朔夜の習慣】なんて、何も知りもしないだろうし…
ダミアンもきちんと説明をしていないのだろう
厄介な…今回ばかりは、流石に燃やすのは不憫だ

とりあえず拉致確保はしたものの…モニターの向こうでは、相変わらずの光景…
膿の様にドロドロと溜まる欲情を持て余すその場所に
怯え震える姿はあまりにも刺激的すぎる…しかも恋敵のお気に入りだ
少しぐらいの【摘み食い】も罪はあるまいよ、坊主には気の毒かもしれないが

※※※※※※※※※※※※※※

「ひぐっ…やぁやん」

椅子に座ったまま…前から細い腰を抱えあげてやる
そそり立つ俺の上に強引に腰を降ろさせると
流石に息苦しいのか細い悲鳴が漏れる

泣いてはいるが…具合のいい身体は相変わらずだな
大した前戯が無くても、難なく俺を飲み込んだソコは熱くて柔らかい
手触りが良く、冷たく貼り付く様な肌とは対照的だな
完全変異はしていても、残念ながら水妖に良くある【内鱗】は無いみたいだが…
きゅうきゅうと締め上げてくる名器と言った所か?

まぁ男女に関係なく【魅惑】と【誘惑】を武器にするタイプが多い水妖の属性上
肉体的にも魅惑的な奴等が元々多いらしいが、それは生粋の魔界育ちの場合の話
天界育ちのガチガチのオクテで、全くの未経験者を短期間でここまで開発したのだから
そういう意味では…ダミアンは調教上手と言えるのかもな?

震える肩越しに…音声を絞ったモニターを見つめながら
半ば八つ当たりも含めて、中を突き上げかき混ぜる
かわいそうな身代わりは、その度に痙攣してひんひんと鳴き声を上げる
何故自分がこんな目に遭わねばならぬのかも解らずに

「お願い…もう許してください…苦しい…許して」

苦しい?苦しいだけじゃないよな?こんなにグズグズぐちゃぐちゃになってる癖に?
弱々しい声を無視して更に突き上げれば…声はあっという間に喘ぎ声にかわる

今は大人しく股を開いていればいい
さらに深くまで抉ろうとすれば…鋭い絶叫が走る

「もう捕虜じゃない…縛られたまま犯されるなんて嫌だ…
抱くのなら、ちゃんと抱いてください」

ピクリとエースの動きが止まる
そうだ…八つ当たりをする相手はコイツでは無い

※※※※※※※※※※※※※※

「アイマスクは外してやれない…機器類にも触るな
【機密】を見られ聴かれたならば、お前を焼かなければならないからな…」

コクコクと頷く様子を確認してから
ズルリと中のモノを引き抜いて下ろしてやる
手錠を外してやった上で、着乱れた服を剥ぎ取り抱き寄せる
ぎこちなくすりよせて来る身体は、まだ小刻みに震えている
少しだけ痕がついた手首をチロリと舐め上げてやると、小さな肩がびくりと震えた

「せっかく外してやったんだ…お前もサービスしてくれるのかな?」

意地悪くそう言えば…手探りで俺のソレを探ってくる

ぺちょり

柔らかい舌が、自分の愛液にもまみれたソレをたどたどしく舐めはじめる

目隠しをしているため表情は見えないが
恥ずかしいのか?興奮しているのか?耳まで真っ赤だ

ダミアンはコチラはまだ仕込んでいないのか?
技術は無いに等しいが…そのたどたどしい感じも悪くはない…
懸命にくわえ込もうとするその頭を引き掴んで、
口内を蹂躙したい欲望を寸でのラインで押し留めると
ウェーブのかかった黒髪を、優しく撫でてやる

「ダミアンに何時もされてるのと同じ様にやってみろよ…」

床にペタリと座りこみ、エースのソレを必死に探る…
されているのと同じ様にって…恥ずかしいよそんなの
でもやらなきゃ…この窮地は乗り切れない…
必死に見よう見真似のやり方で舐め上げる、
遠慮がちに口に含むと…凶悪なソレが更に大きくなる

えっ嘘…何コレ…こんなの入らないよ
床の冷たさも手伝って、ブルブル震える俺の頭を撫であげる大きな手

「まぁ最初だからなソレくらいで勘弁してやるよ」

されるがままに、引っ張り上げられる俺… やだ怖いよ怖い
唇が舌が俺の肋骨をなぞりはじめる、基礎体温の違いか妙に熱い

視界を遮断されているせいで、相手の表情も次の手段が解らないからか?
過敏に敏感になりすぎている肌を撫で回しながら、怯え震えるその姿を楽しむ

そんなに怖いか?俺が?まぁ初対面がアレじゃあしょうがないかもな

あっ…今も拉致して来たんだったかな、ヤレヤレ…間が悪い事だ

いちいち怯え、すくみあがる身体を優し膝の上に抱き上げ、
抱き締めてやると、もう一度深くキスをする、
これはソコソコ慣れているらしく、味も反応もまぁまぁと言った所か

キスマークがつかないギリギリの強さで、肌を弄ってやれば…
艶やかな声が控え目に漏れはじめる

すぐにまた、淹れらて乱暴に扱われると思っていたらしいが
その前にちゃんと良くしてやるか…まだコイツのイイ場所は、
まだちゃんと把握してないからな 前回のアレは目的が違うから

「あっ………」

ふん…やっぱりな…人魚の女と一緒で、鱗の生えてる場所は弱いのか?
重点的に、舌と歯で捲りあげその下を吸い上げてやると
単純に下を弄るよりも感じるらしく、ビクビクと震える

何だかかんだ言っても、育ちの良すぎるダミアンの事だ
手練手管の丁寧さは認めるが…その身分故に自分から相手にアプローチする事が少ない
種族毎の性感帯の差までは…考えないだろうな おそらく
ノーマルで、ありきたりな行為しか要求しないだろ?

ならば…その程度の刺激じゃ、満足出来ない身体にしてやろう
じっくり時間をかけて、ゆっくりジワジワと仕込んでやるよ
自分から抱いてくれとねだる様に、俺が欲しくて堪らなくなるように…

「やぁ…ソコは嫌ん…」

クチャクチュと後ろもなぶってやりながら、くまなく身体検査を続行する
中のイイ場所は…比較的解りやすいな…触ってもいないのにヒクヒクしてるぜ前が
気持ちが良いんだろ?どうせ何も見えないのだから
羞恥心も半減で丁度いいだろ? もっとグチャグチャに乱れればいい…

やぁ…そんな所触らないで、嫌…おかしくなる………

長い指が内側のイイ場所を的確に探り出し、執拗にソコだけを責められる
いや息が出来ないよ…休ませて、許して許してぇ
それなのに、奥がジワジワとむず痒い…焦らさないで触って欲しい…
もっと奥を抉って欲しい…自分では触る事が出来ない場所を早く早く…

「ああっ…お願い…ちょうだい」

弾む息の下から、蚊のなくような声がする

「ん?何が欲しい?ちゃんと言ってみろ」
「やぁ意地悪…言わないで」

さらに指を増やしズクズクと突き上げる
物欲し気に締めあげてくる肉壁は、オアズケに耐えられず泣いているようだ

「何を何処に欲しいか…ちゃんと言わないと解らないだろ?」

頬を舐めあげ、耳も丁寧になぶりあげてやる
舌を出し入れされる行為が、嫌でもソレを連想させるだろ?
ワザとくちゅくちゅと派手な音を立てて
真っ赤に染まった項がブルブルと震える

「嫌ぁ許して…お願い許して…意地悪言わないで…挿れてっ…エースが欲しい」

絞り出す様な言葉に満足したのか?エースは目を細める

「63点って所か…まぁいい…挿れてやるよ、お望み通りにな」

※※※※※※※※※※※※※※

「ソコに手をついてみろよ」

誘導されて、手をついたのはデスク?腰を引っ張られたかと思えば…
すぐに指が無遠慮に入ってくる

「ひんっ…やぁ…っ」

嘘つき…挿れてくれないの?アイマスクをされたままでも振り返ると
エースはクックッと笑う

「ちゃんと挿れてやるよ…ちょっと遊びを付け足すだけだ」

拾いあげペロリと舐めるのは、床に飛び散った真珠、ルークの涙

「ーーーッ」

圧迫感こそは無いが、次々と挿れられる異物感に震える
嫌…何これ?何をされているの?

「危険なモノじゃあ無い…安心しろよ」

手近に転がっていたそれを全て中に収めてしまうと
ズクリと差し込まれた指が再び、中を突き上げる
異物がその度に中でクニュクニュと予測不能な動きをする

「やぁっ…やっ」

指が大降りに・小刻みにと連続して中をかき回す
同時に前もしごいてやれば…あっという間に溢れだす劣情
こんな変態じみた行為に、恥ずかしさで…気が狂いそうだ
もう立っていられない程腰にきてるのに、エースはまだまだ許してはくれない

「リタイアにはまだ早いだろ?しっかり立てよ」

グッと腰を持ち上げられると、背後からあてがわれる塊

「くれてやるから、しっかり味わえよ」

やぁ…せめて中の物を出して…そんな抗議を挟む暇もありはしない
一気に貫かれるソレは、さっきよりもまた大きくて 一瞬息が止まりかける

大きく仰け反り上がる肩を押さえつけられ、更に奥までねじ込んでやれば
ギチギチの肉壁に当たる涙が痛いのか?気持ちがいいのか?
ルークの嬌声は悲鳴に変わるが、構わず強く突き上げる

「ひぃっやぁやぁぁ…っ」

デスクにすがりつき、ガクガク震える腰をさらに引きずりあげ、
更に少し乱暴にかき混ぜれば、飛び散る涙がまたコロコロと散らばる

「泣く程嬉しいか?そりゃあ良かったな…」

実験ラボでの一件で本当は優のしいかも?と一瞬でも思ったのは間違いだ…

やっぱりこの男は最悪の悪魔だ…

結局グズグズと泣いて、絞り取られる事しか出来ないのか?
中に熱いほとばしりを感じるながらも、
どうせこの程度で許しては貰えないのは…経験上わかっている

その後も結局は好きな様にされてしまった挙げ句
ようやく解放して貰えたのは、夜明け近くになった頃だったらしい
すっかり腰が完全に抜けてしまい、ぐったりと動けなくなっ俺をソファに放りだすと
鼻歌を歌いながら、何やら?作業中らしい?新しく点火された、煙草の煙の匂いがする

素肌に掛けられているのは、彼の軍服の上着?
でもソレを恩には感じないよ…酷いよ、こんなの無茶苦茶だよ

※※※※※※※※※※※※※※

「お前も楽しんだのだからそうムクレるなよ」

汗と他の何某にまみれた肌を簡易的に拭いてくれると、服を着せてくれる
自分でやりたいけど、まだアイマスクを外して貰えないから

「じゃあ行くか…」

ひょいと俺を抱き上げると、移相転位したのか?
急に空気が変わった、煙草臭いさや淀んだホコリっぽさは感じはなくなる
アイマスクをようやく外して貰えると、朝日の柔らかな光が目に眩しい
どうやら昨日用意された客間の前のようだ

「だいぶ腫れてるな…」

それは…あれだけ泣いたら当たり前でしょ
赤く充血した目元に赤い唇が降りてくる、ピクリとすくむ俺にエースは笑う

「生温いダミアンのやり方で満足出来ないなら、何時でも声をかけてこいよ
気が向いたら、またいくらでも遊んでやるよ」

勝手に出歩いた俺が悪い、悪いのは分かってるけど
結局俺も楽しんでいたのも、間違いないけど、そんな言い方ってあんまりだよ
ここまで好き勝手にされなきゃいけなかったのかな?

「………」

何も言えずに、キッと泣き濡れた目で睨んでも
相手はどこ吹く風…悪びれた様子は一切ない 何だか恥ずかしく哀しくて…
ルークは、逃げる様に部屋に走り込んでしまった

「やれやれガキは扱いが難しいはな…」

ニタニタと上機嫌で笑いながら、モニター室に戻ろうとすれば

「えらく楽しそうだな、エース長官…」

ギョッとして振り返れば…背後に何時ものローブを被ったデーモンが
引きつり気味の笑みを浮かべて立っている

「お前…まだダミアンの寝室に居たんじゃ」
「ああ…たった今、其方に向かう所だったよ」

ヤバい怒ってる…物凄く怒ってる パリパリと音を立てる波動の上昇に空気が震える

「お前だって…俺の事は言えないだろうに…」
「ああその通りだ、だが…成り行き任せの【摘み食い】は感心せんな」

吾輩との約束が控えているのに、迷子の子供と火遊びとはいい度胸だな
メラメラと燃えあがる紫の瞳と、浮き上がる金色の髪
反射的に逃げだそうとしても…蛇に睨まれた蛙の様に身体が動かない
特に何かされているワケでもないのに

狼狽えるエースに、するりと抱きついてきたデーモンが、
地獄の底から這い上がるような声で耳元に囁く

「今日は絶対に逃がさない…」

一瞬で消えた2名の影が何処へ消えたのか………

大魔王宮は何時もの平和な朝を迎える




続く…………


ひぃぃぃ〜調子に乗って手が滑りました…この手と腐った頭が悪いだぁ(苦笑)
全国のA宗L宗の皆様ひたすら、すみません・すみませんm(_ _)m×100
この後J編にどう続けるんだ?あはっあははははは…(*_*)

とりあえず…前回も含めて、現実では、そこら辺にあるモノでプレイしない様に
ヨイコは絶対真似はしないでくださいね!!!

ついでに成り行きで出てきちゃった、ブチ切れモードの閣下
この後きっと更に濃厚な鬼畜プレイが?怖い怖すぎる…長官ピ〜ンチ(爆)
通常は我儘?ネコモードなのに…切れ始めるとドSに大変身するウチの閣下
何でこんなキャラになったのか?書いてる本人が一番解らないぞ〜ひぇぇぇ〜
読みたい人がもしいらっしゃるなら…【鍵】つきで書こうかしら?ドギマギ

さて多分次回で多分終わりかな?『堕天』長かったわぁ(^_^;)
思ったより気にいってくれた方が居て、とても嬉しいですm(_ _)m


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あきゅろす。
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