me too.<ギャグ甘>
ある日曜日の応接室。
僕は仕事があるからここにいる。
じゃあ、なんで六道骸がここにいるの？
僕は自然とため息をついた。
それでもなんとか骸を無視して、仕事を進めようとする…が、
「ワオ」
「キモい、死ね」
突然何を言い出すかと思えば…
僕の真似？
やめてよ。
「雲雀くんが死ね…あっ、やっぱダメですっ」
何こいつ。
なんかもう、
…気持ち悪い。
「雲雀くん！僕のために死なないでくださいっ」
まだなんか言ってるし。
……。
「じゃあ、骸は僕のために死んでくれる？」
(自分でいうのもなんだけど、)めったに笑わない僕が、にっこり笑って言ってやった。
ブフォッ
そしたら骸は、すごい勢いで鼻血を噴き出したと思ったら、
「まかせてください！」
と、さわやかな笑顔で言われた。
変態なうえに、馬鹿だったのか…
「じゃあ、さっさと死んでくれる？」
僕はスッと立ち上がり、チャキッとトンファーを構え、骸に殴りかかる。
ボフッ
が、うまくかわされたうえに、勢いを利用されて押し倒された。
しかも丁寧にソファーの上に。
ムカつく…
「…死んでくれるんじゃなかったの？」
「雲雀くんとヤるまでは、死んでも死にきれませんからvV」
ワオ、さすが変態だね。
「君が死んだら考えてあげるよ」
「死んだら雲雀くんとヤれないじゃないですか！」
ちっ…
流石にそこまで馬鹿じゃないか。
っていうか、いいかげん退いてほしいんだけど…
「雲雀くん…」
「…何？」
急に真面目に話しかけてくるから、反応しちゃったじゃないか。
骸といえば、なんとも言えない目で僕を見てくる。
ちゅっ
は？
今、何したの？
っていうか、僕は何をされたの？
「クフフフフ…」
変態が気持ち悪いくらい笑ってるよ。
ちょっと待って。
もしかして…
キスされたー？！
しかもこいつにっ
嘘だよね？
「……っ」
「おやおや？顔が赤いようですが……クフフ」
僕としたことが…
骸に
振り回されるなんて…
骸に
ドキドキしてるなんて…
骸はぐっと顔を僕に近づけてくる。
お互いの鼻の先が当たりそうなくらい。
ヤバイ。
こんなに近いと、
心臓の音が聞こえてしまうんじゃないかって、
さらにドキドキしてしまう。
それでも、
骸の瞳から目が逸らせない。
そんなことしてたら、
ちゅっ
と、またキスされた。
これはヤバイ。
「…っこの…
変態!!」
ドゴオォッ
僕は骸の顔面を思いっきりグーで殴った。
その勢いで、骸はソファーから転げ落ちる。
骸は上半身だけを起こすと、殴られたところを押さえながら、クフクフ笑ってる。
ここまで変態だったなんて…
でも…
「…普通は告白が先じゃないの？」
僕はソファーの上から、床に座る骸を見下ろしながら言った。
心なしか、顔が熱い気がする。
初めは唖然としていた骸も、言葉の意味がわかったのか、僕に飛びつくように抱きついてきた。
おかげで、またソファーに倒れ込む。
ギシッとソファーが唸った。
「ちょっ…」
「雲雀くん、好きです！」
本気で襲われるんじゃないかって、内心焦ったけど、骸はただ、想いを告げただけだった。
…喜びすぎじゃない？
そういう僕も、
本当は嬉しかったりするんだけどね。
何がって…
「…そんなの、今更だよ」
『僕も君のことが好きだから』
end...
あとがき
何この終わり方!!意味不っっ
す、すみません；
あんまりにもダラダラしてしまいそうだったので…こう、すっぱりと(何)
タイトルを何にしようか、めっちゃ悩みました。
そしたら、こんなことに↓
それでは、ここまで読んでくださり、ありがとうございました!!
2007.1.28
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