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グミの味?<ギャグ甘々>




今日の骸は手に何かを持って、僕のところに来た。
しかも上機嫌で。





嫌な予感がする…

















「雲雀くん、グミ食べませんか?」


「いらない」





何を言い出すのかと思えば…











「まあ、そう言わずに!」

「なにす…っ」


骸はにこにこ笑いながら、僕の口に無理矢理グミを入れてきた。



レモンの香りが口内に広がる。





いらないって言ったのに…



そう思いながらも、口を動かし始める

と、





「あ、噛んじゃダメですよ」

「は?」


骸に止められた。





飴じゃあるまいし、グミって噛まなきゃ食べられないじゃん。










「このピュ○グミはですねー
噛まずに舐めてるだけだと、





ディープキスと同じ感触がするらしいですよ」


「……」



骸はにこにこと笑いながら。変なことを言い出した。
それを聞いた僕はもの凄い速さで、口に入っていたグミを噛んで飲み込んだ。







「あー!!」

「うるさいよ」


それに気づいた骸は、すごい顔をして叫ぶようにいう。
まるでおもちゃをとられた子供みたいだ。





っていうか、このパイナップルは何がしたいの?














「…それで、どうでしたか?!」


「…何が?」





ワオ、切り替え早いね。


キラキラした目で見ないでよ、気持ち悪い。












「クフフ…グミの感触に決まってるじゃないですかっ」





は?感触…?
味、じゃなくて?












「…別に、普通」





素直にそう答えた、のに…










「クフフ…クハハハッ」


突然パイナップルがおかしいくらい笑い出して、僕は内心驚いた。
それでもなんとか冷静さを保つ。




というか、骸の笑い方に腹が立つんだけど…














「…何?」



「クフフ、わからないことを聞いてすみませんでした」





いや、その言葉の意味がわからないよ。











「雲雀くんは経験がないんですよね」

僕が初めての恋人ですから。



そう言葉を続ける骸に、顎を掴まれ、くいっと持ち上げられる。









「何が…







僕がそう言いかけたとき、骸にキスされた。
それはいつもの触れるだけのキスじゃなくて…



突然のことに、半開きだった僕の口内に骸の舌が侵入してきた。
慌てて唇を離そうとするが、骸に後頭部を押さえつけられていて不可能だった。

その間に、僕の舌は骸に舌に絡めとられる。








「ん…っふ…」



口内を犯される感触に、思わずぞっとした。
抵抗していた手から、力が抜ける。
頭の中がぼーっとしてきた。











「…っん…はぁ…っ」



唇が離れたときには、僕は息があがり、それでいて骸に支えられていないと、まともに体を起こしていられなくなっていた。










「クフフ…可愛いですね」

「……っ」





顔が近い。




そんなこと思ってたら、ちゅっと軽くキスされた。
きっと今、僕の顔は真っ赤だと思う。


それを骸に見られたくなくて、顔をそらしたけど、両頬を挟まれるようにそて、無理矢理骸のほうを向かされた。

そして、ぎゅっと抱き締められたかと思うと、耳元で囁くように言われた。






「…どうでしたか?」





そんなこと聞かないでよ。


素直になんか答えてあげない。













「…あのグミ、レモン味だったよね?」


「?はい、そうですが…」



いきなり質問してきた僕に驚いたのか、骸は僕の顔を覗き込んできた。

せっかくだから、そのまま骸に軽くキスしてあげた。
目を見開いて驚いている骸が可笑しくて、つい笑ってしまう。
















「パイナップル味はないの?」






「クフッ…クフフフフ…



グミなどなくても、





恭弥には僕がいるじゃないですか」















それもそうだね。














end...?
















−おまけ−






あの一言が、気になっていた。








「……骸は…初めてじゃないんだ?」


「クフフ…何がですか?」




「…っだから、さっきの…」

「ディープキス、ですか?」


求めていた言葉に、僕はこくんと頷いた。





「…僕は骸が初めての恋人だけど、骸は…



「僕も雲雀くんが初めてですよ」

そして最後の恋人です。





「!嘘でしょ?!あんなに上手…っ」


骸のその言葉に、驚きと嬉しさでつい口が滑ってしまった。
なんとか途中で口を押さえたが、たぶんもう遅い。






「ほぅ…僕のキスは気持ち良かったですか?」


現に、骸は嬉しそうにニヤリと笑ってた。
そしてまた、くいっと顎を持ち上げられる。








「雲雀くんのためなら、何度でもキスしてあげますよ」

クフフフフフ…



僕の制止の声は、骸の唇に吸い取られた。















あとがき



おまけが無駄に長くてすみませんっっ;
どうしても書きたくなってしまって…
少しでも楽しんでいただけたら幸いです♪




さて、話に出てきた○ュレグミですが…おいしいですよね☆
き、気分を害した方がいらっしゃいましたらすみませんんんっ(土下座)

ちなみに友達から聞いた話です、はい。
私は経験ないのでわからな…(強制終了)




ここまで読んでくださった方っありがとうございました!!
感想まってますっ




2007.2.2

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あきゅろす。
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