お隣さん【何か続いちゃいました系】【※危険物】
「飯の時間だぜ、フラン」
いつもの声が聞こえる。
悪魔のような笑みでミーに近付くのは、金髪の“お兄さん”。
名前は知らない。
ただ家が隣"だった"ってだけだから。
「今日はご馳走なんだ…。俺すっげぇ頑張ったんだぜ?」
白い皿に乗っているのは、猫の首。
何故この人は"猫"にこだわるのだろうか?
「……」
「好きだろ?猫ちゃん。」
言葉が消される。
「だってフランは猫飼ってたしね。」
「猫好きなのかなぁ…って思って。ししっ」
「で、でも………こん…な、の……」
「喰えねぇって?」
“金髪のお兄さん”は地べたに座っていたミーの髪を強引に引っ張り上げると、自分の前に跪かせた。
「じゃあ…」
髪の隙間から見えた冷たい瞳に、体が固まる。
「俺のココ、食べて…?」
金髪のお兄さんはミーの髪を離さず、もう片方の手で自分の自身を指差しそう言った。
「……いいですよー」
ベルトを外し、ズボンのチャックを開ける。
パンツを下げると、既に勃ち上がったソレが現れた。
ちゅっ、ちゅむ、
小さな口に、ソレを含む。
大きすぎて全部口に入らない。
「ししっ、お前初めてだろ。こーゆーことすんの。」
「……っ……ん゛むっ!?」
いきなり迫った嗚咽感。
無理やり頭を引き寄せられ、相手の自身が喉まで入ってくる。
「あ…っ、やばッ…出る、…っ!」
喉の奥で熱いものが流れる。
「全部飲めよ、フラン。」
苦い、苦しい、
喉の奥で広がる男の匂い。
全部飲みきれず、口の端から垂れてしまった精液をお兄さんは舐めとり笑顔でこう言った。
「…悪い子にはお仕置きだな♪ししっ」
ドキッと、胸が痛む。痛いんじゃない…疼く、ような感覚。
「………き、…」
「は?何?」
「す…………」
すき。
「……す、き…っ!!!大好きです!!」
ミーが監禁されてから3週間。
最初は大嫌いで仕方なかった。
……だけど、
今は違う。好きで好きでたまらない。
「…何お前。」
「あなたが、好き……」
「そんなコト言ったって逃がしてやらないよ?」
「ミーは…」
ゆっくりと近付く。首輪から繋がる重い鎖が冷たい音を立てる。
「あなたが大好きで」
お兄さんの息がミーの口にかかるくらい近づき、抱き締めた。
ミーの愛を伝える為に。
「狂イソウ…(死笑)」
繋がるミーとこの人。
離れたくない。離したくない。
絶対離さない。
死ぬまで一緒にいたい。
死んでも一緒。
貴方はミーのもの。
ミーの“隣”は
貴方だけ―――…
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