Re!短編
えいぷりるふーる!!（六道さん家の場合
４月１日。
今日はエイプリルフールと言う、嘘をついても許される日です。
おや、早速 翠が骸に嘘をつこうとしていますね。
早速、覗いてみましょう!!←楽しそう
「骸、ちょっと良いですか？」
骸「はい、良いですよ。
どうしました、翠。何か犬達にされたのですか？」
どうやら、今日も彼女が心配で、どこか大袈裟に反応してしまうようです。
「いえ、犬ちゃん達は何もしていなくて……。
もっと、別なことでお話が…………。」
骸「？何です？翠が勿体ぶるなんて珍しい…………。
!!ま、まさか…………!!」
「はい、そのまさかd｢結婚の話ですね!?まさか翠から提案してくるなんて!!」え、あの…………。」
どうやら、妄想も何時もと同じ少し（？）キツいようです。
何か、翠が可哀想になってきました。
骸「さぁ、式は何時にしますか？翠!!」
「骸、ちゃんと話を……「大丈夫です。ちゃぁんと聞いてますよ…………？翠。」……じゃあ、私が言おうとした言葉……、何だか分かります？」
骸「勿論!!
僕と結婚したい、ですよね？翠？」
「違います。
この際、はっきりと言わせていただきますが……。」
骸「は、はい。何……、でしょう。（何だか、今日の翠は怖い。）」
「別れさせて頂きます。
正直、骸の変態さには迷惑、していたんです…………。」
骸「っ!!…………。」
おや？相当、ヘコんでいるようですね。
ま、当たり前と言えば当たり前なのでしょう。骸は翠を溺愛し過ぎていますから。
「―…、ですから…………って骸？聞いてますか？私の話。」
骸「…やです……。」
「はい？何です、骸。
小さくて良く聞こえな……。」
骸「嫌です!!
何故ですか!?僕はこんなにも、貴女を愛しているのに!!」
「ちょっ、骸!?」
あらら、暴走を始めてしまったようです。
骸「翠、いきなりそんな事を言われて、僕が『はい、そうですか。』なんて言うと思ったんですか!?
僕は貴女じゃないとダメなんです!!だから……、だからそんな事、言わないで下さい!!」
「骸…………。」
キュンっ
おや、何故かときめいてますね。何故？←知るか
「骸、すみませんでした!!」
骸「えっ!?
ど、どういう意味ですか？」
「あの、今日は何の日だか分かりますか？」
骸「えっと、エイプリルフール…………あっ。」
えいぷりるふーる!!
（六道さん家の場合）
（嘘ついててすみませんでした、骸。）
（…………。）
（骸…………？）
（ちゃんと、僕の顔を見て大好きって言ってくれたら、許します…………。）
（!!…………ふふっ。
大好きですよ、骸!!）
（クフフッ、僕もですよ翠!!）
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