スクラップティーチャー
*5
悟史の指が、胸の2つの飾りを捕らえ、軽く撫でる。
「っふゃ…ん……」
東一は、口に当てている自らの指の間から漏れる吐息が、ほんのりと熱を帯びてきたのを感じた。
指ではささやかな突起を弄りながら、柔らかな悟史の唇は、徐々に下へと滑り降りて行く。
カチャ、と軽い金属音がして、ベルトが外された。
羞恥に晒されるまま、下着も取り払われる。
「もう、こんなに反応して…可愛いな。」
「あ…んまり…見ないで、下さい…」
悟史は口元で笑みを零すと、未だ発達しきらない桃色のソレに恭しく口付け、口に含んだ。
「やっ…先生……ひっ…」
初めての口淫に、東一の体はヒクヒクと震える。
体温が急速に高まり、思考が崩壊していく。
「出…ちゃ…ひゃぁっ…!」
あっという間に、濃厚な白濁が悟史の咥内に溢れる。
何事も無かったかのように飲み干すと、吐精の余韻で震えている東一を抱きしめて呟いた。
「そんなに良かった?」
「ん…はい…」
悟史の腕の中で大人しく丸まっている様子は、学校での東一とかけ離れていて、より愛おしさを増した。
「今日は、このまま寝ちゃおうか。」
「でもっ…」
「焦りは禁物だよ。特に、こういう事は…ね。」
大きな掌に頭を撫でながら諭され、東一は仕方なく頷いた。
東一が目を覚ますと、まだ日は見えず、時計の針は3時半を示していた。
起床には早すぎる時間だが、既に十分睡眠を貪った体は、すっきりと起きていた。
暗闇に慣れてくると、昨日着ていた制服が壁に掛かっているのが見えた。
慌てて自分の体を見ると、悟史のものらしい、東一には大きめの白シャツ1枚だった。
「あ、おはよう?」
「すみませんっ…起こしてしまいましたか?」
「平気だよ。」
悟史は、ゆっくりと起き上がって時計を確認すると、大きく伸びをしてから言った。
「ちょっと早いけど、朝食にしようか…お風呂、今入れるから入ってて。」
「あ、はい!」
ほんの少し、東一の心が温かくなった。
◇ひとだんらく◇
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