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スクラップティーチャー
*入浴。(1)


-帰宅。と同日-

「東一、今日は…一緒に入らないか?」

脱衣所でパジャマと下着の用意をしていた東一は、ドアの前でバスタオル片手に立っている悟史の誘いに手を止めた。

「ど…してですか。」

ほんのり熱くなる顔を悟られないように俯いて尋ねると、大きな優しい手が頬を撫でた。

「君の素肌が見たくて…」

耳元で低く囁く悟史の声で、東一の心臓が大きく脈打つ。
何も下心は無いと思いたくても、純な心は甘い言葉に期待を抱いてしまいそうになる。

「っ……気障…ですね…」

「好きだろう?こういう言い回しも。」

「…嫌いじゃ、ないですけど…」

好き。と素直に言えない恋人の、精一杯の肯定に満足したらしく、悟史は半開きだった脱衣所のドアを閉めた。
そもそも、一緒にお風呂に入りたくない訳ではないので、東一は何も言わずに服を脱ぎ始めた。

「実は今日、いちごの入浴剤セットを見つけてね。」

「いちご…?」

東一の問いに、悟史は、綺麗にラッピングされた籐かごの中に入っている、いかにも甘そうなピンク色のソープやバスボムを見せて答える。
苺好きの東一としては喜ばずにいはられないようで、舞い上がってしまうのを隠しつつ、急いで用意を始めた。

そうしてすぐに、白磁のように透き通る白色をした肌が、悟史の前で露わになる。
その無垢な美しさに、未だ東一の裸体を見慣れない悟史は見惚れてしまっていた。

東一は下着に手をかけたところで躊躇い、それを誤魔化すように問い掛ける。

「悟史さん?一緒に…入るんですよね?」

「あ…あぁ、うん。先、入ってていいよ。」

苦笑のような、それでいて照れ混じりな微笑みを向けられて何だかきまり悪くなってしまい、手早く服を脱いで風呂場へ向かった。




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あきゅろす。
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