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03
ヤマネ01
「おせーよ!客人待たせんなよな」

白の王06
「ああゴメン、ちょっとこの子に捕まってしまってね」

ヤマネ02
「あ?って赤の女王!?」

チェシャ猫01
「にゃ!怖いにゃヤマネ助けてにゃ」

帽子屋01
「彼は赤の女王じゃないですよ。ヤマネ、チェシャ」

白うさぎ01
「彼は…どこかで見たような気が…」

アリス08
「…お前ら確かハートの女王の夢に出てきた気が」

白の王07
「アリス…彼らと知り合いなのかい?」

アリス09
「知り合いっつーか…あれは夢であって…もしかして俺は夢の続きでも、みてんのか?」

白うさぎ02
「アリス!そうだ、あの時の!」

帽子屋02
「チェシャ、アリスに可愛がってもらったじゃないですか。ヤマネも忘れてはいないでしょう?」

ヤマネ03
「あーー、あんときのガキか」

白うさぎ03
「お久しぶりです、アリス
またお会い出来て光栄です。」

アリス10
「やっぱあんときの夢か…そちらも覚えてるとは…こりゃ続きだな」

チェシャ猫02
「何ぶつくさ言ってるにゃ!アリスだアリスだ!久しぶりで嬉しいにゃ」

アリス11
「わわっいきなり抱きつくなって」

ヤマネ04
「おい!なにアリスにベタベタしてんだ!チェシャ」

チェシャ猫03
「いいじゃにゃいか!久しぶりに会えたんだもん。甘えたいにゃ」

帽子屋03
「そうですね、では久しぶりに会えたのですから
お茶会の仕切り直しでもしましょうか」

白うさぎ04
「アリス!さぁこちらへ」

アリス12
「お、おう…っとそれよりお前らはなんで
白の王に会いにきたんだ?」

アリス13
「俺はティーを飲みながら白うさぎ達に尋ねた」

ヤマネ05
「それがよぉ、赤の女王が国を好き勝手にしてて
我慢ならねぇから白の王になんとかしてもらおうと
相談しに来たんだよ」

チェシャ猫04
「そうだにゃ、もう我儘で沢山の人が首を刎ねられたにゃ…可哀想だにゃ」

白の王08
「我が白の国も赤の国からの逃亡者がたくさんいて
少し困っていた所なんだよ
とにかく早急に対応せねばと、折角なので
状況を良く知っている皆と相談中だったんだがね
アリスに押し倒されてしまったから」

アリス14
「誤解するような事言うなよ!!」

帽子屋04
「おやおや、アリスは前から大胆だったけれど、更に
大胆になったんだね」

白うさぎ05
「また貴方はアリスを煽るんですね」

アリス15
「お前は前から気に食わなかったよ帽子屋」

帽子屋05
「褒め言葉ありがとうございます(にっこり)」

ヤマネ06
「いい性格してるよ、あんた」

白の王09
「ふぅ…それよりも諸君、私は赤の女王に直接会いに行こうと思うのだが良いだろうか?勿論、諸君たちに
ついてきて貰う事になるが」

チェシャ猫05
「こ、怖いけどヤマネが一緒なら大丈夫にゃ…アリスも一緒かにゃ?」

アリス16
「へ?まぁこんな所でボーっとしてんのもつまんないし
行くよ」

白うさぎ06
「良かった、アリスがいれば何だか心強いですね」

帽子屋06
「フフ…また楽しい“夢”が見れそうだ」

アリス17
「ん?何か言ったか?帽子屋」

帽子屋07
「いいや何も、それより向かうなら急いだ方が良さそうだ。日が暮れてしまうからね」

白の王10
「では早速向かうとしよう。馬車を用意させよう
諸君は外で待機していてほしい」

アリス18
「わかった」

アリス19
「そうして俺は赤の女王に会いに行く事になった
これから自分の身が危険になることも知らずに…」



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