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〜hot chocolate〜
10
「可愛らしいね」

「ひっ…!」

固く閉じた蕾に、指を這わす。

「なんで…オレ…ばっかり…こんな目…に……」

自分の“これまで”に、そして、“これから”に嘆いている。
ローションを使い、後孔の襞を解すように指を這わす。

「ああ、もしかしてわかってないのかい?」

閉じた秘孔に、つぷりと指が挿し込む。

「んっ…ヤメ……」

「君は、男を誘っているんだよ」

グルリとローションを馴染ませるように掻き回すと、指を抜き取った。
抜き際、ナカのイイトコロを掠めてやった。祐輔から、甘い息が鼻を抜ける。

「ふぁ…な…に……?」

『―――この人、何を言ってるんだ』

という、表情をしている。

(本当に、無知で、わかりやすい―――)

「イイモノをあげよう」

ポケットから小さなチューブを取り出した。

「ヤメ…」

嫌な予感がするのだろう。祐輔が青ざめる。

「止めろ…」

チューブのフタを開ける。白い軟膏を1cm程中指の腹へ出し、チューブをまたポケットへ仕舞った。

媚薬だ―――。

本来なら、この、八割程度で充分なのだが、二割程、足しておいた。

(乱れ切った江井が観たい―――)

そして、ローションで濡れた後孔へ指を挿し込む。

「…んっ…」

くちゅくちゅ…

「…んっ…やめ…くぅ…」

と、アナルへ塗り込んでいった。前立腺を重点的に、直腸へまんべんなく塗り込む。

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