〜hot chocolate〜
9
とりあえず、祐輔を椅子に座らせる。ココの鍵はスペアも持ってきた。これで、邪魔は入らない。楽しむ準備に入る。
カーテンを締め切り、机を4台並べ、“寝台”を作る。祐輔を“寝台”へ横たえる。“今”は足は机に乗らず、ダラリと垂れたままだ。
祐輔のカバンを漁り、祐輔と自らの携帯の電源を切った。
祐輔の服を脱がせてゆく。ネクタイを外し、ブレザーを脱がすと、ベルトに手を掛ける。ボタンを外し、ズボンと下着を一緒に脱がす。使い込まれてない可愛らしいペニスが現れた。
(ふふ)
そして、プチプチとシャツのボタンを外していった。白い肌に、ピンクの実が二つ、淡く色付いている。
(あとで、ゆっくり弄ってあげよう…)
思わず、口角が上がる。
次に、カバンから縄を取り出す。シャツは脱がさない。
全てを脱がせては面白くない。
シャツを着せたまま、縄を掛けていく。手は後ろ手に、足は曲げた状態で足首と太股を縛る。そして、膝に掛け、紐を首の後ろを通し、M字に開いたまま足を閉じる事が出来ないようにする。
それから、祐輔の頭上、横一列のみ蛍光灯を点け、スポットライトのように、祐輔を照らす。
仕上がった祐輔を見詰める。
(お楽しみは意識が戻ってからだ)
ぴくっ…
祐輔の目蓋が動いた。覚醒が近いのだろう。
カバンを開け、ローションを取り出し、指に絡め、待ち受ける。
「うっ…」
祐輔が目覚めたようだ。
「なんだ…コレ…」
動けない身体で、自分の“状況”を確認したのか、問うてきた。
「気が付いたかい?」
祐輔に声を掛ける。
「本当はもっと早くこうしたかったんだけどね」
祐輔の顔がカッと赤くなる。
「何なんですか、コレ!」
必死に身を捩っている。が、紐が食い込むだけで、解けるワケがない。暫く、藻掻いていたが、下手に暴れると、寝かされている机の上から、床に落ちてしまうと気付いたのか、動きを止めた。
「まさか、課題をやってくるとは思わなかったよ。呼び出す口実がなくなってしまって。だから、遅くなってしまったよ」
祐輔の問いを無視する。まだ、観賞していなかった全てが露になっている、下半身へ移動していく。思わず、笑みが溢れる。
「!」
祐輔は閉じられないと、わかっていつつも、なんとか足を閉じようとしている。
「フフ…」
(そんなコトしても、無駄だよ)
「見んな…!」
曝された震えるペニスを、縮こまる睾丸を、ひくつく後孔を、じっくりと眺める。
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