〜hot chocolate〜
5
白浜はローターを手に、祐輔の傍らに立って、祐輔を見下ろしている。
「何、言ってやがる!」
「まあまあ、落ち着いて。リラックスして、待ってて」
白浜が爬虫類のような目で、見ている。
「…何、見てんだよ!解けよ!」
「……」
白浜は無言で、じっとりとした蛇のような目で、全身を見下ろしたままだ。
「……」
ねっとりと白浜の視線が身体に絡み付く。
「……」
「解け!解けよ!」
じりじりと視線が肌を刺す。
「……」
「―――っ!?」
ド…クンッ!
「ハァ…ハァ…」
身体がオカシイ。息が上がる。毛穴が開き、産毛が逆立ち、僅かな空気の流れにも肌が敏感に反応する。
身体が熱い―――!
「…な…んだ…よ…!?」
白浜が、微笑を浮かべると、何故か固く尖った乳首に、フッと息を吹き掛けた。
「はぅっ…!」
ビクッと身体が跳ねる。
「…ようやく、効いてきたみたいだね」
「…な…に…?」
「アレは、効果は凄いんだけど、遅効性でね。その分、長く楽しめるよ。それに、多めに塗っておいたから」
楽し気に、白浜が言う。
「嗚呼、“キタね”…」
何故か、白浜が深呼吸する。
「…何…が…?」
「本当にわかってないんだね。でも、身体の方はどうだい?」
玩具を蕾に宛がうと、ゆっくりと挿入してきた。
「ひっ…あ!」
ズブズブとナカへ押し込まれる。
ローションのおかげか、痛みはなく、つるりと飲み込んだ。
「んあ!」
中程まで押し込むと、
カチリ
電源が入れられた。
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