〜hot chocolate〜
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そして、今日、とうとう届いた相田からの有無を言わせないメール。
『家に来い』という呼び出しのモノだった。『来なければ、迎えに行く』とあったので、自主的に行く事にした。相田ならまだ、無事に帰れるような気がしたし、素直に赴けばその確率も上がるような気がしたのだ。それでも、危険を帯びた呼び出しに、重い足取りで下駄箱へ向かっていた。
「江井君、ちょっと手伝ってもらえませんか?」
途中、白浜に呼び止められた。
面倒臭そうだな、と思っていると、
「すぐ済みますから」
と、にこやかに声をかけられた。
「あ、はい…」
相田に呼び出されていたが、それはそれで鬱陶しかったから、笑顔に負け、すぐ済むのならと引き受けた。
仕事というのは、教材整理だった。手伝い始めてから、積まれた教材の量に、本当にすぐ終わるのか心配になってきた。
「先生、これはどこに―――」
振り向こうとした、首に衝撃を受けた後、視界が真っ暗になった―――。
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