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ソファー


「ソファー欲しいよなぁ。」

一人暮らしを始めた河合の部屋でのんびりまったり。部屋の主は準太の肩に顎をのせて、抱き抱えるような姿勢でゆらゆら揺れている
抱き抱えられている準太は揺りかごを揺すられている気分でのんびり答えた。

「ソファーッスか。」
「うん、二人がけのやつ。」

クッションを抱きながら同じように揺れる準太は少々眠くなってくる。

「どんなのがいい?」
「えー…、どんなのでも。」
「おいおい、なげやりだな」

まあ、置いたら部屋狭くなるかと呟く背中の重みに、緩く緩く手を絡める。

「二人掛けのソファーはあっても俺らには意味ない気がするッスよ。」
「ま、それはそうだよな。」

河合が笑う気配がする。
ゆらゆら、ゆらゆら。 揺りかごを揺らすような優しい手。

どんなソファーでもこの心地よさには敵わないだろうと、まどろみながらそう思った。





write》月島 仰様
(ひだまりの猫)

月島様からフリーSSを戴いてきました!密着してるのが自然体に見える二人はさすがだと思います!!ソファーより和さんな準太はニヤニヤどころでは済みませんね!もう御馳走様です(^^)月島様、掲載許可ありがとうございました!



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