9.ノートの端
チラ………
バッ!!
「………υ」
現在の状況を説明しようか☆←
えっと…さっきからずっと仁王をチラ見し続けてたら
……バッチリ目が合っちゃいました
今は授業中なのです
お隣サマは仁王なワケで
仁王をずーっと見てました
はい、そりゃぁもう
あの綺麗な顔に穴が空きそうなくらい
見つめてましたよ
そしたら……
向こうも気付いたらしく…
まぁあれだけ見つめてたら誰でも気付くよね…υ
【…さっきからずっと俺の事見とったみたいやが……
どうしたんじゃ?】
口パクで話しかけてくる仁王が
あまりにも可愛かったから
言ってること
あんまり分からなかったけど
ウガーってなってしまった←
ポト
『へ?』
ウガーってしながら机を軽くバンバン叩いていると
目の前に丸まったノートの切端が飛んできた
どうやら……この字はブン太だね
えっとーなになに……
【お前なにやってんだよぃ
先生に睨まれてるぜυ】
ノートの切端から
勢い良く先生の方へ目線を向けると
ブン太の言う通りすごい形相で睨まれていた
アハハハ…
やべぇ
急いでノートをとりはじめ
真面目に授業受けてますよ〜
的な雰囲気を頑張って出した
先生はしばらくこっち見てたけど
チャイムが鳴って強制終了☆
いやぁーチャイムって素晴らしいっ!!
『ブン太〜さっきはありがと!!
助かったよ〜』
「んー弁当」
『え?』
だーかーらと言いながら
小悪魔って言うのかな?
そんな感じの笑顔で
「お礼は明日の弁当な」
『それは…私に作って来い……と?』
「当然だろぃ」
そんなアホな!!
授業中先生に睨まれてるの教えただけで
弁当作って来いって?!
キツ!!
『せめて……おかず一品』
「しょーがねーな!
なら…コロッケ食いたい!」
この前のコロッケ相当気に入ったのかな?
旨いって言いながら食べてくれてたし…
結構、明日ブン太のために
コロッケを作ることになった私は
仁王からの質問を2、3度スルーし
なんとか逃げきった
……今度からは気を付けなければ…υ
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