8.隠せぬ動揺
せっかく…仁王への気持ちが分かったのに
仁王への接し方が分からなくなっちまったZe☆
「よぉ、新月」
ニッコリ笑って挨拶されれば
顔が真っ赤になって
脈早くなって
ぶっ倒れそうになってるミーυ
朝っぱらからテンション崩壊だぜ☆
『お!おはようゴザイマス//』
のぉぉぉぉぉ!!!
昨日までどうやって接してきた?!
普通にしろ!!
普通に…………
『普通ってなんだぁぁ?!』
バシッ
『痛っ』
「なに朝っぱらから
百面相しながら叫んでんだよ
近所迷惑だぜぃ」
『おっしゃる通りで』
ブン太のおかげで少し冷静さを
取り戻せた……と思う
嗚呼、挨拶されたぐらいでこんなんじゃ
お昼とかどうするんだぁ?!
だって仁王の隣の席だぞ?!
「…まったく……そんなことだと思った」
この声は……
我神……楓様の登場だぁ!
朝っぱらからテンション崩壊だぜ☆(二回目)
「……新月どうしたんじゃ?
いつも以上におかしくなか?」
わぉ…あら、不思議
きゃっこEー仁王くんの顔がとっても近いわ(壊)
『お花畑が見えるぜベイベー』
「いかん、本格的に壊れとるナリ
…顔が赤いの……熱でもあるんか?」
そう言って仁王のデコが私のデコに
触れた……
触れた……
触れた……
ぎゃぁぁぁ
「「仁王!!それ以上椎に近付くな!!」」
ブン太と楓の声が遠くで聞こえた
「はーなーれーろっ!!」
「そうよっ!!仁王に触られたら新月に菌がうつる!!」
「うつるって……
俺はバイ菌かなんかか?υ」
否、ものすぐごく近くで聞こえた
気付いてしまったこの気持
この気持は
どうやら隠せそうにない
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