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7.嫉妬という名の



『ねぇー楓ー
教室部活休みなんだよねー?』


「うん、久々に一緒に帰ろっか」


『うん!』






せっかくだからこの間から気になっていた
このモヤモヤをなんとかしたい…

楓に相談しようかな……








『あのさ…楓ってさ…
仁王と仲良いの?』


「んーまぁ……
2年から同じクラスだし…
あと、サボり仲間だし…」





楓の返事は歯切れが悪かった

……もしかして…
すでにお付き合いしてます!!
とかじゃないよね?!







「でも…どうしたの?突然」



『あのね……この間ね…』




ポツポツとゆっくり
私が話ていくのを楓は黙って聞いてくれていた





「ほぅ、で…
そのモヤモヤは何かと……」



『うん……』



「そりゃぁ【嫉妬】でしょきっと」




『そう……なのかな?』





お恥ずかしい話だけど
正直のとこ私は一度も
【恋】をしたことがない


だから…これが【恋】なのかイマイチピンとこないυ




「だって仁王のこと好きなんでしょ?」


『すすすすす//好きって?!//』



「え?違うの?

…いやーしかし……
新月に好きな人が出来るなんて……
しかも仁王…
手助けなんていらないじゃん



『え?なんて…?』


「いやいやコッチの話
で?結局どうなのよ?」








分からないけど
仁王とはなしてると
心がポカポカして

仁王が笑っているのを見ると
胸がギュッってなる





「世間ではそれを好きって言うんじゃないの?」


『好き………
私が…仁王……を』




自分で確認のために言ったら
恥ずかしくなってきた//


うー明日からどう接すればいいのか分かんないんだけど?!










嗚呼、やっと気付いた
私はキミと出会ったアノ日から
キミに心を奪われていたんだ

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あきゅろす。
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