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3.昼食は



席替えをして初めての昼食の時間になった



「なぁ椎一緒に食おうぜぃ!!」


『食べる食べる!!』


「んじゃぁ…俺も御一緒するかのぉ…」


軽く机をくっつけて
私と仁王とブン太と楓で囲む様にして座った


『へーでも以外〜』

「なにがだよぃ?」


皆で弁当のつつき合いをしながら言った
皆って言ってもさすがに仁王は参加してない




『女子と食べるの抵抗ないんだー』


「お前ら女だったのかよぃ?」


『「殺すぞ」』




見事に私と楓の声が重なった
なんちゅー失礼な奴だよ



「わりぃわりぃ
お!このコロッケ旨そう〜いただきぃ!!」


『ちょっ!!それは私の自信作っ!!』


「お!これ旨っ!!」


「さすが椎!!勉強は出来なくても料理の腕はピカイチね!!」


『え?なにそれ誉めてんの?
けなしてんの?どっち?』

「ほぉ……そんなに旨いんか
どれ、俺も1つ貰うかの」





今まで誰の弁当にも箸を出さなかった
(って言ってもそれが普通なんだけど)
仁王が私の弁当のコロッケを捕獲していった



「結構いけるの」


『ホント?!良かったー』


「おい椎俺の時との態度の差はなんだよ?!」

『きっと気のせい』




殆んど初めて会ったに近い人とこんなに仲良く弁当を食べるとは思ってなかった

特に仁王が一緒に食べるとは思わなかったなー


……明日もコロッケ作ってこようかな……





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あきゅろす。
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