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15.先輩と後輩


さて……どうしたものか…


うん
今すっごい困ってるんだよね

何でって?
それはだねぇ……


切原くんに呼び出しくらったんだよぉ!!


理由?
んなもの私が知るわけないでしょう?
むしろ私が聞きたいよ!!


だいたい…切原くんとは
そんなに接点はないと思うんだよね

時々私達のクラスに遊びに来てたりしたけど
あんまり喋った覚えはない……と思うυ


私なにしたかなぁ…
悩んでたら扉の開く音がした


あ、ちなみに今回も前回の呼び出しの時と
同じ屋上だよ


「先輩待ったッスか?!」


『いや…そんなことはないけど』


元気の良く
黒のモジャ毛がこちらに向かってきた(コラ



『どうしたの?
切原くん?』


「実はッスね………
丸井先輩進藤先輩のこと好きらしいんスよ!!!」


『えええぇ?!』


嘘?!ホントに?!
驚きだよ……
ってか唐突過ぎるでしょ?!


確に楓と一緒に居るときの
ブン太は楽しそうと言うか…
嬉しそうだったけど



『へぇーそうか
そーなんだー』


「そこで!!俺は丸井先輩を応援しようと思ったんスけど
後輩だから、なんとも出来ないんスよ」


『だから…私に手伝ってくれ……と?』


「駄目ッスか?」



確に親友を好きになってくれる人が居るのは嬉しい

だけど
二人が付き合い出したら
それはそれで寂しい

まぁ、みしらぬ輩と楓が
付き合い出すよりマシだけど



『いいよっ!手伝ってあげる!
二人を最高のカップルにしてあげようね』



私がそう言うと
切原くんはとても嬉しそうな顔した
ブン太良い後輩をもったね



ニコニコと笑いながら
今後の計画を話す切原くんはとても可愛かった

あーこんな弟欲しかった





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