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12.デート日和



来ちゃいましたよ
日曜日!!


仁王(達)と一緒にケータイを見に行くのですよ!!



やっぱりと言えばやっぱりなんだけど
案の定寝付くが遅かった


そのせいか時間に余裕がない!!



集合場所は学校前
私はケータイを落としてしまった道を
またもや疾走していた





「お〜遅かったのぉ
お前さんで最後じゃ」


『ご、ゴメンυ』




髪と服の崩れ直し
仁王を見ると……当然私服なワケで……



くぅ!!私服が眩しいっ!!



「どうせ寝坊でもしたんでしょ?」


『その通りでございますυ楓様』




ブン太と楓の方も見るとこれまた
私服が眩しい



この三人とも
美形過ぎるんだよ!!
私浮いてるじゃないですか!!



『何で店まで行くの?』



正直言って仁王と楓には
自転車は似合わないから止めてほしい



「近くのバス停からバス乗って行くんじゃ」


『そっか!なら早く行こ!』

「誰のせいで遅くなったんだよぃ!」


『それはゴメンって』


ブン太と叫び合いながら私はまた小走りで走り出した

んで、私をブン太が追い掛けてきて
二人でじゃれ合いながら進む

それを微笑ましそうに
後ろで見ている仁王と楓

わざと距離をとっている様に見えるのは
きっと気のせい


きっと気のせい!!




「アンタらいい加減恥ずかしいのよ!!」


「楓の意見に激しく同意ナリ」



ペシッ
バシッ




「『いったー!!』」



私は楓に
ブン太は仁王に叩かれた




「仁王!!テメェ今おもいっきり殴っただろ!」


「気のせいじゃ」




バス停はすっごく近くてすぐついた

予め仁王はバスの時刻表を
確認していたのかもしれない


5分と待たない時間にバスがきた



「新月が遅れて来んのも計算の内ぜよ」


仁王がこっちを向いてニヤリと笑った


『……っ///』



お母さんっ!!
椎はここで死んでしまいそうです!!

無論、死因は鼻血による出血多量




しかも!!
聞いてくださいよ奥さん!(誰

楓が気を効かせてくれたのか
バスの席は仁王の隣!!



「お前さん機種何にするんじゃ?」


『うーん…向こうで見てから決めようかなって思ってる』


「そか」





会話終了?!


折角楓が気を使ってくたんだ
何か会話をしなくては…




「えぇ天気じゃのぉ…」



窓からさしこむ太陽の光に
眩しそうに目を細めて仁王がいった



『そうだね〜お出掛け日和って感じだね!』


「なら……今日はデート日和っちゅーことじゃな」


『なっ///』



もうー無理です!!
もう会話できません!!

仁王の顔を見ることすらできません!!




って言うか仁王サン?
自分のかっこよさ自覚してます?

もしかして確信犯だったりします?






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