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【シュン隆】-君ノ寝言-
+++君ノ寝言+++








最近,俺の兄貴こと隆兄が全然構ってくれない。
部活で忙しいのはわかる。
休みがなくて疲れてるのもわかる。
だけど,やっぱり寂しいものは寂しい。
そんな感情を少しでも補おうと毎日兄貴の寝顔を見にくるのはもう日常となってしまった。



「すー・・・すー・・・」



とても幸せそうに寝ている兄貴。
あぁもう可愛いなあ・・・
この表情を独り占め出来るのは俺だけ,
なーんて考える俺って変体なのかな?
とか考えながら兄貴のほっぺたを触る俺。
やばい,ぷにぷにして可愛い・・・
あー・・・ちゅー,したいなあ・・・
うあ,まぢで変体っぽい・・・とか思っていたら兄貴がんん・・と寝言を呟いた。
わっ起こしちゃったかな?と心配しているとふと兄貴が何かを言った。








・・うん,やっぱり俺って変体なのかも。
兄貴にだけ,ね。
こんな一言呟かれただけなのに一気にこっちまで幸せになった。
しかも顔に熱がどんどん集まっていくのがわかる。
寝ててもいい,襲っちゃいたい。
とか思ったけど明日も部活だから兄貴に迷惑をかけちゃうのは嫌だ。
だから,これだけで我慢しよう。




「隆兄,俺も大好きだよ」




と俺は兄貴の耳元で優しく囁いて,おでこに軽くキスをした。

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あきゅろす。
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