+++罰ゲームという名の+++ 「いやだって・・な?」 「な?じゃないよ。けち,少しくらいいいじゃんかー」 「帰り道だぞここ?誰かに見られたら終わりだ」 「大丈夫だって。バレないバレない♪」 「・・・いい加減にしようかシュンさん?!」 「あ」 「あははっ,隆兄の負けだね」 「うっ・・・」 コンビニからの帰り道シュンが突然しりとりをしようといいだし,始まったしりとり。 いつのまにかそのしりとりは何故か会話文でのやりとりとなり,それは意外と難しくしりとりを続けるだけで精一杯になった。 シュンが難なく簡単に普通の会話みたいなしりとりをし,俺は少しびっくりしたくらいだ。 そして結果は俺が負けた,と。 「じゃ,罰ゲーム決定だね♪」 「あー・・シュンに負けるとは思わなかった・・・」 ちくしょーと少し悔しがっていたら丁度家についた。 俺は玄関のドアを開きながらシュンへ話かけた。 「んで?罰ゲームは何をすればいいんだ??」 「決まってるじゃん,そんなの」 なーんて事を話している時俺は靴脱いでいる最中であり,完全に気が抜けていた。 ばたん! ・・・だから,シュンにいとも簡単に押し倒されてしまったのだろう。 俺が突然起こった事態を把握できず,動揺している時に無意識に少し口をあけてしまったようだ。 俺の馬鹿。 こうなるってわかっていたはずなのに,思考が追いつかなかった。 「ふっ,んぁ・・・お,いシュっぅん・・・っ!!」 「ん・・・たか,兄・・・・」 しばからくするとぷはっと絡めていたお互いの舌をほどいた。 俺とシュンの舌には透明な線が行き渡っている。 やばい,これ以上やると俺がもたなくなる・・・! どうにか理性を保とうとシュンを引き剥がそうとしたら,思いっ切り俺の上に乗られた。 「罰ゲームって言ったよね?隆兄・・・」 と不意打ちで耳元にささやかれ,俺の耳をペロっとなめてきやがった。 そして俺の顔を見て顔真っ赤だよ,可愛いなぁーもうとか言いまた俺にキスをした。 ここまできたらさすがに俺も自分が抑えきれなくなり、もうどうにでもなれ・・・!とか半分やけになり俺はシュンの舌に俺の舌を絡ませた。 ・・・これ先がどうなったかはプライドが高い俺は口がさけてもいえない。 だからこの先はご想像にお任せしようと思う。 けど,一つだけお願いがある。 やっぱり最後は『ハッピーエンド』にしといてくれ。 それだけは宜しく、な? end. [*前へ][次へ#] [戻る] |