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短編
真ん中にろうそく灯して【LTL/ギャグ?】

「今日は怖い話大会でもしようか」



食堂で晩御飯を食べていたら、急に冴木さんが言い出した。


「おっ!面白そうですねー!」
「怖い話か…怖がらせるの楽しそー」
「やろ!レミレミ達のこと怖がらせてあげる!!」
「じゃあ僕はエリカが怖がるような話してあげるよ」
「そーだな。うんと怖い話してやるぜ」
「え、やるの…?…まぁいいか」



「あの…あたし怖い話思いつくか分からないんだけど…」
「私もです」
「意外と難しいですよね…考えるのって」
「そうね…。なかなか思いつかないわ」
「つーかよ。何で怖い話なんだよ。くだらねぇだろ。」





賛成したのはカリンちゃん、タクト、エリカ、ルカ、カイ、レミ。
反対…というか悩んでるのはユキちゃん、アヤちゃん、カエデさん、ジェイ。

アキちゃんは絵を描いてるみたいなので不参加らしい。








そして私は反対である。


だって怖い話とか苦手ですし?怖いですし?
怖い話がテレビでやってたら即チャンネル変えるし、友達が面白がって怖い話を私に話そうとすれば耳を塞いで聞こえないふりするし、本当に苦手なんだよね…。




そんな私を知ってか知らずか冴木さんは怖い話大会しようとか言い出すし!!
冴木さんは私を殺す気なんだろうか。





「サクラちゃんは怖い話大会に賛成かい?」
『反対です』

冴木さんが私に聞いてきたので即答してあげた。



「賛成派は僕を入れて7人、反対派は6人だね…残念だけど多数決だからやってもらうよ?」

『……』




レミのアホおおおおおお!!!
なんでまぁいっかなの!良くないよ!!


「(なんかすごい視線を感じる…)」











**



食堂で皆で輪になり、その中心にろうそくを立てる。
雰囲気を出すためにもろうそく以外の灯りは消された。



「さてと…トップバッターは誰が行く?」


「はーい!!」



手を挙げたのはエリカ。

他には誰もいないようなので、トップバッターはエリカになった。


あぁ、怖い話が来る…!!
と思って目を瞑った。










のだが。


エリカの怖い話はなんというか…怖くなかった。
というか多分エリカ以外は怖くないんじゃないかって感じの話だった。





次に話すのはカリンちゃん。

「これはあたしの友達から聞いた話なんだけどね……」



あ、なんかヤバい、怖い。
私は反射的に耳を塞いだ。

「それでね……ってサクラちゃん!ここからが面白いのに!」
『だ、だって、怖い…!!!』
「…ほぉ。サクラは怖い話が苦手と」

タクトが変な笑み浮かべてる!!

「おっさんキモいわ」





その後、他の怖い話も聞いたけど最後の法で毎回耳塞いでやり過ごしてました。皆の話怖かった……。



あ、冴木さんのは怖くなかったな…←





「ラストは俺〜」



ラストはタクト…嫌な予感するなぁ…。



「この話は俺が高校生の時の事なんだけど……」


とタクトの話は始まっていく。






「その時バンッって音がしてね」

「風が吹いてないのに窓がガタガタ揺れたり」



タクトが"バンッ"とか"ガタガタ"って言う時にそこだけ声を大きくして言うもんだから、私は何回もビクッとなって耳を塞ぐわけで。
心臓に悪い。寿命が縮んでく気がする。






「そして、ふと後ろ見たら…ウアアアアアーッッ!!って」


『ぎゃああああああああ!!!』


ついに限界きましたああああ!もう無理!怖い話もタクトが話すと倍怖い!!



「タクト…やりすぎよ」
「えー?怖い話は怖くなきゃ」

『もう部屋戻る…!!』

「え、サクラちゃん一人で大丈夫?…あ」
「行っちゃいましたね…」
「大丈夫かな?」









**


部屋に入り、ホッと一息つく。


あー怖かった…。でも皆いたからよかった…もし1人だったら怖くてきっと死んで……





ちょっと待って私今1人だ…!!こ、怖い!1人怖い!!



そ、そうだ、アキちゃんの部屋いこう。
アキちゃんに会いたい気分!←







コンコンッ

「アキちゃん、入ってもいい?」



…ちょっと待ってみたけどドアが開く気配はない。
でもドアは少し開いていて、そこから部屋の明かりが漏れている。

…絵、描いてるのかな?
入ってもいい…かな?


ドアを静かに開いて覗いてみると、アキちゃんは絵を描いていた。
やっぱり絵描いてた!



どんな絵描いてるのかな?ちょっと見てみよう……















「ぎゃああああああああ!!!」








アキちゃんの描いてた絵は私から見れば怖い雰囲気で、怖い話した直後だったからさらに怖い雰囲気が出てて…とにかく私は怖い!!



そしてアキちゃんの部屋を出た私は、怖かったので自分の部屋には戻らずに食堂へと全力疾走しました☆

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